イエ・ルポ 2 #046 PickUp5
みなさまこんにちは、ハザマです。12月も半ばに入り、寒さも厳しくなってきましたが、お部屋にこもりがちになってませんか〜? 私もお部屋におこたを入れてから、つい出たくない〜と思ってしまうので、1日1回はお買い物がてらお散歩に出るようにしていますw 晴れた日は自転車でマチをクルクルサイクリングして、途中で止めて歩いたり。冬の空気もおいしいし、歩いてカラダがホカホカあったまる感じって心地いいですよね〜。冬こそ血行や代謝を高めて健康維持したいなって、マチ歩きを楽しんでます♪
さ〜て、今日はそんな我がマチ散歩の道を語って下さった“イエ・ルポ 2”#046のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。「実況中継風ルポ!私のとっておきのお散歩コース」、まさに実況ルポといった趣きで、歩いて見える大好きな風景やエピソードや思い出を本当にゆっくりと綴って下さいましたね! 海沿い、川沿い、公園、神社、都心に下町も、晴れた日も雨の日も雪道も…。これほどまでにいろんな散歩道、そして地元や季節ならではの情景を聞かせて頂けるとは、予想以上に素晴らしい語らいになりましたねw みなさまが暮らす普段のマチ、いつもの道が見えてくる素敵なルポをいっぱい、どうもありがとうございました!
イエ・ルポ 2 #046 ピックアップ賞・ノミネート賞
#046では「実況中継風ルポ!私のとっておきのお散歩コース」のテーマでご投稿頂きました。みなさまライフスタイルによって、お散歩の楽しみもそれぞれなんですねー。「カフェをめぐってお散歩」「赤ちゃんと一緒に」「会社帰りの一駅歩き」「商店街ぶらぶら歩き」「犬の散歩」「夜の散歩コースで小規模に四季を感じる」…。そしてやはり多かったのが、自然の清々しい光景と空気を満喫するお散歩コース。「森林浴をしながら散歩」「林の中の道」「公園の道」「川(運河)沿いの道」「海岸線」「河川敷」「日常、特になにもない道、海へ続く道」などなど。街なかでは、「都心のオアシスを散歩〜私の場合は皇居の周りを散歩」「ワタシの場合は代々木公園」「新宿御苑」と、特に広大な公園が人気でしたね。また、「広島駅→新市民球場のみちのり」「家の近くのバイパス」といった地元の道や、「雪道散歩」をはじめ季節ごとのお楽しみや風景もいろいろご紹介下さいました♪
そんななかから、今回は「実況中継風ルポ!」というテーマのポイントを大切に、歩く目線でお気に入りの散歩道を綴って下さったタイトルより、ピックアップ賞・ノミネート賞を選ばせて頂きました。本当は、ノミネート賞も全文をここに掲載したかった! ほかにもご紹介したいタイトルがもっとあった! それくらい充実した語らい、ぜひいわしの方でも読んで頂きたいですー!
