イエ・ルポ 2 #050 PickUp5



みなさまこんにちは、ハザマです。昨日は「建国記念日」の祝日でしたが、みなさまいかがお過ごしでしたか? 少しあたたかい日があったかと思うと、東京は雨とともにまた寒さが戻ってきました。私は少し着物を出して寒中の虫干しでもしようと思っていたのですが、空気が乾いていないのでは仕方がない…と、のんびりチクチク針仕事をして午後を過ごしました。帯のほつれたところを繕ったり、ちりめんの端布で帯揚げを手作りしたり。美しい布を触っていると、本当に心やわらぎますね。これから春に着るものも少しずつお手入れしていこうと思っていますw


さて、今日は“イエ・ルポ 2”#050のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は「趣味・思い出集め・収納法まで!〈我が家の幸せコレクション〉」のテーマで、みなさまのご趣味をめぐるユニークなコレクションやその楽しみ、手作り品や思い出の宝物とその収納やディスプレイ、さらにあったかな家族のエピソードもいっぱい聞かせて下さいましたねw 写真を付けてご紹介下さったタイトルもたくさんで、とても楽しかったです! イエで好きなモノに囲まれて過ごす素敵な時間を垣間見せて下さったみなさま、本当にどうもありがとうございました!


イエ・ルポ 2 #050 ピックアップ賞・ノミネート賞

#050では「趣味・思い出集め・収納法まで!〈我が家の幸せコレクション〉」のテーマでご投稿頂きました。
まずこだわりのコレクションからご紹介すると、「世界地図」「絵画」「ポスター」「映画のチラシ収集」「お守りと御朱印」「切手収集」「外国のコイン」「ミニカーコレクション」「ミニチュア集め」「CD」「入浴剤」「お茶」などなど…。もちろん、大切に集めてきた「本の収納」は今回もマイスターツリーになる勢いで語らいが盛んでしたね! そして思い出コレクションには、「観光先のチケットやパンフレット」「写真」「手紙」がトップ3といった感じで、いずれも整頓の仕方や収納にお悩みの方が多いようでした。日頃撮った写真は「スクリーンセーバー」に組み込んで楽しまれていたり、デジタルフォトフレームでデータのまま気軽に見られていたり…素敵なお部屋の彩りにもなっているんですねw また「手紙」の話題では、ご結婚される時にご主人から贈られたラブレターが宝物♪というお話や、かつてお父様が出張先からよく送ってくれていた手紙は特別!といった、素敵な家族のエピソードに心あたたまりましたw


そんななかから今回は、それぞれにコレクションされているモノとその世界の魅力をじっくりと語って下さったルポより、ピックアップ賞・ノミネート賞を選ばせて頂きました。ご覧下さい、ご趣味もコレクションも実に多彩で素晴らしい! 好きで楽しくて、興味も尽きず没頭してしまうモノのあるイエと暮らしは本当に素敵です!


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「千代紙コレクション」by id:MINT


私が集めているのは千代紙です。初めて千代紙を手にしたのは小学生の時でした。友だちが学校に千代紙の折り紙を持ってきていて、わぁきれいと言ったら、その中の一枚をくれたんです。お雛様の着物みたいなきれいな柄。その日一日、授業なんてそっちのけで、教科書を見るふりをして、ページの間に挟んだ千代紙を眺めていました。


家にもこういう紙を貼った小箱があったなぁと思い出して、帰って探してみるとありました。数種類の千代紙を貼り合わせて装飾した、かわいい小箱です。
わぁ、色んな模様がある。ここも、ここも、今日学校で見せてもらったのと違う。千代紙の模様って何種類くらいあるんだろう。すっかり千代紙に魅せられた私は、それからしばらく、千代紙の模様を模写するお絵かきにはまりました。実物を見ながらはもちろん、学校の図書室で千代紙のことを調べて、そこに載っている写真の模様も書き写しました。


中学生になってしばらく千代紙のことは忘れていましたが、友だちのお付き合いで入った手芸店に千代紙のコーナーがあって、そこでたくさんの千代紙たちと再会!全判(使われる和紙によって全判サイズは異なりますが、小判で90cm×60cm くらいの大きさです)の物は高価ですが、ワゴンの中には千代紙の端切れがいっぱい入っていて、そちらはとってもお手頃でした。思わず買ってしまい、そこから少しずつ千代紙集めがはじまっていきました。


