リブ・ラブ・サプリ〜SEASON #015 PickUp5



みなさまこんにちは、ハザマです。今、カレンダーを見ていてふと思い出したんですけれど、京都では祇園祭がはじまった頃、今夜は宵々山だなぁ。コンチキチンのお囃子の中、たくさんの人々が市中の山鉾を巡り歩いてるんだろうな。山鉾も見事だけど、何といっても、山鉾を受け継ぐお町内や室町あたりの家々の宝物ご披露が素晴らしいんですよね。屏風とか織物とか、町家の内側とともに見せてもらえるのが楽しみで。そして17日は賑やかに山鉾巡行。京都で住んでいた頃は長刀鉾の町にいたので、後の祭が終わっても、夜風とともにピー…コンチキ…とお囃子の音がいつまでも耳に残っていたのを思い出します。住んでいるマチに季節の風物詩があるっていいものですね。みなさまのマチにはどんな夏の光景が見えるのでしょうか…。


さて、今日は“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”#015のピックアップ賞をご紹介します。盛夏を迎える3つのテーマ、今回はとりわけ「夏の花」の話題がいっぱい。お庭の風景も思い出の花も、こんなにエピソードを楽しませてもらえるとは、メッセージがそのまま素晴らしいサプリでした。「土用の丑の日」「暑中見舞い」テーマでも、新しく素敵な過ごし方が登場して、この夏はイエ・イベントがまた増えそう! みなさま今回も季節を豊かに楽しむたくさんのライフサプリを、どうもありがとうございました!

リブ・ラブ・サプリ〜SEASON #015 ピックアップ賞

#015は「夏の花を楽しむ」「土用の丑の日に」「中元・暑中見舞い」のテーマでご投稿頂きました。
「夏の花」は、こんなあったんだ!と驚くばかりに色とりどりでしたね。「あさがお」や「ひまわり」など夏の風物詩から、「夏の花・ダリア」「ブーゲンビリア」「グラジオラス」「サルスベリ」「芙蓉(ふよう)の花」「ワタの花(綿花)」「四つ葉のクローバー」「つゆくさ」…。「カンナ」「オシロイバナの記憶」「あざみ」をはじめ、思い出のエピソードもどれも素敵。それに千日草・百日草・日々草と「数字のつく花」のこと、風鈴にシダをしつらえた「つりしのぶ」、広島の夏の平和の花「夾竹桃」、「夏の花の水遣り」「せひ作ってみたいヒマワリのお茶」など、さまざまな話題で学ばせて下さいました。「土用の丑の日」テーマでは、やっぱり「うなぎ」のツリーや語らいが楽しく展開、今年は「ひつまぶし!」で、という人も多いかもw そのほか、「土用の丑の日は〈う〉の付くものを食べる」のツリーでは、うどんや梅干、そうめんやウリなど、夏に元気が出そうな食べ物が次々と。「鰻、シジミ、あんころ餅」という夏の滋養を考えた食習慣もナルホドでした。さらに土用干しで「梅干を干す」時期であることや、難しいという人には「梅の醤油漬け」も紹介されていたので、ぜひ挑戦してみたい! そして「中元・暑中見舞い」テーマのなかでは、明治頃までは直接訪問されていた歴史を現代風に考えられた「夏向けスイーツを持参して集まる暑中見舞いパーティ」はぜひしてみたいな! ハガキでも、夏の押し花を送る「和紙の葉書で」とか、子供さんが作った夏葉書で「今年の暑中見舞い」なんて、心を届けてもらった感じでうれしいだろうな…。お中元はどうしても習慣的になってしまっているのが、毎年残念だなって思います。公のごあいさつは別としても、より親しい人たちへ、暑気払いと日頃の感謝の気持ちを伝える季節行事として、それぞれの家族らしい贈り方が見直されるといいですねw


今回ピックアップ賞は、ちょっと変則的ですが、「夏の花を楽しむ」テーマのメッセージが素敵だったのでまず3つ。花と氷の器で涼しく華やかなテーブルを!『夏のエディブルフラワーを氷中花に』と、子供も大人もいろいろに楽しめる手作り『夏の花で花びらたたき』、夏の七草ご紹介から楽しいお話が発展された『イエはてな版夏の七花を選んでみる』を。「土用の丑の日に」」テーマからは、本好きのみなさまにぴったり!『本好きの土用の行事は本の虫干し(プラス土用餅でティータイム)』。そして「中元・暑中見舞い」テーマからは、世界や自然とのつながりもメッセージになる!『お中元は地球から貧困をなくし自然を守るフェアトレード商品を』を選ばせて頂きました。


今回もさまざまな視点から暮らしの豊かさを見つめた書き込みが豊富な素晴らしいいわしになりました。最後にひとつ、ツリーの中に見つけた面白い夏の歌を。「朝顔を洗い日廻り働きて 夕顔日焼け頬ずきずきと」。さて、この創作短歌には、いくつの夏の花が詠み込まれているでしょう? 答えはいわしの中にありますよw