■
住宅街のヤマモモ通りを下っていくと、マチ中に田んぼや畑があります。田んぼの端まで歩くと、けっこうハァハァ息も上がってくるくらいの距離なんですが、農道街道と名付けて散歩をしたりサイクリングコースに入れたりしています。
春先にはこの農道街道がレンゲ街道となります。田んぼに沿って淡い赤紫のレンゲが咲き乱れ、側溝に降りるとミツバチたちがせっせと蜜集めをしています。また畑には食用の菜の花が咲いていて、こちらでもミツバチたちがブンブン忙しそうに飛んでいます。レンゲも菜の花も、とてもいい香りがするんです。これが農道街道の春の香り。
八十八夜を過ぎる新緑のころは、農道街道の隅にある小高い丘に、点々とある茶畑から新茶の香りが漂う時期。こちら静岡では、山間の広大な茶畑だけでなく、ちいさい地所にも茶畑が多々点在しています。住宅地やショッピングセンターの近くにもあるくらい。1番茶を摘んだら、次は夏に向けて2番茶3番茶の芽が出てきます。
盛夏のころ、田んぼには稲が青々と茂っています。朝の5時には表も明るくなるので、涼しい早朝6時ころに農道街道へむけて出発。今年もいい米になれよと、案山子の真似をしながらセルフポートレートを撮ります。日が高くなるにつれ日差しで肌が熱くなりますが、朝のうちはそよ風が心地よいです。
秋。小春日和になるころは、農道街道は桃色や橙、黄金色に染まります。田んぼの側溝よりには、可憐で色とりどりのコスモスが咲き、高台からみるとコスモス街道といった感じ。「秋桜」と書くだけあって、風に吹かれるそのさまはまるで幻想的でもあります。一方、頭を垂れた稲穂は黄金色を放ち、今年も美味しいお米が食べれるぞと、食欲の秋をほうふつさせてくれます。
晩秋にもなると落ち葉が風に舞い、散歩の時間は日のある夕方まで。農道街道では稲刈りも終わり、田んぼは稲藁に覆われます。畑では里芋の茎もたれ、小芋の収穫がされているところもちらほら。農家のお宅なのか、この時期には干し柿も軒先につるされています。冷たくなってきた風にあたりながら、農道街道から帰ってきたら、実家でも干し柿づくりの手伝いです。
真冬の散歩は年末年始で忙しくなりがちで、仕事の行き帰りコースが中心になります。ただ、1月初旬に咲くお茶の木の花を、奇麗な状態で写真に収めたことがないので、毎年年末から1月中旬くらいまでは、時期を見て農道街道に点在する茶畑を見回ります。ほんの短い間、とくに朝の姿が美しいといわれているお茶の花。今度こそは極寒の中でも、その美しい瞬間を収めてみせます。
■
by id:fwap
「私のとっておきのお散歩コース」は蛇松緑道です。
蛇松緑道というのは、沼津駅と沼津港を結んだ市街を一直線に結んだ歩道です。
沼津市のホームページによると、旧国鉄・沼津港線が廃線になった昭和49年以降、整備されたものらしいです。
ルートにはお寺や公園、さらには富士山と白砂青松の千本松原を一緒に眺めるところがあります。
通りの花々も季節毎に変化あり、とても見所ある通りで、何十年と歩いてきている私にとってもくり返される季節の楽しみでもあります。
具体的には、この時期ですと山茶花や椿の花。春になるとサクラやツツジ、夏だとあじさいや藤の花、秋だと花ではありませんが色変わる紅葉が見所だと思います。
私は小さい頃は近所の小学校に行くのにこの緑道となる道を通っていました。中学生になるともう少し遠くまで緑道を歩んでいました。
さらに、話は戻ると幼稚園の頃は母に手を引き、引率の先生と一緒に緑道となる沿線に沿って歩いていましたね。
高校と大学は駅に直線で向かう道だったので、緑道となる道は人通りも少なく、私にとって生活からしばらく離れたものとなってしまいました。
転機は子どもが産まれてからです。子どもを幼稚園に入れるのは、私と同じ所と決まり、お母さんの当番をするときには私が子どもたちの手を引いて幼稚園まで連れて行かなければならないのです。
ちょうどその頃、近所の国鉄・沼津港線が廃線となり、緑道が急ピッチで整備されたのです。これによって緑道として生まれ変わった旧沼津港線が駅までの散歩を楽しむルートとしてできあがったのです。
私はよく週末に一緒に幼稚園から先の緑道を一緒に歩いて連れて行っていきましたね。通りにある草や花の名前を教えつつ、道に接するお店について説明して、地域の生活と土地に根ざした文化や商業を説明しました。
