グラデュエイト・スペシャル「イエはてな」賞

「9月9日の重陽節句をイエはてな記念日にします」by id:MINT


イエはてなは、忘れかけていた日本の伝統にも色々とスポットを当ててきましたね。伝統行事では、id:offkeyさんが書いてくださった新嘗祭と、重陽節句。どちらも昔は大切な日だったのに、今はごく限られた場所でしか祝われなくなっている行事です。それを再びイエのシーズンイベントとして楽しんでいこうという提案は、とても大きなインパクトがあったと思います。


イエはてなで最初に重陽節句がテーマになったのは、たしか07年9月のリブ・ラブ・サプリ#039だったと思います。ここではじめて教えてもらった「着せ綿」の風習(id:YuzuPONさん)は、古き良き美しき伝統の香りを今に届けてくれました。
http://q.hatena.ne.jp/1188968170/114226/#i114226


おかわりいわし(懐かしいですね!)では、さらに話が盛り上がっていきました。
id:SweetJellyさんの菊枕の話では、摘んだ菊の花びらは、重陽の日の光を受けて陽の気を高める意味で陰干しでなく天日干しにすること、昔は菊枕が女性から男性への愛の告白アイテムとして使われていたことなども教えてもらいました。
http://q.hatena.ne.jp/1189053869/114813/#i114813


id:vivisanさんからは、菊酒の話も出てきました。
http://q.hatena.ne.jp/1189053869/114813/#i114977


id:toughさんからは「重陽節句は笑顔の日」。


陰と陽。天体にたとえれば月と太陽。顔にたとえれば、怒ったり泣いたりする顔と、ほがらかな笑顔。日に月と書けば明るいという字になるが、日に日を重ねたらもっと明るいはず。人生は泣いたり笑ったりだけど、今日だけは思い切り明るい、笑ったり笑ったりの日にしてみよう。
また九月九日は菊の節句とも言うが、菊を聞くに変えて、ムカッと怒りたくなったら、まず相手の話を聞く日にしてほしい。相手の事情がわかったら、きっと笑顔で許せるはず。


という重陽節句にちなんだ校長先生のお話しを披露してくださいました。これも私の重陽節句サプリとして定着しています。友だちにもこの話を広めて、みんなで9月9日を笑顔の日にしています。


翌08年のリブ・ラブ・サプリ〜SEASON #017では、またすてきな重陽の日サプリが生まれました。id:Fuelさんの「菊の節句に〈登高〉をやってみる」という提案です。昔の中国では、重陽節句に小高い丘や山に登り長寿と繁栄を祈願する風習があった、小高い丘なら都会でも見つかる、坂道があったらそれを登っていけばいいというアイデアです。


地図を見て、仕事帰りにでも立ち寄れる場所を探しましょう。一番高い所に着いたら、そこで心静かにこうして坂を登れる健康に感謝して、家族一同の長寿と健康を願う祈りを捧げてみたいと思うのです。それはきっと都会の喧噪の中でも可能でしょう。というか、都会のど真ん中でそういうことをしてみる人が増えたら、とても潤いのある街が生まれてくると思うんです。


なんとすてきな提案でしょう。これこそイエはてなと膝ポンものでした。
id:atomatomさんからは中高年になっても楽しめるプチハイキングとしての楽しみ方を、
http://q.hatena.ne.jp/1219207478/180771/#i181467
id:Lady_Cinnamonさんからは、


ハイキングなどアウトドアが趣味の人は9月9日の後に控えている、連休の時の楽しみに重陽節句も含めて楽しまれると良いかもしれません。


私は高齢の父もおりますので、あまり気負わず散歩感覚で、町内の散歩コースをちょっと広げて、小高い所へ足を運びたいと考えています(^^)


という提案もありました。ほんのちょっと高ければそれでOKと考えれば、それぞれ無理なく重陽節句の登高が楽しめますね。
http://q.hatena.ne.jp/1219207478/180771/#i181677


