イエコト・ミシュラン #052 PickUp3



みなさまこんにちは、ハザマです。昨日の日曜日はバレンタインデーでしたね。先日“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”の語らいでも素敵なメッセージがたくさんでしたが、みなさまも何かいいコト、ありましたか? 私はかろうじて一つだけ(笑)、友チョコをいただきましたw 昨年出合って大好きになったドゥバイヨルのブラックチョコレート。私の好きなものを知って贈ってくれる友の、コク深い友愛の味わいでございます♪ そして私からもいつもお世話になっている人たちへ、今年はホワイトチョコレートのラスクをメッセージカードとともに送りました。小さなチョコレートでありがとうの気持ちを渡すことが出来るバレンタインデーも、いいものですねw


さて、今日は“イエコトミシュラン”#052のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。「美味しさへの知恵とアイデア!保存食レシピ・コンテスト」のテーマでお寄せ下さったたくさんのメッセージ、今回はまた素晴らしいレシピ集となりました! 果物に野菜、お肉やお魚、海藻から穀類にいたるまで、ありとあらゆる保存食作りやわが家のアイデア・レシピを教えて下さったほか、私にはまったく未知であっためずらしい保存食も登場して、驚くばかりの名いわしに! いつも熱く盛り上がる料理コンテストですが、今回も予想をはるかに上回る素敵な探究心がいっぱい。みなさまどうもありがとうございました!


イエコト・ミシュラン #052 ピックアップ賞・ノミネート賞

#052は「美味しさへの知恵とアイデア!保存食レシピ・コンテスト」のテーマでご投稿頂きました。
まず、干すことで旨味を閉じ込める保存食には「干ししいたけ」「干し柿」「干し肉作り」「切干大根」「梅干し」など。これらお馴染みのものですが、頂いたメッセージではみんなナント自家で手作りされているというものばかりでした! なかには「乾物を素敵に使いこなそう」という、会社での調理実習会のレポートとレシピのご紹介もあって楽しかったw また漬けることで素材の味と滋養を引き出す保存食には、「ニンニク醤油とサンショウ醤油」「イカの塩辛」「わさびの酒かす漬け」「漬け物 ぬか漬けなど」「らっきょう」「マリネ」「レモンのハチミツ漬け」「梅酒」をはじめ、それぞれに多彩なレシピ展開や栄養素の紹介が。また「トマトソース」「ジェノベーゼソース」「カレー」などをたくさん仕込んで冷凍保存し、いつでもさまざまな料理へと変身させる便利アイデアもいっぱい。「果物を凍らせて保存」すると後でケーキ作りやジュースにと活躍したり、「しじみを冷凍に」すると保存がきくだけでなく旨味が格段にアップしたりということもあるんですね! さらに「缶詰」「乾麺」「こうや豆腐の昔、今」などの保存食や乾物を美味しく、バラエティ豊かに味わうレシピもいろいろご紹介下さいましたw


そんななかから、今回も悩み抜いて!サプライズと美味しさの創意に満ちたアイデアとして(一ツ星)〜★★★(三ツ星)のピックアップ賞&ノミネート賞を選ばせて頂きました。これはまさに保存版。レシピ帳メモとともに、さっそくお試しあれ!



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 ★(一ツ星)

「陳皮を作ってみた」by id:iijiman


今回のお題の例で、ハザマさんが記されていた「陳皮」、実は、こんなテーマが出るとは知らずに、先週作っていました。
「陳皮」は、温州みかんの皮を乾燥させたものです。「はまぞう」で検索したら楽天でも売っていました。

rakuten:kojuken:429864:detail

一方、その「作り方」を検索してみますと、ありました。
http://teisyoku83.seesaa.net/article/14167680.html
さて、実際に商品(漢方薬)として売られている「陳皮」は、古いものほどよいとされ、1年以上時間を置いたものがよいそうです。
では、逆に「出来たての陳皮」というのは、どの程度「ダメなもの」なのでしょうか?
という訳で、作ってみました。
うちは温州みかんの産地に住んでいますので、みかんは無人販売所で100円〜200円くらいで調達します。ちょっと傷物だったりしますが、全然問題ありません。美味しくみかんの実をいただきます。
そして、皮を残す訳ですが、ヘタの部分は取り除いておきます。で、ザルに入れて日当たりのよいところに放置して乾かします。5日くらい経った様子が、下の写真です。