いったい千代紙の模様って何種類ぐらいあるのでしょう。私はおそらく、伝統的な柄だけに限っても千種類は下らないと思います。
千代紙のもとは、京のみやこで上流階級の人たちが進物の上掛けなどに用いていた絵奉書だといわれています。奉書紙とはかつては宮中専用だったといわれる上質の和紙で、これが室町時代に幕府の公用に用いたことから、命令の紙、奉書紙と呼ばれるようになった物です。そういう上質な紙に季節の花などを美しく描いた物が絵奉書でした。
それが江戸に渡って、木版画によって刷られる江戸千代紙になりました。木版で刷っていきますから、お値段はずいぶん庶民的な物になりました。それでも手作業の多色刷りですから、刷り上がるまでには大変な手数がかかります。ものによっては数日かかって刷り上げる物もあるそうです。


今は千代紙の模様を機械で印刷した物も売っていますが、まだまだ昔ながらの手作業で木版刷りしている版元さんもあります。特に江戸千代紙の伝統を守り続けているのが、東京台東区にある「いせ辰」さんです。
http://www.tctv.ne.jp/miyakyo/tenpo/kikujudoIsetatsu/index.html
創業は元治元年(1864年)。ここのご主人の三代目だった人は特に歌舞伎界との親交が厚く、歌舞伎にちなんだ柄をたくさん作り出しています。きっと昔の娘たちは、ライブ会場でグッズに群がる女の子たちのように、かっこいい役者さんにちなんだ千代紙を、キャーキャー言いながら集めたりしたんでしょうね。


さて、私のコレクションですが、千代紙には大きな全判サイズから、折り紙の大きさに裁断された物まで多様なサイズがあります。しかも和紙は作られる地方や作り手によって使っている漉簀(すきず)や桁(けた)の大きさがまちまちですから、漉き上がる紙のサイズもまちまち。だから一つに束ねて重ねてしまっておくということができません。似たような大きさごとに分類して収納する必要があるんです。


さらに一口に千代紙といっても色々な種類があり、模様のいわれも様々ですから、そういう分類もしたくなります。同じ江戸の千代紙でも、上にも書いた歌舞伎の模様にちなんだ物はどちらかというと浮世絵の文化に近く、お人形さんの着物の模様のような物はどちらかというと友禅の文化に近いなどの違いがあります。


さらにやはりコレクターとしては、同じ模様の物を最低三枚は持ちたいんです。一枚は永久保存用。一枚は鑑賞用、一枚はそれでお雛様を作ったり、小箱に貼ったり、折り紙を作ったりする実用のためです。だからそれらの用途ごとに分けて保存する必要もあります。だって大切な永久保存用を切ってしまったりしたら大変ですから。


こんなふうに千代紙の収納は分類が細かくなって、すごく空間を消費してしまいます。そこで私の部屋のクローゼットは、一区画がまるまる千代紙専用になっています。クローゼットの内側の壁に本棚の棚板を受けるようなネジを取り付けて、自由な高さの棚板を何段も渡せるようにして、そこに色々なサイズの箱を引き出しのように入れて使っています。


どこに何が入っているかは、千代紙ノートに記録します。工作用千代紙の一部を切り取ってノートに貼り、そこに購入日付、お店、価格、種類やサイズ・模様のいわれなどのメモ、そして「い一番」とか「は五番」なんていう箱の番号を添え書きします。これを眺めているだけでもうっとり。心は花のお江戸にタイムスリップです。


あと、千代紙を束ねて表紙を付けた「手作り千代紙絵本」も作っています。文字は何も書かず、純粋に千代紙の模様と質感を楽しむ手作り本なんですよ。もちろん和綴じです。これは主に、たった一枚しか手に入らなかった端切れの千代紙などの保存用です。


手刷りの千代紙は、全く同じ模様でも、紙ごとに微妙に味わいが違います。だから全ての千代紙が一期一会。もうこれ持ってるからいらない、と言えないのが千代紙なんです。出会う全てがほしくなってしまう、ある意味泥沼てすね(笑)。いつか千代紙博物館なんて作りたいなぁと夢見ています。


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「大量のレコードにうずもれたイエ、でも専用収納棟の秘策あり!」
by id:momokuri3


