2012.3.27 〜 2012.3.31


3月27日
新たな人生の門出に樹木の苗を贈る」by id:Catnip


入学・卒業を祝ってパーソナルな記念樹。庭があるイエなら大きくなる木を選んで、将来それを見上げてもらう夢とともに贈ってもいいですし、マンションなら、大きさより実りで育ちを実感してもらえる果樹などがいいですね。


どのような木を贈るにしても、まず植えることが可能な場所、あるいは鉢が置ける場所の広さや日照などの条件をよく確かめ、それに適した木を選ぶことが大切ですね。ですからサプライズというよりは、逆に贈りたいイエのみなさんとよく相談をして、将来なぜこの木を選んだのかという理由まで奥深く語れるような、より心のこもった贈り方が素敵だと思います。


庭に植える木を贈る場合は、植える時期の考慮も大切。一般に落葉樹は春がまだ来ない休眠期に、常緑樹は少し春めいてくるお彼岸過ぎから新芽が吹く前が適しているといわれています。実際の卒入学式より少し早くなってしまいますが、卒業が確実になった時点で、入学記念なら小学校のランドセル選びとほぼ同時期にお祝いできますね。


まだ小さな段階の常緑樹は、冬や夏の気候が極端な時期を避ければ、幅広い時期に対応してくれる種類が多いようです。柑橘類は一般に春から梅雨時くらいまでが適期と言われるものが多いですから、卒業・入学のスケジュールに合わせやすいかもしれません。


植え付け方法は、一般に「水極め」という、水を使って根の間にしっかりと土を入れていく方法で行います。松のような根の共生菌が大切な木は、丁寧に棒で突きながら根と根の間にまで土を入れていく「突き極め(土極め)」で。しかし、自信がなければプロにお願いして植えてもらってもいいですね。Do it yourself の精神も尊いですが、プロに作業してもらうほど大切に贈るんだという気持ちをあらわすのもいいと思います。


大切に育ててもらえば一生を共にしていける記念樹。地域を緑化し、木の種類にもよりますが、小鳥をはじめさまざまな生き物たちにも安らぎの場や命の糧を与えていくその存在は、社会に役立つ人になってほしいという願いを、きっと伝えてくれると思います。



3月28日「春野草の天むす」by id:MINT
3月29日「菜の花畑で昆虫観察とおべんとう」by id:CandyPot
3月30日「新年度に備えて自転車を新調」by id:Oregano
3月31日「玄関を明るく春色に模様替え」by id:watena