先述のブログの方によれば、本当はその前に、表面のワックスを拭き取った方がよいようですね。でも、多分私たちが食べていたのは、市場に出す前に選外となって、ワックス掛けをしていないみかん(艶がない)だったので、問題ないと思います。(普通、スーパー等で売っているみかんには、ワックスが掛けてあります。これは、見た目を艶やかにするだけでなく、みかんを腐りにくくするという理由もあります。)
さらに乾燥させて、1週間から10日くらい経つと、みかんの皮はカラカラに乾いて、少し縮み、硬くなります。
これで一応「陳皮の出来上がり」ということになりますが、このままでは使いづらいです。
そこで、家庭用のミルミキサー(電動ミル)で細かく砕いて、粉にしてみました。そうしたら、これが見事に美しい黄色い粉になったのですね。古い陳皮だと、この色は出ないかもしれません。



さて、この「新物の陳皮」。どんな味かと申しますと・・・ハザマさんは既に御存知のことと思いますが、これがなかなか意外に、フレッシュないい香りがします。香りは紛れもなくみかんの香りですが、カラカラに乾いていたとは思えないほど、新鮮な香りがします。とても「食べ残した皮を放置しただけのもの」には思えません。苦みはほとんど感じませんでした。というかあまり「味」はないです。なめてみますと、強い香りが印象に残ります。
使い道ですが、やっぱり紅茶に入れるのが一番いいようです。焙じ茶にも入れてみましたが、あまり美味しくありませんでした。緑茶も多分あまり美味しくないと思います。紅茶が一番相性が良さそうです。
フレッシュな柑橘の香りのするフレバリーティーになります。
これに使う紅茶は、安い紅茶で充分です。上等な紅茶ですと、その紅茶本来の香りと味わいをうち消してしまうので、もったいないです。
多分、クッキーを作る人なら、クッキーに混ぜても美味しいだろうなと思います。
「乾かしてミルで粉にするだけ」、簡単に出来る割に、驚くほど上質の香りが楽しめるのは、ちょっと嬉しい発見でした。


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ミシュランコメント

イムリーに実践されていた「陳皮」作りの写真付きレポート、どうもありがとうございます! 私の素朴かつ大きなオドロキは…「ミルミキサー(電動ミル)で細かく砕いて、粉に」されたところ。これだと果物の皮の利用でも、後で捨てるところもなくすべてをいただくことが出来る。しかもパウダーがきれい。お茶はもとより、クッキーやケーキづくりにも、乾燥させただけのものよりパウダーの方がより香りもひろがって美味しくなると思います。私は乾燥ショウガにパウダーがあることを知りながら、陳皮パウダーには思い及ばず…。それをご自身の手で発見されて、本当に素晴らしい。大きなを贈呈します! 私もさっそく、レモン、柚子、オレンジ類、リンゴなどをいただいた後にいろいろ試してみますね。あ、陳皮は意外とさっぱりめの緑茶にも合うんですよ。ぜひお試しを!

 ★★(二ツ星)

「日持ちしてお鍋の具にもなる南部せんべいby id:CandyPot


南部せんべいはお米でなく小麦粉から作られます。元は八戸藩が備蓄していた非常食だったということですから、日持ちの良さは折り紙付きです。
小麦粉を水で溶いて焼く煎餅の名が付く食べ物は、神戸市や香川県高松市の名物・瓦煎餅や、東京都青梅市の青梅煎餅など各地にありますが、南部せんべいの特徴は、ただ小麦粉を溶くのではなく、うどんを打つようにしっかりとこねてグルテンを引き出すことにあります。この作り方は、発酵はさせませんが、パンに近いと言えるかもしれません。
実際、面白い話があります。青森県新郷村(旧戸来村)には「キリストの墓」伝説があるそうですが、それと一緒で、南部せんべいユダヤの人たちが食べていた種を入れないパンが元祖だというのです。キリストの墓伝説そのものの信憑性が不明ですから、南部せんべいユダヤ渡来説も真偽のほどはまったくわかりませんが、料理法としてはそれありかも、という感じがします。


南部せんべいは地元ではどこにでも売っているポピュラーな物だそうですが、東京では探してもなかなか見つからないので、作り方を調べてそれっぽい物を焼いてみることにしました。プレーンな白せんべいと呼ばれる物のほか、ゴマ、クルミ、落花生などを加えて焼くなど色んなバージョンがあるようです。