それから後もたくさんの重陽節句・菊の節句サプリが生まれました、イエはてなの質問を振り返れば、毎年色んなサプリでこの節句を楽しんでいくことが出来ますね。


今年も必ず菊の節句を祝います。その時に再びイエはてなの語らいが復活していますように。私は賞品無しで全くかまいませんし、今のはてなはポイント無しでも質問が立てられますから、hazamaさんさえ「個人的にだけど続けよう」って言ってくだされば、きっと続けられると思います。


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グラデュエイト・スペシャル「イエはてな」賞

「2月22日と11月1日は、人と動物のためのイエはてな記念日」by id:YuzuPON


http://q.hatena.ne.jp/1201668482/140221/#i141134
寒い日の猫の集いのねこだんご id:tibitoraさん
というツリーに付けたこの書き込み。


【わが家では猫を飼っていませんが】YuzuPON 2008/02/04 12:36:56
最近野良らしい猫が家の周りに出没しているので、雪の避難所としてダンボールハウスを作って置いてみました。そうしたらみごと中に入って過ごしてくれていました。一匹だけなので猫だんごにはなりませんでしたが、一人で丸くなっていました。母がいたく気に入っているようですので、飼い主がいないことが確定したら、わが家初の猫家族が誕生するかもしれません。


これが、今やわが家の主役と言っても過言ではない猫のことを書いた最初でした。


続いて翌週のイエコト・ミシュラン#006 「イエに色を加えて気分を変えるアイデア」というテーマの時に書いたのがこれ。


わが家に新たに加わった「猫の色」 YuzuPON 2008/02/13 22:14:11
わが家に猫が加わりました。家の周りに出没していた野良猫です。雪の日に避難場所としてダンボール小屋を作っておいたら住み着いたので、家族の一員として家の中に迎え入れることにしました。
この猫の、目の色が美しいんです。澄んだ緑色の真ん中に真っ黒な瞳。今まで猫の目をまじまじと見た経験がありませんでしたが、こんなに美しいものだとは思いませんでした。まるで宝石のようです。
そして毛の色です。わが家の猫は茶色を思い切り明るくしたような色をしています。とても暖かな色です。まだ家に入れて数日なので一緒に寝たりするほどにはなついていませんが、そばにいるだけで暖かくなってくるような色をしています。
この色が加わった時から、わが家の雰囲気ががらりと変わりました。笑顔も幸福感も従来比200%くらいになっています。父も私も帰宅が一電車早くなりました(笑)。


ミシュランの回答としてはかなり無理矢理でしたが、それでも皆さんにご報告したかった、わが家の大ニュースだったのです。


この猫は、どんないきさつでわが家に来たのでしょう。少なくともうちの周囲で生まれた猫ではありませんでした。迷って帰れなくなってしまったのか、それとも捨てられたのか…。おそらく後者でしょう。保健所や警察、迷い猫探しのサイトや掲示板、SNSのコミュなど、様々な所で飼い主さん探しをしてみましたし、あちこちにお願いしてポスターも貼りました。獣医さんにも片っ端から聞き込みをかけました。しかし、この猫を探しているという人の情報には出会えませんでした。


捨てられたのかねと私が言うと、母は、縁があるからこのイエに来たのよ、それでいいじゃないと言いました。父も、縁があるなら生まれた時からわが家の家族だったと考えていいなと言いました。


それなら今まで寂しい思いをさせた償いはわが家でしなければねと母。父も大きくうなずいていました。


こんなふうにスムーズに、家族全員の意見が一致して受け入れが決定したのには、イエはてなに集う動物を愛する皆さんの書き込みの影響が大きかったと思います。まずナビゲーターのhazamaさんが大の動物好き。そして動物をただかわいがるだけでなく、本当に命ある家族として愛している皆さん。


わが家も家族ぐるみでイエはてなを楽しんでいましたから、そうした皆さんの書き込みから受けとめる猫がもたらしてくれるライフサプリのすばらしさは、この猫と出会う前から、わが家の共通認識となっていたのです。


その結果としてわが家の一員に加わった猫。当然誕生日は不明ですから、毎年2月22日の猫の日を誕生日として祝っています。


わが家の猫の幸せそうな姿を見るたびに、命ある存在を尊び愛していくマインドを大きく広げてきた、イエはてなの役割のすばらしさを実感します。今後も、イエはてなという形は無くなるのかもしれませんが、イエはてなの広げてきたマインドは不滅だと思っています。


