「歴史的假名遣(かなづかひ)の本コレクション」by id:Fuel


ほんの数十年前まで、日本の書籍はみな、歴史的仮名遣いで出版されていました。もちろん文体は普通の口語体です。文字で書く時も話し言葉と同じに書くという言文一致は明治時代より始まったものですから、歴史的仮名遣いといっても、表記のルールさえ飲み込んでしまえば、読むのに苦労はありません。

しかし近年、長く歴史的仮名遣いのままで重版を繰り返してきた本が改版され、現代仮名遣いに書き直されていくケースが増えています。これは望ましい発展なのでしょうか。私は「否」と言いたいのです。・・・続きを読む