以前も何度か書いたことがありますが、〈我が家の幸せコレクション〉は、父と私のレコードライブラリです。ここでいう「レコード」とは、音楽その他の音声を記録した媒体全般のこと。アナログレコードもCDもオーディオテープも全て含みます。一部、ビデオテープやDVD、Blu-rayなどの映像記録媒体も含んでいます。私たち親子の目標は、レコードによって文化を収集していくこと。ですから、個人的な趣味に合う合わないは別問題にして、入手可能な物は手当たり次第まず集めておくことをにしています。


もちろんここでいう「入手可能」は予算の問題を含みますから、新たにリリースされる商品を片っ端から買い集めることは出来ません。そんなことをしたらジャンボ宝くじの一等が当たったとしても、あっという間に破産でしょう。そこで、購入対象の優先順位は決めています。


まず優先順位第一位はロックを中心としたポピュラー音楽(ここでは便宜的にクラシックと日本の歌謡曲を除いた音楽ということにしておきます)のアナログレコード。これは見つけたら即購入です。CDで再リリースされている物は若干後回しになりますが、一度の出会いを逃せばもうめったに出会えないことが多いですから、極力見つけ次第購入することにしています。同じマスターテープから起こされた物でもCD化にあたってはリマスタリングが施されて音が変わりますし、ジャケットやライナーなども文化の収集という面では大切な要素ですが、それらもCD化にあたって完全に復刻されることは少ないですから、やはりアナログレコードとCDとは別物です。


優先順位第二位は、同じくロックを中心としたポピュラー音楽で、廃盤になって相当の期間が経過しているCD。


第三位はジャンルを限らず、メディアの稀少さから保存しておきたい物全般。たとえばソノシートなどがこれにあたります。ソノシートとはペラペラのビニール円盤にプレスしたアナログレコードのことで、形状が薄く安価に作れるので、昔はこれを絵本などにセットした「音の出る本」がたくさんリリースされていたのです。
ソノシートの日本最大手は2007年に廃業してしまった朝日ソノラマという会社。その他の版元も今は存在しない会社が多いので、昔のソノシート本が今後CDブックなどになって再リリースされる可能性はほとんどないと言っていいでしょう。ですからこれは見つけたら貴重品です。たとえバラバラになった本をセロテープで貼り付けていて、そのセロテープも劣化してバリバリというような状態でも、収集対象にしています。


とにかくこんな具合で収集対象を絞っていても、集めに集めた物がぎっしりと棚に詰まって、すでに1部屋を完全占領。2部屋目の陥落も時間の問題です。コレクションはまだまだ増える予定。そこでレコードライブラリ専用の家を一棟用意するという夢を、半ば本気で考えています。
場所は日本国内ならどこでも構いません。探してみると、過疎地なら60坪も土地が付いて40〜50万といった中古物件も見つかります。直前まで人が住んでいた家ならリフォームしなくてもライブラリの保管には十分。ゆくゆくは隣接した家も買い取って、都会を脱出して田舎暮らしもいいじゃないかという構想です。いつか「レコードライブラリの村」なんて作れたら楽しいと夢見ています。
いえ、資金的には今でも十分可能です。田舎暮らしはすぐには無理でも、コレクションの引っ越しは、近々実行に移せるかもしれません。今はそのためのライブラリの目録(データベース)の作成と、それに対応した音源のデジタル化を進めています。コレクションの閲覧と日常の試聴は、PCでデータベースを検索し、デジタルデータにエンコードされた物で行う。原盤は別に保管、という形です。


これからの時代は脱都市一極集中。人も、コレクションも、地方への進出を考えていい時代だと思います。狭い都会暮らしで収納しきれなくなったコレクションはどんどん地方へ。そのために活用出来る格安物件の斡旋で村おこし。将来のIターン希望者も確保できて一石二鳥、なんていう地方活性策はどうでしょうか。
私ももしかしたら数年後には、人間も引っ越しました、山あいの村から緑のサプリをお届けします、なんていう書き込みが出来るようになるかもしれません。


