グラデュエイト・スペシャル「イエはてな」賞

「3月19日を家族でギターを弾き歌う日に」by id:tough


3月19日はミュージックの語呂合わせで「音楽の日」ということで、“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON” #029のテーマは「春分・春彼岸に」「春のアウトドアタイム」「音楽の日に」の三つでした。このテーマを見て、私の心にフツフツと湧き上がる思いがありました。一晩考え、翌日も考え、そして職場の昼休みに決意。弁当を食べながらキーを打って、次のような決意表明を書き込んだのでした。
http://q.hatena.ne.jp/1237352204/209333/#i209333


音楽の日記念に、ギターを買って帰ります!」と題したこの書き込みは、私にとっては一大決心でした。学生時代を体育会系で無骨一筋に過ごしてきた私は、カラオケも苦手な音楽無縁人間。そんな私が楽器を手にすることなど、イエはてなに出会っていなければ有り得ないことでした。


これが2009年の3月のこと。あれから3年。毎日少しずつ練習をして、少しものになってきました。音楽も、聞くだけの立場から、自分で楽器を弾く立場に変わると、今まで見えていなかった、聞こえていなかったものが、いろいろわかるようになってきますね。それだけでも、とても世界が広がりました。


さらにすばらしかったのは、父との音楽を通した交流が生まれたことでした。父の青春期はフォークソング全盛時代。父もギターが大好きだったのです。


http://q.hatena.ne.jp/1267765009/255792/#i255792
私がギターを弾いているのを見て若いころを思い出した父は、再びギターを手にしたくてたまらなくなったと、ド派手なギターを衝動買いしてきたのです。そのギターも中古でしたが、現在エレアコで有名なタカミネが1960年代〜70年代前半に作っていた価値ある一本であることを、いわしで教えてもらいました。


父は昔取った杵柄でなかなか上手く、初心者の私のいいお手本になってくれました。私が段々弾けるようになってくると、親子でセッションを楽しむことが多くなりました。ここに、やはり昔のフォーク世代である母もコーラスやボーカルで加わって、当時の古い曲も、最近の新しい曲も色々取り混ぜながら、家族で音楽を楽しめるようになりました。


そんな中から、言葉以外で分かり合える親子のコミュニケーションが築かれていきました。大人になってから、しかもそろそろ一家を構えて独立寸前になりかかった時に、こうした親子のコミュニケーションが図れたことは、本当にイエはてなのおかげだと深く感謝しています。


去年の音楽の日は大震災の直後でそれどころではありませんでしたが、今年の音楽の日、つまりこれを書いている前日ですが、今年の3月19日は、親子でギターを弾き、歌い合うひとときを持ちました。夜だったのでジャカジャカ掻き鳴らす曲ではなく、しっとりと歌うような曲ばかりになりましたが、すてきなイエ・コンサートが出来ました。


来年からも、3月19日の音楽の日を、家族でギターを弾いて歌い、言葉のコミュニケーションと違った、音楽を通じたもう一つのコミュニケーションを楽しんでいく日としたいと思います。


なお、皆さんの熱い思いが込められた今回の回答を見ていると、もしかしてイエはてなは無くならないのではないかと思えてきました。ちょっとメロディが浮かんできたので、これからイエはてなの歌を考えてみたいと思います。


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