よくアゲハチョウが飛んでいる春の時期になると、子どもが捕まえてくれて私に見せたりするんです。ときどき、力の加減が分からず、抑える羽の位置を間違い、蝶を飛べなくさせてしまい息子が泣き出してしまったことも私のいい思い出です。
子どもに草花や虫など自然や地域の文化を一直線に沿って教えられるというのもおそらく全国的に見てもないことでしょう。
そして、現在の私のコースは若干変わってしまいますが、白銀町というところまで出て、帰りは千本浜を通って帰るようにしています。
以前のいわしで街道に関するいわし、また白砂青松に関するいわしを書きましたが、景色がとにかく美しい。駿河湾と松を向こうに控える富士山が日本の原風景と思えるくらいの理想の眺めです。
それに、この緑道には水産加工場の干物工場が控えていることもあって、丸々とした猫がたくさんいます。猫が大好きな私にとって、この道は温かい気持ちになれる、そんなお散歩コースです。
おばあさんのウォーキングですので、仕事があるとき以外は毎朝2時間。ここしばらく続けています。無理せず、長続きさせることが私の健康の秘訣です。
それにしても、町並みや道にある自然や史跡をまだまだ残したままになっているように思えます。お散歩ルートから、新たな街おこし、地域社会に根付いた底上げを考えるとき、私のマチを一直線につなぐ緑道には多くのヒントが秘められているのではないかと感じます。
以下、私が今回のいわしを書くにあたり、参考にしたサイトです。
①静岡県沼津市・公園とみどり「蛇松緑道」
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/ryokuchi/kouen/kobetu/jyamatu.htm
②蛇松線の廃線跡を訪ねる
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/ryokuchi/kouen/kobetu/jyamatu.htm
③東海道線 沼津港貨物線
http://www7.plala.or.jp/wgwg/haitetsu/jamatsu/jamatsu.htm
少し、私も実況中継ができていなかったので、補足といたします。
①駅廃線跡から歩く。駅後方東側は再開発され、活況あふれる。朝は高校生がたくさん駐輪場に停めに来る。
②蛇松緑道を歩いていくと、そこはしばらく市街地。市街地は旧国道1号と交差するところまではずっと生け垣や藤の花が美しく見れる小さなスポット。
③交差する白銀町を過ぎていくと、だんだんと港町の風情が姿を現してくる。
④緑町まで歩くとだんだんと懐かしい景色が。そこには、松風と潮風が誘ってくれる港の香りが。そろそろトンビが飛んでいる姿が見えてきます。
⑤そこから千本港町まで歩くと大きな道路と併走します。この道が沼津港に通じる道です。干物店や水産加工場が見えてきます。
⑥沼津港という前に、レール跡が見えてくる公園があります。ここを右折し、千本浜に向かうと若山牧水記念館があります。
⑦いよいよ港到着です。朝9時くらいに行きますと、発泡スチロールや魚の生臭い香りが残っていて港を実感することができます。
⑧そして、沼津港周りのお店で地元特産のお寿司を頂きます(笑)
ちょっとした地元宣伝となりましたが、ぜひ1度訪れて下さい!
■
年を重ねるごとに、全てが自然体で在りたい―,自然に回帰したい―と思う気持ちが強くなってきています。このような気持ちからなのか、自宅からほど近い「森林公園」という散歩コースに度々足が向いてしまいます。
広大な面積を持つこの公園は、老いも若きもペットまで温かく迎え入れてくれます。
春、サクラに囲まれた馬場では、ゆったりと乗馬を楽しむ騎手。その格好良さにしばし見とれて…。
それから、サクラ咲く木々の下をくぐり、ゆっくりと歩を進めて正門へ。遠く近く賑やかな声。噴水の周りで水の行方を不思議そうに見つめる幼き子。それを温かく見守るパパとママ。また、子犬を嬉々として追いかける子等。ブゥ〜♪ウ〜♪とラジコンを器用に操り、レースを楽しんでいる小学生達。…などなどを景色の中に観ながら、広い芝生の方へ。そこには、思い思いのランチタイムが始まっていたり、ボールで戯れたり。
この賑やかな風景が、この後、静かに散策するまでのアプローチ。
小川に沿って枝を揺らす枝垂桜並木を辿り、ダイナミックな山桜を愛で、小道の起伏を繰り返しながらの5〜6kmが私の散歩コースです。