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「夏のエディブルフラワーを氷中花に」by id:Fuel


夏のエディブルフラワー、食べられる花としては、トロロアオイの花などがあげられると思います。花がオクラに似ていることから花オクラとも呼ばれるこの花は、天ぷら、湯がいて三倍酢などのほか、生のままでも食べられますからサラダの彩りにも最適ですが、一日でしぼんでしまうはかない花ですので、お店で売っていることはほとんどありません。自宅で育てている人だけのお楽しみです。
この花が咲いたら、一緒に大葉なども数枚摘んできて、台所のバットを製氷皿代わりにして、水に沈めて凍らせます。花の色と緑が鮮やかな氷中花ができあがります。その氷の上に刺身などを盛りつけて食べると涼味満点。冷や酒をグイッとやりながらこんな器で食べる肴は最高です。氷が溶けたら、出てきた花や大葉はもちろん食べられます。
最近はエディブルフラワーとして多数の花が食品売り場で売られています。何の花かわからないと若干季節感は薄らぎますが、大葉をあしらうことで夏らしさが表現できると思いますので、トロロアオイがない人も、ぜひこんな氷中花を試してみてください。とても涼しげな食卓が楽しめると思います。


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「夏の花で花びらたたき」by id:asukab


 別ツリーで露草染めが紹介されていたので、うちでしていた遊びをご紹介。夏になると子どもたちとした、花びらたたきです。白い布(50センチ四方など、お好みで)を用意して、そこに庭で摘んだツツジバターカップ、バラなどの花びら、クローバー、ミントなどの葉を広げて置き、その上から石でたたきます。直接たたくよりは、上からビニール袋などでカバーしてたたくほうが、石の汚れが布に付かず、きれいに花や葉っぱの色が移せます。
 葉っぱの置き具合や模様を意識しながらたたくと結構すてき。幾何学的な模様にすると、見栄えのよい夏のスカーフのでき上がり。うちでは「夏の旗」として細長い棒に結びつけ、夏の間、玄関入り口にはためかせていました。次の年になると色が褪せてしまうので、次の年はまた新しく作り変えます。い
 色あせた花びらの旗は、今も思い出として残しています。青紫の花びらが残っているのですが、これは何の花だったのかなあ。その年の庭に咲いた花の思い出としても残せますね。


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「イエはてな版夏の七花を選んでみる」by id:vivisan


イエはてなにて、春の七草秋の七草について言及されてましたね。新秋の七草も登場したときは凄くびっくりしました。
さて、春と秋にもあるんだから夏の七草はないかな?と思って調べてみたところ、あったんです。しかし、春や秋に比べると周知されていないですね。
いろんな例があるのですが、その中でもよく言われているのは、昭和の初め頃に勧修寺という人が選んだものです。
 * 葦(よし)
 * 藺(い)
 * 沢瀉(おもだか)
 * 未草(ひつじぐさ)
 * 蓮(はちす)
 * 河骨(こうほね)
 * 鷺草(さぎそう)


未草はスイレン属で、睡蓮の野生版みたいな感じです。河骨も同じくスイレン科で、池や沼地に生え、黄色い花を咲かせます。
夏の花といえば、私が一番好きなのは鷺草で、こちらにも何度か書きました。真っ白な鷺が羽を広げている姿はとても可憐で大好きです。去年の球根が少し増えたので3鉢になりました。
イグサや葦は絶対に簾からきているのかな?水辺に咲く花が多いなぁって思いました。
ここでみなさんの書き込みをみていて、思い入れのある夏の花がいっぱいでてきました。草でないものも多いので、せっかくだからイエはてな版夏の七花を選んでみてはいかがでしょう?


書き込みからみていると・・
 * 向日葵(ひまわり)
 * 朝顔(あさがお)
 * 酸漿(ほおずき)
 * 百日紅さるすべり
 * 百合(ゆり)
 * 露草(つゆくさ)
あたりが多いのかな?抜けていたらすみません。


私個人的には、どこかに鷺草をいれてほしいですw
こんなふうに自分で選んでみるのも楽しいですね。そしてそれが全国に広まっていったら楽しいかもしれません。
それにまつわる歌が作れたら最高です。


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「本好きの土用の行事は本の虫干し(プラス土用餅でティータイム」by id:TomCat


「土用干し」というと、梅干し作りの作業の一貫としてのものが有名ですが、ほかにも衣類に風を通したり、寺社の宝蔵庫の宝物を陰干しすることも、昔からの土用の歳時として伝えられてきました。いわゆる「虫干し」の一環ですね。


日本は森と水に恵まれた国ですが、言い換えればそれは湿度が高いということですから、梅雨明けの晴天が続く頃に行うものを「土用干し」、10月頃に行うものを「秋干し」、11〜12月頃に行うものを「寒干し」と呼び、年間を通じてこうした虫干しを行ってきました。