そうしたことも含めて、2月22日の猫の日と11月1日の犬の日を「人と動物のためのイエはてな記念日」として、家の動物の誕生日を祝いつつ、イエはてなのマインドを再確認し、広げていく日にしたいと思います。動物を愛するイエはてなファミリーの皆様も、ぜひお願いします。


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「3月10日は家族みんなの“イエはてなトークルーム”開催日」by id:Oregano


回答で参加していたのははてなidを持つ私一人でしたが、イエはてなは家族全員で楽しんでいました。ですから終了のお知らせは、わが家から大切なものが無くなってしまうような大ショックでした。父も母もとても残念がりました。


誰よりもイエはてなの終わりを悲しんだのは、大学進学と、上京・一人暮らしという大きな変化とともにイエはてなに出会った、毎度お馴染みの親戚の女の子でした。彼女はわが家の近くにアパートを借り、わが家に入り浸っていましたから、東京生活イコールイエはてな流の毎日だったんです。


彼女はイエはてな終了のお知らせを見て、本当に悲しそうでした。「自分のイエがなくなっちゃう感じがする」と涙ぐんでさえいました。そんな彼女の提案が、3月10日を家族みんなの“イエはてなトークルーム”開催日にしようというものでした。


3月10日という日付は、私が彼女のことをはじめてイエはてなに書いた日です。
■ 親戚の子が東京にやってくる
http://q.hatena.ne.jp/1267765009/255934/#i255934


彼女は言います。「この日から私もイエはてなの一員になったんだと思ってるよ。ケータイしか持ってないから自分では参加できなかったけど、お兄(私のこと)を通じて私のアイデアも書いてもらったよね」と。


毎年3月に入ったら、その年のテーマを出題します。そして10日が平日なら夕食の時間、休日なら昼間に家族みんなで座談会。年に一度、家族皆で「生イエはてな」の語らいを楽しもうというのが彼女の提案です。


「でも、お前は卒業すれば実家に帰るだろうし、俺だって結婚してイエを出ちゃうかもだよ。何回それが出来るかな」「じゃあ、私は卒業したらこのイエに住む。お兄も私と結婚してここに住む」「え?え?」「以上解決」「じゃねーだろ」「嫌なの?」「嫌じゃないけど」
親戚といっても遠い関係ですから、この計画は可能です(笑)。


この家庭内「生イエはてな」計画では、彼女がナビゲーターとしてhazamaさんの役目を務めるんだと、やる気満々になっています。とりあえず今年は4月に月遅れ開催として、私たちの新しい家族関係の将来を楽しむサプリを考えることになりました。


皆さんの中にも、家族ぐるみでイエはてなを楽しんでいた方が少なくないと思います。ぜひご家庭で、生トークによるイエはてなの語らいを楽しんでみてください。この輪が広がれば、きっとネット上の本家イエはてなも再開されるに違いありません。


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「3月19日を家族でギターを弾き歌う日に」by id:tough


3月19日はミュージックの語呂合わせで「音楽の日」ということで、“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON” #029のテーマは「春分・春彼岸に」「春のアウトドアタイム」「音楽の日に」の三つでした。このテーマを見て、私の心にフツフツと湧き上がる思いがありました。一晩考え、翌日も考え、そして職場の昼休みに決意。弁当を食べながらキーを打って、次のような決意表明を書き込んだのでした。
http://q.hatena.ne.jp/1237352204/209333/#i209333


音楽の日記念に、ギターを買って帰ります!」と題したこの書き込みは、私にとっては一大決心でした。学生時代を体育会系で無骨一筋に過ごしてきた私は、カラオケも苦手な音楽無縁人間。そんな私が楽器を手にすることなど、イエはてなに出会っていなければ有り得ないことでした。


これが2009年の3月のこと。あれから3年。毎日少しずつ練習をして、少しものになってきました。音楽も、聞くだけの立場から、自分で楽器を弾く立場に変わると、今まで見えていなかった、聞こえていなかったものが、いろいろわかるようになってきますね。それだけでも、とても世界が広がりました。


