ディア・ライフ #002 pickup5



みなさまこんにちは、hazamaです。もうすでにご覧になってメッセージも届いていますが、先日18日に〈イエはてな Press Room〉にて“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”の記事が公開になりました〜。先日みなさまがお寄せくださった「梅雨を楽しく快適に」「6月のわが家の風物詩」テーマなどのシーズン・サプリ、今回もイラストとともにいっそうビビッドな季節メッセージのページになりましたw あぁ、やっぱりこうして語らいの実りを記事として伝えて残していけるというのは本当にうれしい♪ これからもますます〈イエはてな〉らしい暮らしのご提案をしていきたい!と見るたびじみじみ思ってしまいます。みなさまもぜひご覧くださいね!


#002 ピックアップ賞・ノミネート賞

さて、今日は“ディア・ライフ”#002のピックアップ賞・ノミネート賞をご紹介します。今回のイエ物語、「あの日、そして今……あなたの好きなイエの光景」のテーマで思い思いのシーンやエピソードがたくさん集まりました! くつろぎの趣きや貼り替えの思い出が語られた「障子のある家」、イ草の香りと感触に安らぐ「畳」。この季節にお庭が牧草地のさながらの緑の匂いに包まれる「雑草刈り」、お母様が育てた花でいっぱいの「庭」や子どもさんと一緒に楽しむ「お庭の家庭菜園」。はじめてわが家に8ミリビデオがきた時の思い出「家族を撮影」、今一番の幸せという声も多かった「家族で囲む食卓」。そしてとりわけ「縁側」のツリーでは、祖父母さまとのおしゃべりやおやつが楽しみだった記憶や、縁側でのんびり家族で過ごせるイエが将来の夢といったメッセージがいっぱいでしたね! 何気ない日々の暮らしのなかでココロをあったかく包んでくれる素敵なイエのワンシーン、みなさまさまざまに聞かせてくださり、どうもありがとうございます!


そんななかから今回も、読ませていただいて忘れ難く心に残ったイエと家族の光景の物語を、ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせて頂きました。幼年の思い出から、今一番好きなイエでの時間まで、素晴らしい家族像とともに伝わってくるストーリー集です。


*今回のピックアップ賞は、6月25日(金)の〈イエはてな Press Room〉の記事にてご紹介させていただきます。


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「祖父と過ごした夏の光景」by id:Catnip


短期間ですが、わが家に祖父が滞在していたことがありました。祖父は見るからに厳格な雰囲気で、近寄りがたい感じの人だったので、その祖父としばらく同じ屋根の下と聞いて、私はかなり緊張していました。ところがです。一緒に暮らしてみると見かけとは全然違って、優しくて面白くて、私の知らないことを何でも知っている、素晴らしいおじいちゃんだったのです。私はすぐに祖父の大ファンになりました。


今でもわが家には、そんな祖父の思い出につながる場所がたくさんあります。リビングの掃き出し窓の下には、祖父が瓶ビールのケースを置いて板を渡した、即席の濡れ縁がありました。そこで食べたスイカの美味しかったこと。祖父と種の飛ばしっこをしましたが、私はプッと吹いてもなかなか種が飛びません。
「なんでおじいちゃんそんなに上手なの」
「なぜかな、小さい頃から歯を大切にしてきたからかもしれないな。ほれ全部自分の歯。この年になっても一本も入れ歯がないんだぞ」
この日から私は、きちんと歯磨きをするようになりました。


祖父は何かの用事でわが家に滞在していたらしいので、昼間はほとんど不在でしたが、何も予定がない日には私の夏休み工作なども手伝ってくれました。というより、祖父は祖父で別の工作に熱中していたというのが本当なのですが。
祖父は日曜大工程度のわずかな道具を駆使して、すごい御神輿のミニチュアを作ってしまいました。祖父は子供の頃、模型作りが大好きだったそうです。しかも時代が時代ですから、素材は木。パーツも一から手作り。学校で借りた本を見ながら、御神輿だの、お城だの、船だの飛行機だのと、様々な模型を手作りしては楽しんでいたそうです。その時の立派な御神輿のミニチュアは、今も私がその時作っていた工作と並べて飾ってあります。