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「サリーのコレクション」by id:Cocoa


以前、「大量でうれしい!困った?我が家にたくさんあるモノ」のテーマの時に「布だらけ、端切れだらけ」と書きましたが、そんな布好きが高じて始まったのがサリー、インドの民族衣装のコレクションです。はじまりは、たまたま手に入れた一枚のインドの布でした。サリーは幅約110cm、長さ5〜6mの一枚の布で出来ています。とても美しい布だったので、最初は部屋に飾っていました。独特の模様が私をまだ見ぬ異国にいざなってくれるようでした。
時が経つに連れて、次第にそれを着てみたいという気持ちが強くなってきました。幸いネットで探すと着方の解説はたくさん見つかります。最初は全然上手く着られなくて、とても人様にはお見せ出来ない恰好にしかなりませんでしたが、それでも美しい布を身にまとう気持ちは何とも言えないものでした。
だんだん着方に慣れてきて、なんとか格好が付くようになってきたので、ためしに友達が来た時に見てもらったら、綺麗、可愛いと大絶賛してくれました。もちろん私ではなく、サリーのことなんですが。
サリーには何通りもの着こなし方があります。動きが自由な日常生活向けのカジュアルな着方から、布の美しさを最大限に生かしたパーティードレスのような着こなしまで、それは様々です。そしてサリーの布もまた様々。一枚一枚一点製作かと思うくらい多彩な布があります。素材もコットンありシルクありポリエステルあり、模様もプリントされた物もあれば織り模様の物もあり、さらに刺繍で仕上げられた手の込んだ物もあります。
色んな着こなし方を覚えて行くにしたがって、段々色んなサリーも欲しくなってきました。お高い物はとても買えませんが、コットンのプリントなら1枚2000円台から見つかります。これなら普段着を買う感覚で買えちゃうではありませんか。しかもサリーはフリーサイズですから、通販で買ってもサイズの失敗がありません。わーこれ可愛いなどと衝動買いしているうちに、どんどん貯まってしまいました。
もちろん普段それを着て近所を歩く勇気はありませんが、カジュアルなパーティーなどの時に会場で着替えるなら大丈夫。本式の着方としては、上半身にチョリというブラウスを着て、下半身には専用のペチコートをまといますが、私はチョリの代わりに無地丸首のピタT、下半身はスパッツですから、これなら男性のいない所ならどこでも着替えOKです。ただしペチコートは腰の部分でサリーのスカート部分を支える大切な役目を持っていますので、使わない場合は別途腰紐を用意します。
こんな感じで、近頃はすっかりナンチャッテ印度娘が定着してきました。ごくたまにですが、友達にも着付けて、一緒に街に出ることもあります。すれ違う人がオッという感じで振り向いてくれるのがちょっと快感。本物のインドの人とすれ違うと穴があったら入りたくなってしまいますが、ちゃんと着こなせている自信が有れば、声をかけられても胸を張ってサリー大好き!と言えます。
サリー好きが高じて、最近はインドに関する本とか、色んなインドの小物も増えてきました。インドは広い国ですから地域によって大きく文化が違います。インド育ちの人が見たら、きっとかなりちぐはぐな部屋になっていると思いますが、それはこれから段々勉強していくとします…。
なお、収納については、布ですからどんなに増えても収納の苦労はありません。逆に、しまうことより、飾ることの方を考えています。お安いサリーなら、着るには軽やかさと光沢感があるポリエステル、飾るなら布の質感がしっかりしているコットンがお勧めです。
先日、持っているサリーを全部引っ張り出して、床いっぱいに広げてサリーに埋もれてみる一人イベントをやってみました。美しい布達に包まれて夢心地。こんな幸せってほかにない!というくらいの素晴らしい幸せを味わいました。普通の服に比べて身につける機会が少ないサリーですから、こんな風に色々と工夫して、愛する布達と接する機会を増やしていきたいと思っています。


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「簪コレクション」by id:vivisan


昔から着物を着て簪を挿した人にあこがれていたんですよね。実際に着るようになって、簪一本で髪をまとめることができるということを知ってから知らず知らずのうちに簪が増えていきました。
これができると、いつでもどこでも簪(もしくは箸)が一本あれば髪をまとめられるので、仕事中でもイエにいるときでも、だいたい簪でまとめています。
最初はお値段の安い樹脂製のものを求めていたのですが、私の髪は長くて少し多めなのか、一本挿しの練習をしているうちに、バキっと折れてしまうんですよね。気に入ったものが無残に折れてしまうのは忍びなくて、樹脂性のものは遠慮するようになりました。