さて、わが家では夏の土用を書物に感謝する歳事と位置づけ、特に本の虫干しを行います。一般に土用干しは三日三晩と言われますが、書物の場合は晴天が続き湿度が下がると思われる休日を選び、10時〜15時くらいの日の高い時間に限って、基本的に室内で陰干しにします。


窓や扉を二ヶ所以上開けて部屋に風を通し、書棚から本を出してズラリと並べます。といっても全ての本はとても並べ切れませんから、まあ言ってみればこれは儀式ということで、特に貴重な本や年代を経ている本などを中心に並べていきます。


作業が終わったら、ズラリ並んだ本に囲まれながら、土用のスペシャティータイム。お茶をすすりながら「土用餅」をいただきます。これがなかなかの至福の時間。何のことはない、ただのあんころ餅ですが、好きな本に囲まれながらのお茶の時間は最高です。


ちなみに「土用餅」の習慣は、古く公家の間に伝わっていた歳事に由来します。昔は餅粉を練った物を味噌仕立ての汁の中に入れるなどして食したようですが、江戸中期頃から餅を小豆餡で包んだものに変わったと言われています。夏の無病息災を願う食べ物です。おそらく土用と言えば丑の日、丑の方角と言えば守護神は玄武、玄武と言えば黒、ということで、古くから神前への供え物とされてきた餅を、黒っぽい餡で包んだのでしょう。


ま、難しいことは何でもいいんです。とにかく、作業が終わればあんころ餅が待っている、それを励みに体を動かすという、そういうスケジュールがいいんです。本も数が多くなると、力仕事ではないにしてもそれなりに時間が掛かりますから、こんなお楽しみも必要です。


部屋や書物に爽やかな風を通しつつ、まったりとあんころ餅で過ごす夏の一日。とても癒されるひとときでもあります。そこまでするほど本がないという方も、お気に入りの本を数冊選んで土用の風を通し、書物に対する感謝のイベントとしてみてはどうでしょう。きっと、もっと本が好きになるに違いありません。


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「お中元は地球から貧困をなくし自然を守るフェアトレード商品を」by id:momokuri3


お歳暮がテーマの時にも書かせていただきましたが、お中元にもぜひフェアトレードの商品を選んでみませんか。
フェアトレードとは、発展途上国の生産品を、その地域の人々の自立にふさわしい適正な価格で継続的に取引していく貿易のことをいいます。
企業の儲け本位の取り引きではなく、利益をできるだけ生産地に還元していく取り引きをしていくことによって、生産地の人々の生活向上を図り、子供たちが学校にも行かせてもらえず奴隷のように働かされる悲劇や、先進国では許されないような自然破壊による乱暴な生産を根絶していく努力につなげていく貿易。それによってもたらされる商品がフェアトレード商品です。
フェアトレード商品には、フェアトレード商品であることを示すラベルが貼られています。国際的にはFLOという組織が、日本国内では「特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン」という組織がそれを管理しています。フェアトレードラベルを確かめて購入すれば、せっかく国際貢献ができると思ったらインチキだった、なんていうことが防げます。
最近は大手の企業でも、フェアトレード商品を扱うようになってきました。ネットで探せばさらに豊富な商品が見つかります。わが家では家族でフェアトレードの意義を話し合い、去年のお歳暮からフェアトレード商品の利用に切り替えました。今年ももちろんフェアトレード商品のお中元です。国際貢献につながる贈り物には、贈り主の心がこもります。フェアトレードの意義を先方様にもお伝えすれば、きっと喜んでいただけることでしょう。物だけでなく心も伝わる贈り物として、ぜひ皆さんにもお勧めしたいと思います。
フェアトレード・ラベル製品についての詳細はこちらをご覧ください。(フェアトレード・ラベル・ジャパン)


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「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈バスタイム&グッズ〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:iijimanさん、ご投稿ありがとうございました。




旅館にあったという木桶
義祖母(84歳)は、若い頃、旅館に勤めていたそうです。その旅館で使っていたという木桶が1つ、お風呂場にあります。旅館が洗面器(木桶)を新しくした時に、要らなくなったこの木桶を貰ってきたそうです。かなり修理した跡がありますが、銅のタガで締められているあたりに時代を感じます……って、一体何十年前の桶なのか、本当にわからないのですが。プラスチックの洗面器の方が使いやすいので、今では桶としては活用されていません。もっぱらシャンプーや石鹸を収納する器として、お風呂場の片隅で私たちを見守ってくれています。


スナップコメント

半世紀以上にもわたって受け継がれてきた木桶。
その時代のついた趣きもさることながら、
義祖母様の思い出の品を、ご家族みんなで大切にされてきたこと、
それが何より素敵であったかいお風呂グッズですねw
−ハザマ−


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