さらにすばらしかったのは、父との音楽を通した交流が生まれたことでした。父の青春期はフォークソング全盛時代。父もギターが大好きだったのです。


http://q.hatena.ne.jp/1267765009/255792/#i255792
私がギターを弾いているのを見て若いころを思い出した父は、再びギターを手にしたくてたまらなくなったと、ド派手なギターを衝動買いしてきたのです。そのギターも中古でしたが、現在エレアコで有名なタカミネが1960年代〜70年代前半に作っていた価値ある一本であることを、いわしで教えてもらいました。


父は昔取った杵柄でなかなか上手く、初心者の私のいいお手本になってくれました。私が段々弾けるようになってくると、親子でセッションを楽しむことが多くなりました。ここに、やはり昔のフォーク世代である母もコーラスやボーカルで加わって、当時の古い曲も、最近の新しい曲も色々取り混ぜながら、家族で音楽を楽しめるようになりました。


そんな中から、言葉以外で分かり合える親子のコミュニケーションが築かれていきました。大人になってから、しかもそろそろ一家を構えて独立寸前になりかかった時に、こうした親子のコミュニケーションが図れたことは、本当にイエはてなのおかげだと深く感謝しています。


去年の音楽の日は大震災の直後でそれどころではありませんでしたが、今年の音楽の日、つまりこれを書いている前日ですが、今年の3月19日は、親子でギターを弾き、歌い合うひとときを持ちました。夜だったのでジャカジャカ掻き鳴らす曲ではなく、しっとりと歌うような曲ばかりになりましたが、すてきなイエ・コンサートが出来ました。


来年からも、3月19日の音楽の日を、家族でギターを弾いて歌い、言葉のコミュニケーションと違った、音楽を通じたもう一つのコミュニケーションを楽しんでいく日としたいと思います。


なお、皆さんの熱い思いが込められた今回の回答を見ていると、もしかしてイエはてなは無くならないのではないかと思えてきました。ちょっとメロディが浮かんできたので、これからイエはてなの歌を考えてみたいと思います。


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「9月第三月曜日とその前日前々日を、秋連休を楽しむ日に」by id:momokuri3


イエはてなのスタート時からほとんど皆勤を通してきた方が何人かいらっしゃると思いますが、私もほとんど全回欠かさず参加してきたつもりです。もう、イエはてなと実際の毎日が完全に一致していました。リブ・ラブ・サプリという考え方がすっかり定着して、皆さんの提案されたサプリを実際に行ってみる、自分でも何か新しいことを考え実行して、その結果を報告する、その繰り返しが楽しくて楽しくてたまりませんでした。


そんなイエはてなと過ごした5年あまりの中で、特に印象深く憶えているのが“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON” #040の「秋連休を楽しむ」というテーマでした。出題されたのは2009年9月17日。ハッピーマンデーの休日である敬老の日が目前でした。


秋連休かぁ。あと数日で、土・日・月の三連休。これを思い切り楽しんで、それをいわしで報告できたらいいだろうなぁ。何をしようか。そんなことを考えて思いついたのが「お花見」ならぬ「お実見」ツアー。春が花なら、秋は実り。植物の実りの美しさを満喫する旅行計画でした。


どこに行こうかと考えて、とりあえず宿が取れそうな場所をチェック。連休直前でも宿が取れるような所は、観光化されていない、その土地の本当にナチュラルな姿が楽しめますから、この時のような目的の旅にはかえって好都合でした。


こうして楽しんできた秋連休のルポがこちらでした。


■自然の実りの素晴らしさを実感、秋連休の「お実見」ツアー
http://q.hatena.ne.jp/1253163055/234159/#i234159



国道を離れて県道に入り、さらに歩いていくと、道幅が細くなってだんだん坂道に。坂道が山道に変わり、道を間違えたかと心細くなってきたところに現れた小さなトンネル。そのトンネルを抜けると、手つかずに近い野山が広がる別世界でした。