材料
薄力粉…100g
塩…小さじ1/4


材料はただこれだけです。ここに重曹やベーキングパウダーを加えるといった説明も見ますが、小麦粉と塩だけとする説明もあり、どうしようと悩んだのですが、この時はせんべい汁の具にしたいために作ったので、ふくらませなくてもいいじゃんということで割り切りました。普通に食べるなら、ちょっとベーキングパウダーを加える方が食感がよくなると思います。もしかしたらお鍋にも、ちょっと発泡させた方が味の染みがよくなるかもです。


では作り方です。まず薄力粉と塩を混ぜてまな板の上でお山にして、真ん中をくぼませて、そこに水50mlほどを徐々に注ぎつつ、粉をまとめていきます。うどんの打ち始めと同じ要領です。
生地がまとまったら濡れ布巾で包んで、冷蔵庫で2時間くらい寝かせます。
寝かせ終わった生地をよくこねて、滑らかな生地にします。これもうどんと同じ要領です。あ、もしかしたら南部せんべいって、うどんの文化と同じ起源なのかもしれませんね。
生地を直径3センチくらいの棒状に伸ばし、上の分量なら16等分します。そして切った生地に打ち粉をして、直径10センチくらいの円に伸ばします。こんな感じ。
http://kesayangan.exblog.jp/3715507/


では焼きます。南部せんべい焼き器というすばらしい物がありますが、
http://item.rakuten.co.jp/manmaru/10017399/
うちには無いのでホットプレートでやることにしました。温度は150℃。
平らに伸ばした生地をホットプレートに乗せ、生地を覆う大きさに切ったオーブンシートを被せて、手早くお好み焼きのコテのような物でギュッと押しつけます。 1回に焼くのはこの押しつける手順の関係で4枚くらいとしておきましょう。残り3枚も同じように乗せて、オーブンシートを被せて、押しつけてを手早く繰り返していきます。4枚並べたらその上に平らな板を乗せ(私はアルミのお盆を使いました)、お鍋に2リットルほどの水を入れて重石として乗せておきます。
5 分くらいたったら重石と板をどけて、オーブンシートも剥がして生地を裏返し、再びオーブンシートを被せて板を乗せ、重石を乗せて反対側も焼いていきます。こうしてしっかり圧力を加えながら裏表5分ずつ焼いたら完成です。残りも同じようにして焼いていきます。オーブンシートは使い回しOKです。これで南部せんべいモドキができあがりました。湿気させなければかなり日持ちします。


いよいよ待望のせんべい汁作りです。最もポピュラーなのは鶏肉を中心にした醤油味だそうですが、豚肉を使うこともあるそうです。八戸は海の幸が豊富ですから、白身魚などを使って塩味で調味するバージョンもあるそうです。魚には焼きサバや、川魚のウグイなどが使われることもあるそうです。さらに八戸は馬の産地でもありますから、味噌味の桜鍋とするのもあるそうです。この場合は最初は桜鍋として食べ、締めにお煎餅を入れて食べるのが通だとか。この場合のお煎餅は、鍋の締めとしてお馴染みのうどんと同じ役割ですね。
私は今回、昆布だしに醤油、みりん、塩、酒で味を付けたおつゆに、鶏肉、人参、ごぼう、ネギ、糸コンニャク、椎茸、舞茸などを具にした鶏肉醤油味バージョンでやってみました。詳しいレシピは検索すればたくさん見つかりますからそちらをご覧いただくとして、青森には魚醤の文化もありますから、私はちょっと魚醤も加えてみました。またキノコ類はたっぷりと。これが味の決め手になると思います。お煎餅は具が煮えたら、食べやすい大きさに割って汁に浸して、アルデンテくらいの煮え加減で食べます。
実は私は一度も本場の本物を食べたことがないので、地元の人が見たら、それ違うよ、という点がたくさんあると思いますが、でもおいしかったです。まだお煎餅の残りがあるので、今度は海の幸塩味バージョンで食べてみたいと思います。南部せんべいは保存がきくので、冬の最初にいっぱい焼いておけば、一冬どんな鍋にでも入れて楽しんでいけますね。北国のすてきな保存食です。


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★★ ミシュランコメント

ここにご紹介頂いた「南部せんべい」は、何だかこれまでのイメージとまるで違うめずらしい食べ物のような気がしたのは私だけでしょうか? ピーナッツ入りのちょっぴり甘いおせんべいと思っていたら…。小麦粉と塩と水だけで、本当におうどんの材料そのまま、つまりうどんせんべい?のような感じなんですね。私も少し調べてみると、やはり「せんべい汁」には「かやき」という白せんべいを入れるそうで、ご紹介下さった材料と同じようです。また、もともとは蕎麦粉で作って主食にされていたそうで、少し合点がいきました。つまり主食としてのせんべい!なんですよね。しかも保存食で、そのままでも調理しても食べられる! これって、主食の保存食として最高ではないかと、ワタシ的にはすごい発見。さらに「せんべい汁」という未体験鍋料理の美味しそう〜なレシピにワクワクしながら、★★を贈ります!