途中、展示棟でこの森林公園へ飛来する鳥たちの写真展を観賞。スタッフの方から説明を受けたり、質問したりと楽しく談笑する時間も。また、木々や花の名札を見ての学習もしっかりと。
秋の紅葉も素晴らしい情景を楽しませてくれます。
桜葉の紅葉はもちろん、イロハもみじの鮮やかな紅。アメリカン楓やメタセコイヤの見上げる黄葉のダイナミックさ。この風景が公園全体に展開しています。
前夜雨風に洗われた翌日に訪れる公園も素晴らしくて堪りません。散紅葉のカーペットが深々とどこまでも…。時折、はらはらと舞い散るもみじのシャワーを浴びて…。
この自然との一期一会は、なにものにも換え難い散歩中のプレゼントです。
■
地域の動物たちの様子を確認しながら歩くお散歩です。
まず、近くの裏道の駐車場付近から。
ここにはよく猫が集まるんです。
普段見かけない猫がいないかどうかを中心に見回ります。
駐車場と道路の間にはちょっと土があって、そこにはタンポポが点々と顔を出しています。
今は葉っぱが平べったく地面に広がるだけの状態ですが、花が咲くときれいなんですよ。
こんな市街地でもちゃんと小さな虫たちがいて、タンポポの花の中によいしょよいしょと潜り込んだりしています。
駐車場の脇を過ぎてしばらく行くと十字路があるので、そこを曲がります。
次のパトロールスポットは児童公園です。
ここでは、猫が砂場に悪さをしていないか、万が一の捨て猫がいないかなどを中心に見て回ります。
砂場の砂をチェック。
よしよし、きれいな砂です。変な物はありません。
ここに遊びに来る子供たちはみんな顔見知りになっているので、何か変わったこと無い?と聞くと、だだだっと走ってきて「隊長、異状ありません」。
私もきをつけをして「了解っ!」。
地域のことは子供が一番よく知っています。
頼りになる「あにゃまるパトロール隊員」たちです。
公園の反対側は広い通りになっていて、歩道にはハナミズキの街路樹が植えられています。
東京にとってこの木はちょっと特別。
ワシントンD.C.に桜が植わっていますよね。
それは当時の東京市からアメリカに贈られた物なんですが、そのお礼にとアメリカから贈られたのがハナミズキだったんです。
花は春。秋には紅葉し、赤いかわいい実を付けます。
交番のある交差点を曲がると、街路樹はイチョウに変わります。
これも東京都の木になっている、都民にはお馴染みの木。
秋は黄葉してきれいでした。
でも銀杏はなりません。オスの木に統一されているみたいです。
ここはバス通りになっています。
夏、ここを通ったら、バス待ちをしていたおじいさんがいて、目が合ったのでこんにちはと挨拶したら、
「東京のバス停には屋根がないんだねぇ」
え?と聞き返すと、田舎はバス停の横に小さな小屋があるんだよ、バスを1本逃すと1時間も2時間も待たないといけないから、そこで座って待ってるんだとのこと。
東京はすぐバスが来るけど、こんなに暑い日は日陰くらいほしいなとおじいさん。
ほんとですねー。私は扇子を持っていたので、それを取り出しておじいさんをぱたぱた。
「おー涼しい涼しい」
「えへへへへ」
遠くからいらっしゃったようです。
あ、バスが来ました。お気を付けてー。
その先の路地を曲がると普通の住宅街。
その中の一軒に、梅の木が植わっているお宅があります。
それは白梅で、とってもきれいに咲くんですよ。
梅雨時に行くと、いくつか実もなっています。
いいなー、私も実のなる梅がほしいなー。
この住宅街にもよく猫がいるので、異状がないか見て回ります。
ここにいるのはたいてい誰かが面倒見ている猫ですが、家猫はみんな室内にいるので、外にいるのはおそらく野良ちゃん。
こういう庭にやってくる猫ちゃんにエサをあげているような人たちと連携を持って、
ただエサをあげるだけでなく、家猫並みに慣れたら次は新しい飼い主さん探しをしていくようなネットワークが作れたらなと思います。
この住宅地の中にも小さな公園があるので、そこで一休み。
脇の花壇には水仙が植えられていて、毎年きれいな花を咲かせます。
冬が終わると小さな芽がぴょぴょこ顔を出してくるのがとってもかわいい。
ほかにも季節ごとに色んな花が咲きます。
それを手入れしているのは、近くに住む男の人。
先日も堆肥の袋を持ってきて、土にすき込んでいました。
ご苦労様と声をかけると、なんと肥料などは自費で買ってきているとのこと。
「僕はアパート暮らしで庭がないので、ここを自分の庭だと思ってやっているんです」
って。ご立派です!
