グラデュエイト・スペシャル「イエはてな」賞

「9月9日の重陽節句をイエはてな記念日にします」by id:MINT


イエはてなは、忘れかけていた日本の伝統にも色々とスポットを当ててきましたね。伝統行事では、id:offkeyさんが書いてくださった新嘗祭と、重陽節句。どちらも昔は大切な日だったのに、今はごく限られた場所でしか祝われなくなっている行事です。それを再びイエのシーズンイベントとして楽しんでいこうという提案は、とても大きなインパクトがあったと思います。


イエはてなで最初に重陽節句がテーマになったのは、たしか07年9月のリブ・ラブ・サプリ#039だったと思います。ここではじめて教えてもらった「着せ綿」の風習(id:YuzuPONさん)は、古き良き美しき伝統の香りを今に届けてくれました。
http://q.hatena.ne.jp/1188968170/114226/#i114226


おかわりいわし(懐かしいですね!)では、さらに話が盛り上がっていきました。
id:SweetJellyさんの菊枕の話では、摘んだ菊の花びらは、重陽の日の光を受けて陽の気を高める意味で陰干しでなく天日干しにすること、昔は菊枕が女性から男性への愛の告白アイテムとして使われていたことなども教えてもらいました。
http://q.hatena.ne.jp/1189053869/114813/#i114813


id:vivisanさんからは、菊酒の話も出てきました。
http://q.hatena.ne.jp/1189053869/114813/#i114977


id:toughさんからは「重陽節句は笑顔の日」。


陰と陽。天体にたとえれば月と太陽。顔にたとえれば、怒ったり泣いたりする顔と、ほがらかな笑顔。日に月と書けば明るいという字になるが、日に日を重ねたらもっと明るいはず。人生は泣いたり笑ったりだけど、今日だけは思い切り明るい、笑ったり笑ったりの日にしてみよう。
また九月九日は菊の節句とも言うが、菊を聞くに変えて、ムカッと怒りたくなったら、まず相手の話を聞く日にしてほしい。相手の事情がわかったら、きっと笑顔で許せるはず。


という重陽節句にちなんだ校長先生のお話しを披露してくださいました。これも私の重陽節句サプリとして定着しています。友だちにもこの話を広めて、みんなで9月9日を笑顔の日にしています。


翌08年のリブ・ラブ・サプリ〜SEASON #017では、またすてきな重陽の日サプリが生まれました。id:Fuelさんの「菊の節句に〈登高〉をやってみる」という提案です。昔の中国では、重陽節句に小高い丘や山に登り長寿と繁栄を祈願する風習があった、小高い丘なら都会でも見つかる、坂道があったらそれを登っていけばいいというアイデアです。


地図を見て、仕事帰りにでも立ち寄れる場所を探しましょう。一番高い所に着いたら、そこで心静かにこうして坂を登れる健康に感謝して、家族一同の長寿と健康を願う祈りを捧げてみたいと思うのです。それはきっと都会の喧噪の中でも可能でしょう。というか、都会のど真ん中でそういうことをしてみる人が増えたら、とても潤いのある街が生まれてくると思うんです。


なんとすてきな提案でしょう。これこそイエはてなと膝ポンものでした。
id:atomatomさんからは中高年になっても楽しめるプチハイキングとしての楽しみ方を、
http://q.hatena.ne.jp/1219207478/180771/#i181467
id:Lady_Cinnamonさんからは、


ハイキングなどアウトドアが趣味の人は9月9日の後に控えている、連休の時の楽しみに重陽節句も含めて楽しまれると良いかもしれません。


私は高齢の父もおりますので、あまり気負わず散歩感覚で、町内の散歩コースをちょっと広げて、小高い所へ足を運びたいと考えています(^^)


という提案もありました。ほんのちょっと高ければそれでOKと考えれば、それぞれ無理なく重陽節句の登高が楽しめますね。
http://q.hatena.ne.jp/1219207478/180771/#i181677


それから後もたくさんの重陽節句・菊の節句サプリが生まれました、イエはてなの質問を振り返れば、毎年色んなサプリでこの節句を楽しんでいくことが出来ますね。


今年も必ず菊の節句を祝います。その時に再びイエはてなの語らいが復活していますように。私は賞品無しで全くかまいませんし、今のはてなはポイント無しでも質問が立てられますから、hazamaさんさえ「個人的にだけど続けよう」って言ってくだされば、きっと続けられると思います。


»このテーマの投稿コメント一覧はコチラから。