 ★★★(三ツ星)

「健康によく長持ちする酢大豆」by id:tough


酢大豆の作り方は非常に簡単です。炒り豆をただお酢に漬けるだけ。容器は適当な広口瓶をよく洗い、煮沸消毒すれば準備完了です。フタは焼酎などで拭いて滅菌してください。瓶の高さ1/3ほど炒り豆を入れ、2/3程度までお酢を注いで、軽くフタをして冷暗所へ。そのうち大豆がお酢を吸ってぶわっと膨らんできますから、もしお酢が減って大豆が顔を出してしまうようなら、お酢を追加してください。瓶一杯に作らないのはこのためです。


炒り豆は、乾燥した状態の大豆をざっと洗い、水気を切ってすぐに適当なフライパンか何かで乾煎りして作ります。火は中火の遠火です。鍋の中でガラガラガラと転がしていると、そのうち豆の皮が敗れてきます。そうしたらそろそろ煎り上がり。火から下ろして粗熱を取り、適当なお皿にでも移して冷ましてください。黒豆が使えると、黒い色素成分アントシアニンの効果も加わってさらにいいですね。


お酢にも黒酢が使えると、とても健康に良さそうですが、普通の米酢でも全く構いません。たまに「何々酢は普通の酢と違いクエン酸が豊富に含まれ健康によい」といった趣旨の宣伝文句を見かけますが、普通のお酢の成分である酢酸も体内に入ればクエン酸に姿を変えますから、立派にいわゆるクエン酸回路を担ってくれるのです。逆にクエン酸もまた体内で酢酸に分解され、代謝に関与したり脂肪酸の合成に使われるなどしていきます。これらの有機酸は必要に応じてその場その場で適した形になりながら働いてくれるのです。ですからとにかく何酢でもいいですから、お酢有機酸を積極的に摂取していくことが大切なんですね。
むしろ黒酢で注目出来る成分はアミノ酸ですが、酢大豆は大豆の豊富なアミノ酸が吸収されやすい形になっていますから、お酢と大豆が一緒に食べられる酢大豆なら、安く手軽にヘルシーなお酢生活が実現出来るというわけです。


漬け込んだ酢大豆は4〜5日すれば食べられるようになります。が1週間くらいは寝かせておいた方がお酢のカドが取れて食べやすくなると思います。保存はかなり長期間可能です。極端な話、お酢が腐っていなければ何年でも、といった感じですが、食べるために作るのですから、日常的に食べてどんどん次を作っていくようにしていくのが理想です。


食べ方ですが、そのまま食べる場合は、食前に5〜10粒ずつというのがお勧めです。食欲が増してきます。食前にお酢を飲むのと同じ効果ですね。そこに大豆の栄養と健康効果が加わります。


胡麻和えを作る時、胡麻をすったすり鉢にさらに酢大豆適量を加えてすり潰してから和えていくのもいい方法です。おひたしの上に丸いままトッピングしてもいいですね。


最後に酢大豆を使ったパワーの付く煮付けをご紹介してみます。
1.まずタマネギ1個をフードプロセッサで粉砕ます。
2.ボウルに豚肉薄切り100gを入れ、粉砕したタマネギを加えて揉み込みます。
3.醤油大さじ1を加えさらによく揉み込んで、30分ほど置いておきます。これで肉に下味が付くとともに、タマネギの成分が酸素と結びついて血液をサラサラにする成分になります。
4.ニンジン、レンコンなど適宜の根菜を適宜の量、食べやすい大きさの輪切りにします。レンコンは切ったら酢水に放っておきます。
5.生姜を一かけ、千切りにします。
6.鍋に
 ・酒 80ml
 ・酢大豆の酢 80ml
 ・味醂 40ml
 ・千切りにした生姜
 ・好みで一味唐辛子少々
 を加えて一煮立ちさせます。
7.まず根菜類を入れ、さらに酢大豆適量(1カップくらい)を加えて、火が通ったら、まぶしたタマネギごと豚肉を加えます。
8.肉に火が通ってきたら醤油大さじ1程度を加えて、煮汁を飛ばしながら炒り煮にしていきます。
9.煮汁が飛んだら器に盛って白髪ネギを散らし、これでアミノ酸スコアに優れたパワーの付く煮付けの完成です。


