イエコト・ミシュラン #073 PickUp3



みなさまこんにちは、hazamaです。先日のダイアリーにも、新潟・福島両県の豪雨災害について、みなさまからの心配とお見舞いのメッセージがたくさん寄せられていましたが、「記録的短時間大雨情報」も最多記録となって……多くの人、マチ、イエが大変な被害状況に。災害地のみなさまに、心からお見舞い申し上げます。先の大震災につづいて胸が痛む事態ですが、水道をはじめ一日も早いライフラインの復旧と、現地の方々の心身の健康回復をお祈りしています。避難勧告の地域の方々、避難所に身を寄せられているみなさまが、少しでも安心できる環境が早く整い、お体をお大切に過ごされますように。

イエコト・ミシュラン #072 ピックアップ賞・ノミネート賞

さて、今日は“イエコトミシュラン”#073のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は、まさに災害時の話題、「イザの時にそなえて!イエと家族の防災プラン・コンテスト」のテーマで、教えられることの多いメッセージをたくさんいただきました。「まずは171番」「停電時を想定してみる」「非常時の食と安全」「飲み水の汲み置き」「避難所確認」「本棚へのストッパー」、イエの中のあらゆる危険対策をほどこされたお話「“もしも”を常に考える」など……。そのほか、災害時通信手段や防災情報機器、ペットとの安全な避難方法や持ち出し用品についても、さすが〈イエはてな〉のみなさまと感心しきりのアイデアとアドバイスがいっぱいでした。


そんななかから、とりわけ実際のアクションに心強いプランのご提案を、(一ツ星)〜★★★(三ツ星)のピックアップ賞&ノミネート賞に選ばせていただきました。ぜひ、ここに並ぶメッセージを参考に、いま一度、さまざまな災害への対策を実行したいですね。


*今回のピックアップ賞は、〈みんなの住まい〉2011年8月末日公開の特集記事として編集、ご紹介させていただきます。


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 ★(一ツ星)

「家事スペースの防災対策」by id:TinkerBell


まず洗濯スペース。
毎日の洗濯のついでに、非常用水の汲み置きを日課にしています。
洗濯機が置いてあるのは北側の日当たりが良くない場所なので、汲み置き水の備蓄場所にちょうどいいんです。
容器に採用しているのは、以前のイエはてなの書き込みを参考に、4リットルのペットボトル。


焼酎の入っていた大きなボトルです。
わが家では焼酎を飲む人がいませんが、親戚のイエから頂いてきました。
専用の水タンクも売っているようですが、大きすぎると女の手では持ち上げることもできませんから、1本4リットルくらいがちょうどいい大きさなんです。
分散して置いておけば、狭い洗濯場のスペースを圧迫することもありません。


この4リットルが、1日1人分。
飲用に2リットル、炊飯や雑用水に回してもいい水2リットルと考えています。
家族3人3日分として9本。
毎日9本も汲み替えていると大変ですから、1日3本ずつ新しい水に汲み替えるようにしています。
水道水には塩素が含まれていますから、口元一杯まで水を満たして密栓し、冷暗所に保存しておくなら、真夏でも数日は飲用に耐えると聞いています。


なお、汲み替えた古い水は、もったいないのでバスタブにGO。
これも以前のイエはてなの書き込みを参考にしています。
非常用にはミネラルウォーターも買い置きしてありますが、生活のためには雑用水も必要ですから、やはり水道水の汲み置きは大切です。


キッチンでは、非常用食料の備蓄。
非常持ち出し袋とは別に、イエで籠城になった時の備えです。
フリーザーには一食分ずつ小分けにした炊いたご飯。
早く常温解凍できるよう、ジッパー付きパックに平たくして入れてあります。
燃料が確保できない時は加熱しなくても食べられます。


インスタントラーメンは、油揚げ麺の物を備蓄。
油揚げ麺もノンフライ麺も一度蒸熱されて澱粉がアルファ化していますから、そのままかじっても消化されますが、油揚げ麺の方が噛みやすいですね。
ただし麺に味付けされている物は避けます。
そのままかじると味が濃くて喉が渇くからです。


乾麺類も、おそば、うどん、ひやむぎ、そうめんなど色々。
これらは燃料がないと食べられませんが、ご飯を炊くよりは少ない燃料で食べられます。
さらに小麦粉を多めに備蓄。
小麦粉を水で練って焼けば、うどんなどより少ない水と燃料で食べられる物が作れます。
これらは燃料が確保できてからの維持食の扱いですね。


食品包装ラップも多めに備蓄。
これは食器にかぶせて使うことで洗う水を節約するための物。
食器も、非常時用に合成樹脂製の物を一通り揃えています。
給食や社員食堂で使うような頑丈そうな物、地震で棚から投げ出されたとしても割れにくそうな物を探してきました。
普段は使いませんが、あればちょっと安心します。


そのほか、キッチンの中は少しの揺れでも散乱しそうな物がいっぱいですので、少しでも安全性が高まるように改善を進めています。
食器棚の位置も再検討。
いくら倒れないように固定していても、揺られて飛びだしてきた食器が人間を直撃したら大変です。


それからキッチンに欠かせないのがラジオ。
いつも鳴らしながらお料理です。
これは緊急地震速報受信用。
チャイムが鳴ったら即座に非常時モード。
必要な対処をしてすみやかに調理テーブルの下にもぐります。
もちろん調理テーブルの周辺は常に整理して、危険な物が落下してこないように注意しています。