柱の傷はおととしの…という歌がありますが、それと同じような印が、わが家の壁にも残っています。壁の角になった部分に、よくよく見なければ見つけられないような、小さな小さな印が二つ付けられているのです。それは、祖父と私の背の高さの印です。
お前がここ、おじいちゃんがここ、お前がここを越す時、おじいちゃんはまだ元気でいられるかな。
そんな言葉に私は少しべそをかいて、当たり前だよ、ぼくはすぐこれを追い越す、おじいちゃんも長生きしないと追い越し返せないよ、なんて言っていたのが昨日のことのように思い出されます。


祖父とこのイエで過ごしたのは、三週間にも満たない短い間の出来事でした。しかしその記憶は、今でもこのイエの中にたくさん刻まれています。祖父が置いてくれたビールケースの濡れ縁があった場所には、今は私が作った濡れ縁が置いてあります。今年の夏もそこでスイカを食べることでしょう。今はかなり上手に種が飛ばせます。


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「何もせず、ただベランダで風に吹かれる光景」by id:Cocoa


両親はベランダが大好きです。ベランダに佇んで、風に吹かれている時間が大好きなんだと言っています。休日になると、父がベランダに立って外を見ています。すると家事の手が空いた母がやってきて、隣りに立ちます。二人とも何もしゃべらず、静かに並んで佇んでいます。


それを見た私は、「あ、二人だけでずるーい」などと声を上げながらベランダに走っていくのでした。これで二人の静かな特別の時間は台無し。でも、開放的な外の風に吹かれながら両親に甘える小さな女の子は、とても幸せなのでした。


母が、ちょっと待っててと、おにぎりを握って持ってきてくれました。「お、もうそんな時間か、お腹が空いたわけだ」と父。この頃の我が家のおにぎりは、子供の体に合わせた小さなおにぎりでした。ですから、皿の上に数がぎっしり。海苔を巻いたおにぎり。ふりかけをまぶして握ったおにぎり。父の好きな味噌を塗ったおにぎりもあります。色とりどりのおにぎりを頬張りながら、ピクニックみたいな楽しいランチタイムがベランダで繰り広げられるのでした。小さかった私は、こんな楽しいベランダでの時間が大好きでした。


でも、あれは私が小学四年生の頃だったでしょうか。どういうタイミングでそうなったのか、黙って風に吹かれながら佇む父の隣りに、私も何もせず、ただ風に吹かれながら佇んでいたことがあったんです。たしか、8月の終わりの夕暮れだったと思います。


昼間の暑さが和らいで、それはとても気持ちのいい夕暮れでした。心地よい風が吹いてきて、後ろで結んでいた髪の毛が剥き出しの肩に触れました。その頃はかなり長い髪の毛だったんです。あ、さわさわして気持ちいい。私は結んでいたゴムを解きました。また風が吹いてきて、解いた髪の毛が隣りに立った父の腕に触れました。


あ、と思ったら、ベランダの手摺りに置いた私の手の上に、父の手が重なってきました。
「お母さんと、これとおんなじようなことがあったんだ」。
そう父は静かにつぶやきました。
「それで、結婚したの?」。
「うん、そうかもしれない。」。
それから後は何も語らず、ただ二人で吹いてくる風を楽しみました。


そんなことがあってから、ちょっとだけ、私のベランダでの過ごし方が変わっていきました。父と母が静かな時間を楽しんでいるその場所に、私も静かに入っていきます。そして何も語らず、父母の感じている物をそのまま私も感じてみます。親子三人、何もせず佇みながら過ごす時間の幸せが、ちょっと分かってきたのでした。


言葉が無くても同じ時間を共有できるという喜び。見つめ合わなくても同じ風に吹かれて同じ景色を見ているという絆の感じ方。そして何よりここには、けんかもない、病気もない、何もない普通の日常だからこその幸せがあります。