こんなふうに料理に応用すると、大豆だけでなく、漬けているお酢も無駄にせずに使い切っていけますね。保存が利き、健康によく、料理にも使っていける酢大豆をぜひどうぞ。


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★★★ ミシュランコメント

「酢大豆」とははじめて教えて頂きましたが、よく知られているものなのでしょうか? こんなに簡単に作れて、優れた健康食で、考えてみると梅干と同じくらい日本の食卓に浸透していてもおかしくない常備保存食ではありませんか?! お酢を毎日少しずつ摂ることって案外難しく、何か長続きする方法はないかと思っていたところへ、この「酢大豆」。簡単な作り方にビックリ 、酢と大豆の健康黄金コンビで★★ 、ポリポリと美味しそうなことに加えて和え物や煮物にも展開出来る調味食材としてのパワーで★★★ ! 実は私ももう材料をすべて揃えたところ。明日にも漬けて、わが家でも定番の食前常備菜にさせて頂きます!

「昔ながらの素朴な味、干し芋がら(干しずいき)」by id:Oregano


以前こちらでご紹介した芋がらを、今回はちょっと詳しくご紹介してみたいと思います。
http://q.hatena.ne.jp/1254199798/235372/#i235372


まず干し芋がら(干しずいき)の作り方から。
材料となる里芋の茎は、一度霜が降りてから収穫された物が適しています。この条件は必須ではありませんが、一度霜に当たった物の方が柔らかい口当たりになります。
しかし生鮮品として店頭に出回るのはそれより前の季節のことが多いですから、できることなら自分で里芋を栽培するといいですね。・・・続きを読む

「乾パンを焼いてみる」by id:momokuri3


非常食としてお馴染みの乾パンは、明治時代にドイツのビスケットを元に、日本風にアレンジして開発された物でした。その名も「重焼麺麭」(じゅうしょうめんぽう)。ビスケットの語源であるラテン語の「ビスコクトゥム・パネム」(二度焼いたパンの意)そのままですね。後に「重焼」が「重傷」に聞こえて縁起が悪いと「乾麺麭」(かんめんぽう)と呼ぶようになり、現在では麺麭の語をパンに置き換えて「乾パン」の名称が定着しています。
何ごとも自作してみないと気が済まない私ですので、今回は乾パンの正体を知る意味も含めて、ためしにこれを焼いてみることにしました。・・・続きを読む

「江戸な調味料、煎り酒」by id:vivisan


保存食にはいるかわかりませんが、調味料もなんらかのかたちで人間の口にはいるものですので、広義の保存食ということであげてみます。


煎り酒という言葉をご存知ですか?江戸時代になって醤油という調味料が出回りますが、それまでお醤油がわりに使われていた調味料なんです。私は時代小説で初めてこの言葉を目にしました。

雛の鮨―料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)

雛の鮨―料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)

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「自家製アンチョビ」by id:canorps


新鮮な、カタクチイワシやヒコイワシ(小さなイワシのことです)が沢山手に入ったら作ってみませんか?
我が家ではこの小さなイワシが沢山売っているとアンチョビーを作ります。
作り方は簡単です。ただししばらく待たなくてはなりませんが・・・。


1. コイワシの頭を落とし、内臓を抜き、指で腹を割き、よく水洗いをします。この時骨も取り除きます。尾やうろこも取り除くと良いです。
2. 開いた状態のイワシによく塩をかけ再び閉じてもとの形にします。・・・続きを読む

「干し飯(糒)作り」by id:Fuel


米を備えると書いて糒(干し飯)。ご存じ日本の伝統的な穀物加工法です。大宝律令に続く律令である養老律令の中の倉庫令では、炊かない米の保存期間は9年と定められていましたが、干し飯に加工した物はずっと長期の20年保存出来るとされていたそうです。干し飯というと武士の野戦食や旅人の携帯食のイメージが強いかもしれませんが、これはれっきとした保存食なんですね。
また延喜式にも新嘗祭などの供え物として干し飯の項目があります。このことから、干し飯は他に食べる物がない時の代用食ではなく、立派な主食のひとつだったことがわかります。・・・続きを読む