「私も似たようなものでベランダでしかできないんですよ、今度私もお手伝いしますね」
と約束して別れました。
こうしてぐるっと回って元の場所に。
こんな、地域の動物たちの様子を見て回りながらの道が、私のお散歩コースです。
■
格子戸を開けて表に出ると、板塀の道が続きます。古びた板塀には独特の風情があります。板塀の道を通り過ぎると、民家を改造した小さなレストランがあります。子供の頃はこんなの無かったなぁ。その庭先には葉牡丹がお行儀良く並んで植えられています。レストランの前に葉牡丹があるとキャベツみたい。
その脇を入っていくと、今度は石垣の道が続きます。道は上り坂。だんだん石垣の背が低くなってくると、その先は竹林です。風が吹くとさやさやと葉が音を立てて、とても素敵なところです。子供の頃はここに雀のお宿があるに違いないと思っていました。
角を曲がった細い道を竹林に沿って少し行くと、小さな小さな神社があります。周囲を竹に囲まれた小さな境内に小さなお社。昔は地域を守ってくれる鎮守の神様のほかに、自分の土地に屋敷神としてこうしたお社を祭っていることも多かったようです。そうした名残がこのお社。鎮守の神様のようなお祭りはありませんし、神主さんも居ません。それでも通りがかったお年寄りなどがここで手を合わせている姿を見かけます。
そのはす向かいには庚申塚。庚申塚とは江戸時代初期頃から民間信仰として盛んに建てられた石塔で、申は干支で猿にたとえられることから、庚申塚の神様は猿田彦神とされています。この猿田彦神は道祖神としても信仰されていた神様だったので、それと結びついて、日本各地で街道筋などにも盛んに建てられました。今それが見られないのは、明治時代に国家神道が進められる中で、それと一致しない庚申信仰は国策に合わないとして、特に目立つ位置に建てられていたものは撤去するのが望ましいとされたからだそうです。でも竹林に面してひっそりと建つこの塚は残りました。古く苔むした石塔です。
さらに歩いて竹林が終わると、日を遮る物が無くなって、急に道が明るくなります。すると現れるのが椿の道。道の片側に、ずらっと椿の木が続くんです。花の季節はそれは見事です。シンプルな一重の椿ですが、たくさんの花を付けます。子供の頃はこの花を取って蜜を吸いました。ほのかに甘い、蜂蜜とは違った甘さです。いっぱい花を取ってしまうと叱られますから、一日に三つだけ。三つだって他人の花を勝手に摘んだらいけないのでしょうが、一日に三つだけなら叱られないと勝手に思いこんでいました。だって、数え切れないくらいの花が咲くんですから。道にもたくさん花が落ちています。綺麗なのを拾って髪に飾って遊んだりしました。
花がない季節も、つやつやとした深い緑の葉がとても綺麗です。実の季節には、実を拾うのも楽しみでした。椿の実は大きな黒い実。それは子供にとって宝物です。いっぱい集めて箱に入れて、時々磨いたりして遊んでいました。
椿の道は、実際にはほんの十数メートルですが、子供の頃はどこまでも続く椿ロードに見えました。夢の中にも出てきて、それは本当にどこまでも続いていく道です。夢の中の私は拾った椿の花を手に、どこまでもその道を歩いていきます。ただそれだけ。他には何のストーリーもない夢ですが、目が覚めると幸せな気持ちに包まれています。現実世界の椿ロードはほんの十数メートルですから、私は何度もその前を行ったり来たりして、どこまでも続く道を楽しみます。そして拾った花を数輪持って家に帰ります。水盆に浮かべて楽しむためです。
実はこれは、子供の頃に住んでいた家の周りの話。今はたまにしか行けません。でも、今でも夢に出てくるくらい大好きなお散歩コースです。
■
「線路沿いの散歩道」by id:momokuri3
どこまでも歩き続けて、くたびれたら電車に乗って帰っちゃえばいいという、お気楽歩け歩けコースです。