私は「なんにもないって、幸せだね」と言いました。突然そんなことを言ったので、両親は一瞬固まって、そのあと大爆笑でした。「なに、この子は急に」「いや、でも分かるよ、何もしていない時間を一緒に過ごせることが一番の幸せなんだよな」「うん、それそれ」。


こうして我が家には今も、家族が並んで佇んで、何もせず、ただぼーっとベランダで風に吹かれる光景が続いています。でも今は時々私から、ちっちゃなおにぎりてんこ盛りランチのサービスも。ちょっと私も大人になりました。hazamaさんのベランダの話題と少し重なりますが、こんなベランダが、私の大好きなイエの光景です。


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「父がイキイキするお好み焼きの光景」by id:momokuri3


わが家のスペシャルイベントに、お好み焼きがあります。父はお好み焼きをこよなく愛する人で、焼くのも食べるのも大好きですから、お好み焼きをしようと決まった休日は、とてもハイテンションです。


父は若いころバンドをやっていて、当時日本のブルースバンドのメッカといわれていた関西でもよく活動していたそうです。そこで憶えたお好み焼きの味を再現するのが父の楽しみなんですね。


「まずは練りこみやでぇ」
怪しい関西弁です(笑)。練りこみとは混ぜ焼きのこと。生地に具や卵を混ぜ込んで焼く形式のお好み焼きです。
「練りこみのうまさは焼き上がった切り口で分かる。どうかな。おー、大成功だ。見ろ」


見ろと言われても、どうなったら成功でどうなったら失敗なのかてんでわかりませんが、父が焼いてくれるお好み焼きは、たしかにおいしいのです。私も大人になって、本場関西のお好み焼きを食べる機会が何度もありますが、父の焼いてくれるお好み焼きはそれに勝とも劣りません。


焦げるソースの香り。ひらひらと踊るカツオ節。これは本当に楽しい光景でした。そして何よりお好み焼きは話が弾みます。みんなの顔から笑顔がこぼれてきます。私はこの楽しいイエお好み焼きが大好きでした。


ある時友だちにこのことを話したら、ぜひ食べてみたいから今度やる時は呼んでくれと言われ、5人も大挙して家に押しかけてきたことがありました。この時の父の張りきりようと言っ
たらありませんでした。


「よし、何から焼こうか」
「肉の入ったやつ」
「肉か。最近は豚玉とか流行りだけど、ずっと昔はお好み焼きで肉と言ったら牛肉のことだったんだ。それでやってみるか?」
「うん!」
「賛成!」
「うまそう!」


もう、具から蘊蓄までありったけを出し尽くして大奮闘の大サービスでした。友人たちも、もう食えないというほど食べに食べまくった挙げ句に焼きそばまで平らげて、大満足をして帰ってくれました。ある意味これは父のライブ。ギターをお好み焼きのテコに持ち替えて、観客を沸かせたすてきなステージでした。


こんなイエお好み焼きは今でも続いています。相変わらず父は大張り切り。今でも時々あの頃の友人が、お前の父ちゃんのお好み食いてぇよとやってくることもあります。私はいつか、昔のロック喫茶のようなお店を開いてみたいという夢があります。が、こんな父を見ていると、親子でやるロックお好み焼き屋もいいなぁと思ってしまったりします。70年代のブルースとソースの香りが漂うお店。完全に父のテイストですが、それも悪くない夢だなぁと思ってクスッとしてしまう私です。


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「猫のいる光景」by id:YuzuPON


家族が揃うリビングで、すーすーと寝息を立てている猫。よく見ると、時々ヒゲがピクピクと動きます。誰かが「夢を見てるんだね」と言うと、猫は口をペチャペチャペチャ。あはは、食べ物の夢だ。こんな猫と家族の揃う部屋が、私の大好きなイエの光景です。