簪っても縄文時代ごろからあったそうですね。古代の日本では、一本の細い棒に呪力が宿ると信じられていて、髪に挿すことで魔をはらうことができると考えられていました。
簪には耳かきみたいなのがついているのが多いんですが、耳かきの名残とも言われているようです。。
基本的には一本足のものと二本足のものがあって、基本的に髪をまとめるのに使えるのは一本足のものです。二本足のものでもできなくはないですが、モノがやわいので、私はまとめるときは一本で、二本のものは挿すのみとしてます。



材質は主に、樹脂、鼈甲、木、竹、角、銀などがあります。
飾りは、上の写真のように平打といって、平らになっているもの、玉簪といって、とんぼ玉や石などをかざりにしているもの、飾りを垂らしているものなどがあり、私は材質によって収納を分けています。
木は特につげのものが多いです。これはまず折れないということが前提条件ですが、つげの木はとても固いのです。そして静電気が起こりにくいということもメリットのひとつ。そして忘れてならないのは自然のものであること。樹脂製のものを挿しているときと自然のものを挿しているときとは挿した感覚が違います。使えば使うほど味がでてくる色になるというのもいいですね。なので木製はほぼ本つげのものが増えてきています。ダンナに始めてプレゼントしてもらったのもつげの簪ですし♪そんなワケで思い出も深いのです。
いろいろな種類があるため、TPOにわけてつけるようにしています。
上の写真のものは、人前で三味線をひくときなんかに。
下の写真のものは、ちょっとしたお出かけなんかに。


元々は古い着物箪笥に収納していましたが、数が増えてきてしまったことと、簪ごと移動したかったので、祖母の家にあった背の低い引き出しがいくつかついた小箪笥をもらって簪箪笥としました。それぞれの引き出しは材質によって分けています。引き出しの中にはお気に入りのやわらかい布を敷いて簪をねかして収納です。一番好きなのは、平打簪の中でも透かし彫りとよばれるタイプのもので、銀の簪が好きなのですが、彫金が趣味な友達の作品で、誕生日プレゼントとして作ってくれた透かし彫りの簪がめちゃくちゃお気に入りです。強度をあげるために棒の部分はステンレスにして、飾りの部分を銀で作ってくれました。心がこもっていて一番の宝です。
移動できることによって、着物と帯を決めるときにもすぐに取り出して選ぶことができるようになり、かなり便利になりました。
ふだんは和室のインテリアとしてこじんまりと鎮座しています。


ほかにも簪の種類として、舞妓さんなどがつけるつまみ簪というのがあります。絹や水引細工で作られたもので、前面につけていますが、これは季節によってつける簪を変えています。

・ 一月:「松竹梅」或いは「羽子板」「糸車」「寒菊」など。正月(京の花街は15日まで)は「稲穂と鳩」を舞妓は髷の右、芸妓は左につける。鶴亀などを添えることも。鳩の目を意中の人に書いてもらうと恋が成就すると伝えられている。
・ 二月:「梅」(蝶や結び文を添えることも)や他に節分のおばけに付ける「くす玉」「かざぐるま」などもある。(他に水仙を挿すこともある)
・ 三月:「菜の花」(蝶を添えることも) 他に「水仙」「桃」「牡丹」
・ 四月:「桜」 他に「五郎蝶」
・ 五月:「藤」 他に「あやめ」
・ 六月:「柳(撫子の花が付いている)」 他に「紫陽花」
・ 七月:「団扇」祇園祭の期間(の内の7月10日頃〜24日)に付ける「お祭り」
・ 八月:「ススキ」 他に「朝顔
・ 九月:「桔梗」 他に「萩」
・ 十月:「菊」
・ 十一月:「紅葉」 他に「いちょう」
・ 十二月:「まねき」(歌舞伎役者などの名前を記す木の看板)(これに「餅花」の飾りが付いていることも)
Wikipediaより−


さすがに私の年で、これをつけるのはためられるんですが、最近造花を簪にするなんちゃって簪を作っているんですよね。舞妓さんがつけるものと比べるととても作品とはいえないようなものですが、これを月ごとに飾ることで四季を感じることができるかもしれない!と思いました。