溢れんばかりの深い緑。ここからたくさんの、自然界の秋の実りに出会うことが出来ました。その詳細は、上のリンクからご覧ください。とにかく大自然の息吹を全身で感じ、自然の美しさに心が洗われ、実りという命を未来につないでいく植物たちの営みに感動し…。本当にすばらしい、そして充実した秋連休の過ごし方が出来ました。


以来私は、春のGWに比べればささやかな連休ですが、敬老の日秋分の日に絡む秋連休を、とても重視するようになりました。GWに負けず、秋連休の計画にも心が躍ります。必ずしも旅行のような大がかりな計画になるとは限りませんが、計画を立てて、指折り数えて待つ連休の楽しさは格別です。


そのようなわけで、私は毎年9月第三月曜日に絡む連休をイエはてな記念日として、秋連休を楽しむことをサプリとしていきたいと思います。


というわけでhazamaさん、ぜひ秋のサプリも色々ご紹介いただきたいと思いますので、イエはてなはなくなっても、リブ・ラブ・サプリ日めくり版は、何かの形でこれからも継続していただきたいと切に希望します。私も何かの方法で、新しいサプリを色々提案させていただければと思っています。


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「2月14日、バレンタインデーを愛と平和の日に」by id:TinkerBell


バレンタインデーがテーマになったリブ・ラブ・サプリ#012。
イエはてながはじまって、最初にやってきたバレンタインの時でした。
そこで私はこう書いたんです。


「今年は社会派バレンタインにします!」
私は少しひねくれているのか、バレンタインには女の子が贈り物をするのが当たり前と思われているのに、ちょっと反発しています。
本当はバレンタインて、結婚して家庭を持つと戦争に行くのを嫌がるようになるから結婚禁止なんてめちゃくちゃなことを言われていた兵士のために、ひそかに結婚式をしてあげていた神父さんを記念する日なんですよね。
だから本当のバレンタインは、愛する人たちが戦争で引き裂かれない世界を作る日。
ニュースでアメリカのことをやっていました。イラクに行かされた兵士のお母さんが早く息子を返してと言っていました。きっと戦争で引き裂かれた恋人たちがアメリカにもたくさんいます。そういう人たちのことを思う日。
そのとおりだねと言ってくれる人にチョコあげます!


そこから、すばらしい語らいのツリーが伸びていきました。
これです。見てください!!
http://q.hatena.ne.jp/1170824685/71346/#i71346


愛と平和を大切にしていこうとする声がたくさん集まって、私は本当に感動しました。
皆さんの一言一言が胸に迫ってきて、涙が出てしまいました。
ここからかなぁ。私の中で、イエはてなが本当に大切なライフワークに育っていったのは。


それから毎年、バレンタインデーにはすてきな語らいが恒例になりました。
翌年のリブ・ラブ・サプリ〜SEASON #007にはこんなメッセージが。
バレンタインにこそフェアトレードのチョコレートを id:CandyPotさん
http://q.hatena.ne.jp/1202879009/143541/#i143541


だから私は、バレンタインにこそフェアトレードのチョコレートを贈ります。自然を守り、子供たちを守り、世界から貧困を無くす努力をしながら作られるチョコを選びます。バレンタインをお金持ちの国の女の子の贅沢で終わらせたら…愛が泣きます。


これもたくさんの共感を呼ぶ大きなツリーに育ちました。


さらに毎年バレンタインデーをテーマにした質問が積み重ねられてきましたが、同じテーマでも絶対にマンネリにならないのがイエはてなのレベルの高さ。
毎年多彩な切り口のすてきな回答が集まりました。
しばらく前にも、イエ・イベントとしてのバレンタインの計画を競い合うコンテストがあったばかりですね。


こうしてイエはてなが大きく育ててくれた、愛と平和のバレンタイン。
私は今年、その思いを込めて意中の人にチョコを贈り、それを受けとめてもらうことができました。
ずっとずっと前から好きだった人。
でも、告白してふられたらもう友だちでもいられなくなる。
高校生の片思いみたいなことを続けていた私でしたが、そんな私の背中を押してくれたのが、実はイエはてなの存在だったんです。


イエはてなも6年目。
私もそろそろリニューアルして、新しい話題を提供できるようにならなきゃ。
私も結婚を考えていいお年頃。
そうよ、私の今年の通年サプリは「目指せたかさごやで生活に新境地」!!
なーんて、イエはてなの投稿の話題作りにかこつけて。