「魚の焼き干し」by id:TomCat


干物の一種ですが、生の魚を干すのではなく、焼いた魚を干すのが焼き干しです。加熱してから干すところは煮干しと似ていますね。煮干しは普通の干物と違って常温で長く保存が可能ですが、焼き干しも加熱によってタンパク質を熱変成させてから干しますから、肉汁や脂分がジクジクが染み出したりすることがほとんどなく、かなり長持ちするんです。
昔からある伝統的な加工法なので、作り方もとても簡単。ほとんど書くことがないくらいシンプルです。魚をさばくことが出来る人なら、すぐに手作りできますよ。・・・続きを読む

「煮昆布」by id:gallerybaaba


以前は、乾物屋さんで塩昆布用にカットしたものを求め、佃煮風塩昆布を作っていましたが…。
最近我が家でヒットの【エコ健康食品】のレシピです。


1. お雑煮,汁物のお出汁で使ったダシ昆布や、昆布〆で使ったあとの昆布をその都度冷凍しておきます。
2. ある程度の量が保存できたら、1.5cm角程度にカットします。
3. カットした昆布を大きめの鍋に入れ、水をたっぷりと注ぎます。
4. ふきこぼれに注意し、途中何度か差し水をして、軟らかくなるまで煮ていきます。・
・・続きを読む

「我が家の保存食、セミドライトマトby id:sumike


ミニトマトは小さくても、普通のトマトの倍近い栄養価があるんです。
調理無しでそのまま食べられるのも魅力ですが、セミドライトマトにするとぎゅっとトマトの旨みが凝縮されて、
そのまま食べてもパンにのせても、パスタや炒め物など料理に入れても美味しくて、昔ながらの乾し椎茸や梅干みたいな万能食材に変身します。
このセミドライトマトの作り方は、天日干しが一番ですが、電子レンジやオーブンを使うと、とっても簡単に作ることができるんです。
?プチトマト(小さめがおすすめ)を洗ってヘタを取り、・・・続きを読む

「キャベツの塩漬けと応用レシピ」by id:TinkerBell


野菜には、お漬け物という優れた保存方法がありますよね。
お安い時にいっぱい買って漬けて保存しておけば家計も助かるし、消費者価格が安いということは生産者価格も下落して農家が困っているということですから、消費を伸ばせば生産者も助かります。
そこで今回は、豊作と不作の差が激しい野菜の一つであるキャベツをお漬け物にして保存する時のコツと、その応用レシピを考えてみたいと思います。
まずキャベツの漬け方です・・・続きを読む

「ハニージンジャー(ショウガの蜂蜜漬け)」by id:YuzuPON


ショウガには、血行を促進したり、体を温めたり、新陳代謝を活発にする、発汗を促進する、鼻づまり・冷え・頭痛・咳・食欲不振などを改善する、吐き気を止めるなど、風邪の季節にはうれしい効果がたくさんあるとされています。ショウガには抗酸化作用や免疫の力を高めてくれる効果があるそうですから、元気な時にも継続的に摂っていきたい食品ですね。
またハチミツはブドウ糖と果糖が主成分で、消化器官にほとんど負担をかけずに吸収されてエネルギーになるという特性を持っています。しかもブドウ糖は速やかに、果糖はゆっくりと吸収されていくので、お腹に負担をかけないのに腹持ちがいい・・・続きを読む

「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈MYウィンターカラー〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:VEGALEONさん、ご投稿ありがとうございました。




「シャコバサボテン」
我が家の冬の玄関先にシクラメンとならんで華やかなピンク色の花で彩ってくれるのが、この「シャコバサボテン」です。別名「クリスマスカクタス」「デンマークカクタス」、「カニサボテン」とよく似ていますが、葉の形が微妙に違います。育てる気温で花の色が変化しますよ!前の冬はもっと淡いピンクの花でしたが、この冬は御覧のように濃いピンクになりました。


スナップコメント
サボテンの花って冬に咲くものなんですね、栽培の経験がなくてはじめて知りました。
それに、こうべを垂れるほどに大きくて美しい花がこんなにたくさん!
年を追うごとに少しずつ花の色が変化していくというのも面白い。
毎年冬の窓辺を彩ってくれるのも、手をかけて育てておられるからこそですねw
−ハザマ−


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