着物の場合、季節を少し先取りしたものが粋といわれています。なので、少し早めの時期に飾ります。飾るのは立体額の小さいものを購入しました。
こうやって飾っておくことで、四季を感じられるようになりますし、着物を着るときにも便利。単体の簪だけでも存在感はありますが、立体の額にいれると、ちょっとした和室のインテリアとして部屋を彩ってくれるようになりました。これにはびっくりです。
今年はほおずきに挑戦したいとおもいます。ほおずきだと垂らすかたちになると思いますが。今から腕がなりますw
またありがたいことに、私がコレクションしている透かし彫りの簪は植物が多いのです。椿とか菊とか。これも飾ってあげることによって、より昔の職人さんのすばらしさを身近に感じることができるようになりました。
簪は私にとって、ただ髪を飾るものではなく、イエの中で四季を感じることができるひとつのツールとしてなくてはならないものとなっています。
そして自然のものからできた簪はこれからもコレクションしていきたいと思っています。


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「電子パーツを駄菓子屋風にディスプレイしながら分類整理」by id:Oregano


私の幸せコレクションは電子パーツです。電子工作好きの私にとって、パーツの山は宝の山。最近はジャンク屋が少なくなりましたが、まだまだ探せば掘り出し物が探せる店はあります。そういう店に行って、使い道があるのかないのかわからないような色とりどりのパーツを漁りまくり、それをどっさり抱えてイエに帰る時の幸せな気持ち。これは何にも代えがたいものがあります。オタクですねぇ(笑)。


しかし困ってしまうのが整理です。PC用パーツのような基板単位で組み上がっている物ならいざしらず、私が集めているのはそういう基板を構成する豆粒みたいな部品の数々ですから、ちょっと整理が悪いと、使いたい物を探す時に一苦労することになってしまいます。
こういうのが抵抗器の一例。
http://img01.naturum.ne.jp/usr/pickupcamperdoityourself/%E3%82%A...
こういうのがコンデンサの一例。
http://www.zea.jp/audio/ttr/ttr_208.jpg
これはお馴染みトランジスタ
http://www.henteko.org/fswiki/image/PIC%25A4%25F2%25BB%25C8%25A4...
ほかにも色んなパーツがありますが、とにかく電子パーツというのは、こういう小豆粒にハリガネの足が生えたようなちっちゃな物が多いんですね。そしてやたら種類が多いんです。さらに同じ種類のパーツでも、付された数字や記号、色のマークなどが一つでも違えば、もうそれは全く異なる特性を持った別物です。


そうした星の数ほど種類のあるパーツをどう分類整理しながら収納していくかで、ずっと頭を悩ませていました。よくあるのは、小さな引き出しがたくさん付いたケースを並べてその中に収納していくやり方だと思いますが、それではいまいち面白味がありません。
そんな時イエはてなで見たこの書き込みがいいヒントを与えてくれました。
http://q.hatena.ne.jp/1251694405/231049/#i231049
このアイデアをさらに発展させて、こういう駄菓子屋の店頭のようなディスプレイは実現出来ないかと。
http://ganref.jp/m/shunya/portfolios/photo_detail/1131cfcbfdf7ed...
さっそく部屋の一角に古材で台を作り、そこに同じく古材で作った背の低い木箱を何個か作って並べてみました。ちょうど上の写真の右下に見えるような箱ですね。もちろん上には透明アクリルのフタを付けてあります。木箱の中には標本箱のような小さな仕切りを付け、そこに小さなパーツ類を種類ごとに整理していくことにしました。
大容量の電解コンデンサやバリコンといった形が大きなパーツや、基板として組み上がっているパーツなどは、
http://psychodou.noblog.net/blog/d/10075591.html
こんなガラス製の瓶があれば最高ですが、価格が高いので、かわりに似たようなプラスチック製の酢漬けイカが入っているような容器を探してきて、その中に入れて並べました。
後ろにはゲタバコのような何段も棚板を渡した棚を取り付け、百円ショップで売っているピクルス瓶のような広口のフタ付きガラス瓶を並べて、やや形が大きめのパーツを分類整理する場所にしています。
棚の上段は、ユニット基板や生基板、アルミ板などの形の大きい板状の物と、使い道があるのかないのかわからないような本当のジャンクの指定席。いかにも駄菓子屋風の紙箱を作って入れて並べてみました。
真空管などは木の板に穴を開けて木ネジでソケットを取り付け、そこに挿して同じく棚に。使う時にはソケットごと外して使います。
その他使用頻度が低い特殊部品や、ネジ、ツマミ、といった物は、古い木の引き出しを置いて、その中に仕切りを作って整理。大型トランスなどの重量がある物や、ケースなどの形が大きい物は、台の下が指定席です。
木製の台や箱や棚や引き出し類は全て古材や古道具ですから、なかなかレトロないい感じに仕上がりました。その落ち着いた古めかしさの中に、わざと赤や黄色の極彩色のフタの付いた入れ物などを並べていくと、雰囲気は見事に駄菓子屋です。パーツがアメ玉に見えてきます。
これで分類整理の目的を果たしながら、在庫が一目で確認でき、さらに部屋のディスプレイとしても面白いコーナーができあがりました。
今も色々な駄菓子屋さんの写真を見ながら、使えるアイテムやディスプレイの仕方などを工夫して、日々このジャンク駄菓子屋は進化中です。小さな一角ですが、そこに私の夢がぎっしりと詰まっています。