ふられる恐さも、
「えーい、ふられてもそれが永遠のお別れにならないサプリを開発して投稿するんだ!!」
なんてわけのわからない目標を立ててクリア。


心を込めてチョコを作りました。
キッチンに立つことのすばらしさも、イエはてなが私に教えてくれたこと。
それまでの私は、女は家事という決めつけへの反発心から、ぜったいに料理なんかするものかとひねくれていました。
そんな私に、料理の楽しさ、食と健康の大切な関係、料理に込められた伝統のすばらしさ、料理を創作することの喜び、技術を身につけることのやりがいなどを教えてくれたのは、イエはてなに集う皆様でした。
そうしてイエはてなと過ごしてきた5年間の中で、私は本当に料理が大好きになりました。


そんな、何から何までイエはてなのお陰で迎えた今年のバレンタインデー。
私の思いは、しっかり相手に届きました。
お互いもう大人ですし、知り合ってからはそこそこ長いですから、早くも「たかさごや」プロジェクトが始動しています。
本当に、リニューアルした私を、これから皆様にお目にかけられるはずでした。


これからも毎年2月14日を私のイエはてな記念日として、愛と平和を真剣に考える日にしてまいります。
そして、リニューアルした私の毎日とそこから生まれるサプリを、何かの形で皆様にご披露し続けていきたいと思います。
卒業してもイエはてな同窓生の心は一つ。
バレンタインデーがこれからもずっと続いていくように、私たちがいるかぎり、イエはてなもずっと続きます。


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「11月1日、イエはてなの○周年を祝いつつ、山ほどのたまねぎでスープを仕込みます」by id:TomCat


今回ほど閲覧が辛い質問はありません。もうこれで終わってしまうのかと思うと、今日まで一行も書くことが出来ませんでした。


私は2010年最初のいわし(当時はまだ『いわし』だったんですよね)で、こう書きました。


文化には、連続性が大切です。何の脈絡もなく突然登場してくるブームは、物珍しさから一時はもてはやされますが、定着は難しいですよね。「トレンド」は「消費生活文化」の中の「現象」であって、それが「文化」として継承されていくことはまず無いんです。
http://q.hatena.ne.jp/1262753640/244917/#i244917


私はイエはてなの語らいをブームに終わらせたくありませんでした。これを文化に育てたいと思っていました。そのためには、もっとたくさんの時間が必要です。


イエはてなというプロジェクトを、消費生活文化の中の企業宣伝企画で終わらせたくなかった。ここから普遍的な価値を創造していきたかった。


スポンサーも宣伝活動とは一線を画した、住宅デベロッパーならではの社会貢献活動としての熱意を持ってくれていると信じたかった。


私はイエはてなに抱いた希望を今も持ち続けていますし、hazamaさんも、皆さんも同じだと思います。


どうですか、皆さん。私達がこの質問をもってイエはてなを卒業するならば、ここからは実社会における生涯学習、公民館などを拠点にして市民の手で作り上げていく社会教育活動に相当する「イエはてな市民大学」を、みんなで作っていきませんか。


とりあえずhazamaさん、更新が停止する今のブログに代わって、hazamaさん個人のアカウントでダイアリーを開設してくださいよ。そこが私達の公民館。欲しいのはみんなが集えるコメント欄ですから、本体の内容はごく気軽な「つぶやき」程度で構いません。誓ってhazamaさんにはご負担はおかけいたしません。


ね? そのくらいのワガママなら、かなえていただけるでしょう?