うちの猫はいつも寝てばかりですが、外の物音にだけは敏感です。庭で足音が聞こえると、寝ていてもピクッと耳が動きます。そしてガチャッと玄関の鍵を開ける音がすると、俊敏に立ち上がって、シュッと玄関に駆けていきます。そして猫なのに背筋を伸ばしていい姿勢で座って「にゃぁ〜」。礼儀正しい猫のお出迎えです。私も父も、毎晩このお出迎えを受けています。


その場で抱き上げたい気持ちをグッと堪えて、服を着替え、手を洗います。人間の風邪予防に手洗いが欠かせないのと同じように、猫の病気予防にも、こうした注意が欠かせません。外から帰ったら、猫に触れる前に必ず手洗いと着替え。これが鉄則です。その間に猫はリビングに戻って待っています。


でも、あらためて「ただいまー」と声を出しながらリビングに入っても、猫が喜んで飛びついてくることはありません。もう自分専用のクッションに乗って寝ているのです。まるで大仕事をやり遂げた満足感に浸っているかのよう。「せっかく帰ってきたんだから遊ぼうよ〜」と頭を撫でても、寝たままゴロンとお腹を上に向けるのが最大限のお愛想です。横着なやつw


こうして家族全員がリビングに集まってくつろぎはじめる夜。誰かが人差し指を口に当てて、しーっという動作をします。
「聞こえるね」
「聞こえる聞こえる」
みんなが猫に注目します。
寝ている猫の喉が、小さく密かにコロコロコロ…と鳴っているのです。こういう、撫でられてもいないのに鳴らす喉の音は、誰かが一人でも欠けていると聞こえてきません。家族全員が揃っている時だけに鳴らす、特別な音なんです。


犬は飼い主を群れの統率者として認識するそうですが、猫は飼い主を母親と認識すると言われています。うちの猫の場合は、家族全員が揃って、はじめてお母さんが帰ってきたと認識するのでしょう。誰かが一人でも欠ければ、それは100%のお母さんではないのです。とにかく家族全員が揃っている時の、猫の幸せそうな様子といったらありません。


そろそろ私も結婚をして独立を考える年齢ですが、こんな猫を見ていると、どうもこのイエを離れられそうにありません。結婚を申し込むより、両親と猫との同居を承諾してもらう方が何千倍もハードルが高そうだなぁと悩んだりしますが、それは今がこんなにも幸せだという証拠ですから、とても贅沢な悩みなのかもしれません。


ある時、父が首だけ窓の方に向けて、「こいつが野良だったころは、あそこに置いた段ボールの中で寒さをしのいでいたんだよなぁ」とつぶやきました。すると母が言いました。「人を恐がらない子だと思ってたけど、今思うとやっぱりいつも周りにビクビクしてたみたい」。
「そうだよな、そっと箱の中を覗くと、いつも縮こまって寝ていたよ」
「それに、ちょっと物音がすると、寝ててもピクッと耳が動くのよ」


身の安全を守るために、寝ている時も神経を研ぎ澄ませていた野良時代。それが今は、愛する家族の帰りを待つためだけに使われています。よくぞこんなに幸せになってくれたと抱きしめたくなってしまいますが、せっかくスヤスヤ寝ているのを起こしたら可哀想ですから、そーっと手の平を背中に乗せるだけにとどめます。


あーっ、でもたまらん、猫と遊びたい!そういう時は猫缶を手にとって、軽くコンと指で弾きます。とたんにガバッと起きあがる猫。続いて、早くくれくれと伸び上がって大騒ぎ。起こそうと思ったんじゃないよ、ちょっと手が滑って音がしちゃっただけなんだよと嘘の言い訳をしながら、しばらくこのかわいい猫のくれくれダンスを楽しんでから、缶詰をお皿に空けてあげます。


寝ている時の猫もかわいいですが、一心不乱に食べている猫もかわいいですね。こうしてわが家では、毎日同じだけど毎日が新鮮、そんな猫のいる光景が繰り返されていきます。猫のお陰で、わが家もこんなに幸せ家族になりました。ありがとう、猫!!