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「熨斗紙や敷紙から封筒を」by id:gallerybaaba


寒い日が続く頃は、封筒やポチ袋づくりに専念。

お菓子箱に掛けてある熨斗紙には、花や季節の図柄が描かれています。また、日本料理店での敷紙にも花や季節ものが何気なく描かれており、それらが目に留まるとついつい集めてしまいます。汚さないうちに、折癖がつかないうちに、人様の分まで回収です。

熨斗紙や敷紙の紙は上質。封筒には最適と、図柄の配置を決めるのを楽しみながらつくります。サイズはまちまちですが、既製の封筒よりも味があるのでは…と。
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「子供の描いた絵や工作」by id:norinorisuke


子供が幼稚園に行くようになって、毎日描いてくれる絵やちょっとした工作の
収納場所に困っていて・・・どうしよう?捨てられない〜。
そう思っていて、思いついたのが写真に収めること。
ちょっと味気ない気もしますが、本当に小さい紙切れとか
広告の裏とかに何気に書いてる絵が可愛かったりした時などは
逆に写真に撮ることで、いつまでも残る気がしています。
力作などはきちんとファイルに入れてありますが・・・
この時期は絵の表現力もぐんぐん成長するのでとても面白いです。・・・続きを読む

「骨董集めが趣味ですが…」by id:watena


私は古民具、骨董の類が好きで、時々そういう店を訪れます。お店のご主人から色々話を聞き、知識を深めるのが目的なんですが…。買っちゃうんですねぇ、いい物があると。しかし、古民具、骨董の類はかさばる物が多いですから、家に持ち帰ると、まず置き場がないと顰蹙を買ってしまいます。そういう趣味の無い人にとってはただのガラクタ、古めかしいだけで何の価値も無いように見えますから、無理もありません。
そこで考えました。私にとっての古民具や骨董の価値とは何なのかを。答えは、物にこめられた人々の暮らしの足跡です。
骨董屋を訪れる人には様々なタイプがあります。・・・続きを読む

「はっきり言って〈ゴミ集め〉が趣味」by id:YuzuPON


いや、べつに生ゴミを漁っているわけでも、ゴミ屋敷を作っているわけでもないのですが、価値ある物が不要物として廃棄されるのを黙って見ていられない性格なんです。
たとえば下のURLのいわしに書いた自作のスピーカーボックス。使ったスピーカーのユニットは、近所のアパートのゴミ置き場出身でした。カーステのスピーカーを付け替て、不要になって捨てられた物のようでしたが、その日はもう年内には収集がない大晦日。大家さんは、まったく近ごろの若い者はルールも守れんのかと大変なご立腹でした。捨てられたかわいそうなスピーカーユニットが悪者にされて泣いているように思えて、思わずそれ私に引き取らせてくださいと言ってしまったんです。そうして作ったのが、この自作スピーカーボックスでした。・・・続きを読む

「チケットを〈背景黒〉のストックブックに収納する」by id:iijiman


最近旅行に行かなくなってきたので増えなくなりましたが、10年くらい前まではよく旅行に行っていました。その時の鉄道の切符などが手元に残っている時には、捨てずに大切に保存しています。ただ、これも量が増えると扱いに困るというか、サイズもばらばらですし、整理整頓が難しいコレクションの1つだと思います。
私はこの切符類を、「背景が黒で表面が透明」の、切手用のストックブックに収納しています。
・・・続きを読む