さて、やっと少し元気が出てきたところで本題です。私の「イエはてな記念日」は11月1日。忘れもしないイエはてな第一回目のスタート日に由来します。
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20061101


この時書かせていただいたのがこのサプリ。


“リブ・ラブ・サプリ #001”
「たまねぎのスープを鍋いっぱい作る」


私は冬を実感した日から、タマネギのスープを作り始めます。まず大きなお鍋いっぱいのコンソメ作りからスタート。私はコンソメ・ド・ボライユ(チキンのコンソメ)が好きです。めんどくさかったら市販のコンソメの素でもまあいいことにしましょう。で、ここにタマネギを山のように投入します。あとはコトコト、コトコト、ひたすら煮込むだけ。
さあ、翌日。帰ってきたら、真っ先にキッチンに行ってスープの鍋に火を入れます。そしてリビングの暖房も入れてやると、格段に早く部屋が暖まるんです。これがうれしい。そしてスープの湯気が部屋を加湿してくれますから、帰宅直後から喉にもやさしい。いい感じに部屋もスープも温まったら、そろそろ夕食です。
ちなみにスープは飲んだ分だけ補充して、私はこれを一冬飲み続けます。タマネギの効果で喉などの粘膜も強くなって、冬の健康管理にも最適です。本格的な冬が訪れる頃には、お鍋の中はじっくり煮込まれた琥珀色のスープになっています(^-^)
id:TomCat
http://q.hatena.ne.jp/1162326008/52911/#i52911


これが私の、イエの幸せの原点なんです。温かな湯気の香るキッチン。乾燥しがちな冬の始まりに、肌にも優しい潤いです。そして耳には心地よいコトコトという微かな音。五感の全てが、素敵な恵みに感謝する。そんなひととき。もー、ほんと、思わず全世界にありがとうって叫びたくなってしまいます。


さらにここに、イエはてなならではの語らいの成果がプラスされていきました。まずこの冬は、使ったたまねぎがわが家の菜園出身だったんです。


イエはてなには、植物を愛する人達がたくさん集っていますが、おそらくその土台を作ったのは、hazamaさんが書かれた屋上緑化シリーズ。


[はてなポッチ2丁目] #010 「私の屋上緑化&電車の人たちに緑のメッセージ計画!」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20070122#1169446394


ここからいくつかの質問を経て、屋上で育てているオリーブの樹の話題なども披露されて、みんなの植物に寄せる思いがどんどん集まってくるイエはてなになっていきました。私の菜園も、そんなイエはてなの語らいの延長です。


さらに最近のイエはてなヴィーガンが注目を集めていましたよね。以前からゆるやかな菜食のテーマは様々な質問を通して語り合われてきましたが、去年の10月、
「クリスマスのメニューを考える」by id:ekimusiさん
http://q.hatena.ne.jp/1317189242#a1107027
で、ついにヴィーガンという言葉がイエはてなに登場。


【ビーガン(英)vegan。絶対菜食主義者・純粋菜食主義者
いわゆるベジタリアン菜食主義者)が、卵や乳製品を食べるのに対し、ビーガンは、それらと合わせ蜂蜜までも一切口にせず、
動物性の素材を用いた靴・衣服・アクセサリーも身につけないライフスタイルのこと 】


これにいい意味で刺激されて、今年のたまねぎスープは純植物性。ベースとなるブイヨンには鶏ガラなどを一切使わず、もちろんそうした動物性素材を原料とした固形スープの素なども使わずに仕立てました。


これで、動物もにっこりの優しい味わいのスープとなりました。このノウハウは、
“イエ・ルポ#040”
Tokyo Living Days に取り上げられるイエレストランの出来る家
by id:daydayさん
のレスとして書かせていただいた所から膨らんでいった農園レストラン計画。
http://q.hatena.ne.jp/1191214559/119120/#i119287
そこでもきっと生かしていけることでしょう。


もうすぐ私は、念願の農山村への移住を敢行する予定。そこで、イエはてな足かけ6年の語らいの成果を具体化していきます。まだ具体的な日取りは未定ですが、せっかくイエはてなで育んできた夢の実現の報告の場が無くなってしまっては悲しいですから、hazamaさん、ぜひみんなで作るイエ生涯学習の場、「イエはてな市民大学」ダイアリーのご準備をお願いいたしますね!! きっとそこで、また色々ご報告させていただきます。


毎年、11月1日には変わらずスープを作り、そしてイエはてなの○○周年を祝い続けていく。これを私の大切な「イエはてな記念日」にしていきたいと思います。11月1日の意義とサプリは、今後何十年経っても変わりません。私にとってのイエはてなは、定着した文化なのですから。



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