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「家そのものが思い出」by id:offkey


家と家族の思い出は小さなことから大きなことまでいくつかありますが、家族全体が団結して一つのことをしたという点では家の新築というのが一番大きいです。
建築業を営んでいた父はある日宣言します。
「新しく家を建てようかと思う。」
ああ、そうなんだな、引っ越すんだなあ、と漠然と考えていたときに父はさらに家族に
「だから、ちょっと見取り図をみんなで考えて欲しいんだ。」
とはいっても何をどう考えたらよいのかさっぱりわからずに戸惑ってると、方眼紙をもってくるようにといい、その方眼紙を使って一メモリをだいたい一尺として部屋割りを考えればいいのだ、と線を引き始めます。
土地に対して使える面積をだいたい割り当てて、適当でいいからとみんなを促しました。
さて、それから毎日、方眼紙の見取り図を見てはああでもない、こうでもないとかしましく線を書いたり消したり。当時はチラシに出てくる不動産物件の見取り図を見るのも楽しんだものです。
こうして出来上がった見取り図は専門家から見ると不恰好ではありましょうが、とりあえず設計にまわし本格的な着工へと移りだします。
見取り図だけでも十分楽しんだ私は、あと家ができるのを楽しみにしてましたが、まだまだいろんなことを決めるための仕事が残ってました。
外壁を何にするか、床は?内装は?
父親は徹底的に家族と相談して決めようとするのです。
いろんなカタログや見本を毎日のようにあきもせず眺め、あれがいいとかこれがいいとかひたいを寄せ合って相談するのもまた楽しい。
特に外壁などは見本だけでは全体の様子がわかりにくいので、父親がそれを使っている家まで車で家族全員を連れてゆき、見学させます。
こうして決めてる間に少しづつ家は建ち始めましたが、仕事の関係で自分の家は後回しとなるために、通常よりもかなり長い間時間がかかりました。その期間およそ半年以上。
現場は当時住んでいた家からそれほど遠くないところだったので、毎日建築現場を見学しにいったりもしました。
他の仕事が忙しくて職人さんがこない日には、父親が中に入れてくれたりして、作っている途中の、梁や柱がむき出しになってる家をのぞいたり、雑用をかたづけたりと、世の中にこんなにわくわくすることがあるとは、と毎日がうきうき気分。


大工の子どもでよかったなあ、とあのときほど思ったことはなかったでしょう。


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「ベッドがあった窓辺」by id:Fuel


父母の寝室は二階ですが、一時期、一階の窓辺にベッドが移動されていたことがありました。長く体調を崩していた母が、それを使っていたんです。具合が良くないといっても、やはり主婦としてはイエの中が気になるもの。どうしても無理をして起きあがって、色々仕事をしたくなります。いいから寝ていろと言っても聞いてくれないので、それなら少しでもイエの中が見渡しやすい位置にと、リビングの続きの部屋にベッドを持ってきてしまったわけです。・・・続きを読む

「父母の祈りの姿」by id:TomCat


私の好きだったイエの光景。それは食卓での、父母の祈りの姿でした。何の宗教とも全く関わりを持たないイエでしたが、食前食後には必ず手を合わせる。それが私の父と母のならわしだったんです。どちらが先にそういう習慣を持っていたのかは分かりません。父方の実家も母方の実家も全く宗教とは縁がないイエでしたから、もしかしたら結婚して家庭を持ったその後に、何か思う所あって二人で話し合って始めた習慣だったのかもしれません。・・・続きを読む

「そっと覗いてみてみれば」by id:Zelda


家ではお外で犬を飼っています。
ちょうど和室の窓を開けるとすぐそこにワンコがいます。
当然和室なので窓のとこには障子があって。
障子には小さな穴が開いています。
いつの間にか開いてしまった穴です。
本当であれば張り替えてとか、小さい紙を張って穴をふさいでとかだと思うのですがそのままにしてあります。・・・続きを読む