「料理が趣味!」by id:koume-1124


最近の趣味は料理ですね。
ホームベーカリーを買ってから料理の幅が広がり
料理をするのが楽しくなりました。
ブログに毎回載せているので写真撮影も、どの角度から撮ったら美味しそうに見えるか研究したり
見た目のチェックも欠かせません。
mixiのフォトアルバムに料理をどんどん紹介していっています。
自分が作った物を美味しいと食べてくれる人がいたり
写真を見てレシピを教えて!なんて言われると嬉しいです。・・・続きを読む

「歴史的假名遣(かなづかひ)の本コレクション」by id:Fuel


ほんの数十年前まで、日本の書籍はみな、歴史的仮名遣いで出版されていました。もちろん文体は普通の口語体です。文字で書く時も話し言葉と同じに書くという言文一致は明治時代より始まったものですから、歴史的仮名遣いといっても、表記のルールさえ飲み込んでしまえば、読むのに苦労はありません。

しかし近年、長く歴史的仮名遣いのままで重版を繰り返してきた本が改版され、現代仮名遣いに書き直されていくケースが増えています。これは望ましい発展なのでしょうか。私は「否」と言いたいのです。・・・続きを読む

「わが愛しの楽器達」by id:TomCat


私は音楽が大好きなので、そりゃもうすごい数の楽器があります。アコースティックギターだけでも、ギルドが1本、ヤマハが2本、アイバニーズが1本、タカミネが1本、S・ヤイリが1本、長年憧れていて最近手に入れたギブソンが1本(以上固有名詞はメーカー名)。さらにリゾネーター(弦の振動を金属の共鳴板に伝えて鳴らすギター)が1本、そしてガットギターが3本。このほか、メインでは使っていませんが、記念として持っているギターが数本あります。

エレクトリックギターも、自作のストラトモデルが1本、ESPのレスポールモデルが1本、フェンダーテレキャスターが1本、・・・続きを読む

「貝殻」by id:meizhizi87


海に行ったときの記念に貝殻を拾ってきます。できるだけ形がよくてかわいいものをと選ぶのですが、あまり海では浮き輪がないと泳いだりもぐったりできないので、頑張って拾った貝殻です。海に行った日とどこの浜に行ったのかも裏に書いたりしています。
子供の頃に、貝殻に耳を澄ますと波の音が聞こえてくると聞いたのが印象深かったです。最近見たドラマで、貝殻の模様で貝の年齢が分かるというのを知りました。木の年輪みたいですね。
この縞模様ができあがるまで何年くらいかかったのかなぁと思うと、海の偉大さを感じます。

・・・続きを読む

「ハンドメイドアクセサリーコレクション」by id:lepremierpas


自分でビーズを組み合わせてハンドメイドのアクセサリーをよく作ります。
今ではアクセサリーボックスに一杯!!!
入りきらなくなってます(笑)
ヴィンテージビーズやチャーム、アクリルビーズ、プラパール、シュガーパールにウッドビーズ、スワロフスキー…
紐に限っては、チェーンだけではなく、革ひもを使用したり。
アジャスターに少し工夫を加えて、綺麗なチャームを使ったり。・・・続きを読む

「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈MYウィンターカラー〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:gallerybaabaさん、ご投稿ありがとうございました。




「柚子色」
冬枯れの狭庭に唯一の彩りが柚子の実。この季節、アチコチから柚子の実が我が家に集合!部屋中に湯気を立てながらの柚子ジャムづくり。先ずは香りでリラックス。砂糖控えめ、ゆるめのジャムに。数本並んだビンを眺めて、よしよし…と。出来立てを柚子提供者に1ビン、あの人にも1ビンと、ホットな交流を思い浮かべて…。その夜は、柚子の種や痛んだ皮、ヘタを袋に入れ、柚子風呂で温まる。そしてお風呂上りには、このジャムとハチミツで柚子茶を。眼も、口も、心も身体も、暖か色にしてくれる“ユズ”はこの季節のホットカラーです。


スナップコメント

あぁ〜、コメントを読ませて頂いただけでポカポカ幸せな気持ちになりました〜w
キッチンにたちのぼる湯気、美味しいジャム、バスルームにひろがる柚子の香り…。
お庭に実った柚子を集めて、なんて心豊かな冬の日の光景なんでしょう。
私もこの季節が終わる前に、柚子ジャムをいっぱい仕込んでおこうと思います♪
−ハザマ−


»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
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また、スナップ賞にはアマゾンギフト券3,000円分をプレゼントいたします。