スタートは駅前から。駅の横の細い道を進んでいくと、しばらくはパチンコ屋などが並ぶ雑然とした景観が続きます。でも最初の踏み切りを左手に見る交差点を過ぎると、すっきりとした街並みに変わります。歩道には花が植えられ、よく犬の散歩をさせている人とも出会います。その先に大きなマンションがあるので、そこの住人みたいです。最近はマンションでも動物OKの所が増えているんですね。それはとてもいいことだと思います。「迷惑がかかるからだめ」と言われていたことが可能になったということは、迷惑をかけない飼い方が普及したということですから。・・・続きを読む
■
「たまに楽しむ超早朝散歩」by id:Fuel
夜明け前のマチを歩く散歩は、この書き込みを読んで始めたものです。
http://q.hatena.ne.jp/1169618476/68159/#i68159
夏は夜明けが早いのでかなり早起きをしなければなりませんが、今の季節ならちょっと早起きするだけで、夜明け前の道を歩くことが出来ます。
今の季節はさすがに朝は寒いというより冷たいですから、モモヒキ着用でしっかり保温w。
http://q.hatena.ne.jp/1257396705/238869/#i238869
頬にキリッとした冬の風を感じながら外に出ます。まだ空は暗く、星が見えています。・・・続きを読む
■
「白い壁の続く坂道」by id:Oregano
私のお気に入りの散歩コースは、自宅からはちょっと離れた、出身中学の校門前から始まります。後門の前の道を北に進んでいくと、やがて長く続く上り坂。そこを上っていくと、道の左手には街並みが眼下に広がり、右側には白い壁が続きます。その壁は今は年月がたってだいぶくすんでいますが、出来たばかりのころは真っ白に見えました。
坂の途中に、ちょっと道幅が広くなって、路側帯の外側に車が一台止まれるくらいの場所があります。もちろんそこは駐車スペースではありませんし、坂道の途中なので、誰も車を止める人はいません。私はそこを「展望台」と呼んでいます。そんなに落差があるわけではありませんが、そこから見下ろす街並みがとてもいい感じなのです。・・・続きを読む
■
「下町ぶらり散歩」by id:lepremierpas
下町っていいですよね。
東京の下町が好きで、いろ〜んな下町をブラリ散歩しています
まずは「谷中銀座」
http://www.yanakaginza.com/home.html
日暮里から歩いていけます。
お店を一つ一つ覗きながら。楽しいです。
雑貨屋さんもあったり、美味しそうな揚げ物やもあったり。
道端の椅子に座ってビールを片手に飲んでいる若者も多く見かけます
の〜んびりした雰囲気がいいです。・・・続きを読む
■
「たった〈2000円の中古デジカメ〉が蘇らせてくれた〈懐かしの散歩コース〉」
by id:VEGALEON
私にとって最近の「とっておきのお散歩コース」は、「住み慣れた我がマチ」なのです。
当たり前のように幼い頃から遊んできた「我がマチ」なのです。
大人になって クルマで移動の生活がメインになって、目線は行楽地や繁華街に向かいました。
しかしインターネットでブログをやり始めて、自分で撮った写真をブログに載せたいと思い始めました。
この「イエはてな」の「リブ・ラブ・スナップ」のコーナーにも影響を受けました。
そこで今年の夏にオークションで安い2000円の中古のデジカメを購入しました。・・・続きを読む
■
「神社の境内」by id:powdersnow
今住んでいる場所は、少しばかり脚を伸ばす場所にあるのですが、氏神様にあたる神社の境内には、よく脚を運びます。
できるかぎりご挨拶に……という気持ちもありますし、個人的にどこか澄んだような雰囲気を感じる神社の境内という場所は、とても好きです。
あまり人のいない静かな空間で、木々の葉の音、水路の音など、街中ではなかなか耳に届かない音が、しっかりと届いてきます。
規模が大きな神社では、林の間を歩いたり、裏山のような場所を回ったり、散歩できる場所や時間も豊富にあります。・・続きを読む