「家族揃っての食卓」by id:iwavan


私が好きなのは、家族で囲む食卓ですね。
最近は、私が仕事で帰るのが遅かったり、兄は一人暮らしをしていたりと、なかなか家族揃って食事するということは難しいのですが、週末兄が帰ってきたりすると一家揃って食事をします。
食卓には、祖母が畑で野菜作りをしている関係で、季節の野菜料理が並ぶことが多いですね。
白菜やネギを鍋に入れたり、茄子を焼いて田楽味噌をつけたりして食べたりもしますが、・・・続きを読む

「晩酌」by id:r-zone


実家に帰った時には毎回父と晩酌をするのが
最近の楽しみです。
十代の頃に家を出てしまったのでなかなか父と一緒に飲む機会がなくて
ハタチになってから帰った時にはいつも晩酌してます。
正月やお盆などの日しか出来ませんが
父もとても喜んでいるのでこれもいい親孝行なのかなと思ってます。・・・続きを読む

「お弁当作り!!」by id:CandyPot


家族でドライブが大好きな父。でもそれ以上に、お弁当が好きなのです。今度の休みにどこかに行こう。そう決まると、出かける先よりも、お弁当の内容を決める方が重要課題になります。この前はお握りだったから、今度はサンドイッチがいいかな、いや、お重に一杯のおかずを詰めて、いやいや先日買ったランチバスケットも使いたいし…。などと、父の頭の中はもうそっちで一杯のようです。子供もお弁当は大好きですから、どんなお弁当になるかとわくわく。母はもう勝手にしなさいモードです。・・・続きを読む

「ベランダの想い出」by id:ekimusi


私もベランダには、たくさんの想い出があります。
 母が晴れた日には朝早くから洗濯物を干していて、
ベランダで風になびく洗濯物を見ているのがとても好きでした。
家族の服が一本の竿に並んでいるのがなんともいえぬ幸せを感じていました。
 春〜初夏にかけてはベランダ菜園もしていて、ミニトマトやネギや大葉など簡単なものでしたが、
収穫するのは私の仕事で、食べ頃を見極めるのが難しく、トマトが色づき始めた頃には
しょっちゅう見て触って収穫時をいまかいまかと待ちわびていました。・・・続きを読む

「昼寝風景」by id:sumike


どこも同じかしら?と思いつつ^^
うちの子たちは寝相が悪いです。
 息子は私がジャマで 寝ぼけて蹴りながら 泣くし。
娘は寝返りして 壁にぶつかったり手足が体の下にはさまって泣いて起きたりします。
 今日も娘が寝返りしすぎて壁にぶつかって布団と挟まって
動けなくなって泣いたので あやしに行っていました。・・・
http://www.youtube.com/watch?v=ZpXqAWpRcT0・・・続きを読む

「何気ない朝の風景」by id:watena


眠い目を擦って起きていくと、もうテーブルには父の姿。母は台所でトントンと朝食作り。新聞を広げ、うまそうにお茶をすする父。ほら早く顔を洗ってらっしゃい遅刻するわよと言いつつも、何となく声が楽しそうな母。洗面を済ませてテーブルに座ると、炊きたての香り良いご飯が目の前にトン。こんな何気ない日常の朝が、私の好きなイエの光景です。
健康に恵まれ、職場や学校に何の問題もなく通えるからこそ、毎日毎日当たり前のように巡ってくるこの風景。これが一時期壊れてしまったことがありました。・・・続きを読む

「人と猫〈3人でキャンプ〉」by id:iijiman


3人でキャンプ
普段そんなに忙しくなく、ヒマな時はヒマなのですが、納期や急な事情のため、どうしても仕事が深夜遅くまで長引くことがあります。
そんな時には、奥さんと猫には先に寝てもらうのですが、猫は、どうしても落ち着かないらしく、ごとごとと仕事場に下りてきて「ねえ帰ろうよぉ」というように、にゃあにゃあ鳴いたりします。
2005年2月2日の夜も、そんな感じでした。・・・続きを読む