非常訓練もします。
3月11日以降、頻繁に緊急地震速報が入りましたから、その都度火を止めたり刃物を片付けたり。
その経験をいかして、今もたとえばラジオのキャスターが「○○○」と言ったらそれが緊急地震速報代わりにして、
足踏ん張る、コンロ消火、元栓締める、熱い鍋はシンクの中へ、刃物収納、テーブルの下へそれ〜!!
なんていう自主訓練(?)をやっています。
なお、調理テーブルの椅子は、シンクやコンロに面した側には置かないことが大切ですね。


スペースの関係で調理用テーブルがない、作業は全てシンク横のワークトップでというキッチンの場合は潜り込む場所がありませんから、そういうキッチンの場合はせめてヘルメットの用意。
友達のイエでは本当にキッチンにヘルメットが用意されています。
上から鍋などが落ちてくることが多いのが、広さのない日本のキッチンの宿命です。
料理する人の安全はしっかり確保しておきたいですね。


もちろん消火器も常備。
小型のスプレー式と普通の消火器の二本立てです。
消火器は炎に向かってではなく、その下の燃えている物に向けて噴射しましょう。


まだまだ改善点は多いと思いますが、そのためにも家族みんなでキッチンに立つこと。
普段料理をしない家族にも積極的にキッチンに立ってもらうことがとても大切だと思っています。
そうして多彩な視点から、役立つ提案を出してもらうのです。


家事を手伝うという意味だけでなく、イエの安全を作るという意味でも、イエの中で最も頻繁に火と刃物を使うキッチンをみんなで点検。
特に男性の皆様方の視点は大切です。
イエの安全が守れてこそ安全なマチも作れると思います。
よろしくお願いします。


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ミシュランコメント

イエの中の防災対策でも、キッチンという場所に着目した実践メッセージにを贈ります! 防火はもちろん、さまざまな災害へのそなえを、水と食を扱うキッチンで常に管理するというのは、理にかなった方法だとうなずきました。非常用の水と食品の備えもこんなに細やかに利便を考えられていたり、危険をさけるためのアクションもとても役立ちます。そしてこの実践プランの一番素晴らしいポイントは、毎日多くの時間を過ごすキッチンでいつも自然に防災への意識を持っていられるところ。キッチンを拠点に、家族みんなでコンセンサスをはかってイエの安全を守る、たのもしい防災のあり方ですね!

 ★★(二ツ星)

「いざという時の動物避難車」by id:Oregano


動物と共に避難できないとどんな結果になってしまうのか。私たちはその教訓を今、本当に沈痛な思いで受けとめています。そこで、必ずしも避難に車が使えるとは限りませんが、動物とともに避難できる車を用意してみることにしました。


必要な条件は、
1.動物を伴って避難所まで行ける。
2.避難所で動物の同伴を断られたら付近の安全な場所に駐車して車中泊が行える。
3.車中泊避難が長期にわたっても動物にダメージがないような準備を出来るだけ整える。
こんな感じです。


特に大切なポイントは2と3です。本来なら全ての避難所に動物同伴避難者のための区画が整備されるべきだと思いますが、今はまだ大震災の教訓を元にそのための議論がやっとスタートしたところですから、当分は動物と一緒の場合、車中泊を覚悟しなければならないでしょう。家族で避難したとしても、最低一名は動物と共に車中での寝泊まりを覚悟しなければなりません。


車はワンボックスの商用バンを用意しました。ちょうど車検で買い換えを考えていたので、思い切ってこのタイプにしてしまったのです。
参考リンク

http://hikaku.fxtec.info/syachuhaku/index.php?
%E8%BB%8A%E4%B8%AD%E6%B3%8A%E3%81%AB
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車中泊に耐える車ならキャンピングカー仕様が最高でしょうが、わが家に複数の車が持てる余裕はありません。家族で乗れる乗用車としても使う事を考えると、普段はリアシートも使って4人以上乗れることが必須条件です。


シートを倒すと平らになって寝ることもできる5ナンバーのミニバンなども検討しましたが、長期宿泊を考えると、どうしても間に合わせの感が否めません。迷いに迷った結果、リアシートを上げてしまえばフルフラットの広い荷室が現れる商用のワンボックスを選択しました。


車が到着したので、さっそくこれを動物避難車仕様にしてみることにしました。ちなみに車は中古です。後々下取りに出すことは考えませんから、少しくらいの改造は躊躇無くやってしまいます。


届いた車は荷室にタイヤハウスが出っ張っている低床タイプでしたので、その上に板を渡して平床型にする所から始めました。高さがちょっと犠牲になりますが、それは目をつぶることにしました。そこにケージを固定。自作の床ですから自由にフックなどを取り付けることが出来ます。ケージの大きさは、人間は起きて半畳寝て一畳というくらいで3尺幅あれば余裕で寝られますから、荷室幅マイナス90cmの範囲内で最も大型のケージを用意しました。わが家のペットは猫一匹ですが、長期滞在になる場合、大きいにこしたことはありません。「ねこつぐら」的スペースは、ケージ内にキャリーバッグを置くことで対処します。


続いて後部座席の窓に網を取り付けました。窓の開閉の都合で車体の外側から取り付けることになり、ちょっと機動隊のバスみたいになってしまいましたが、炎天下の締め切った車内は大変な高温になりますから、窓を開け、なおかつ動物をケージの外に出していても逃げ出さない工夫は必須です。


取り付け枠も自作して出来るだけスマートな形になるよう努力しました。少々いかついイメージになってしまいましたが、最初からこういう仕様なんだと言っても通るくらいの出来映えにはなったと思っています。ただ、これを取り付けたまま車検が通るかは不明ですので、当面は取り外して走ることにしています。次回車検時に装着して通るかどうか試してみます。


人間用の寝床ですが、これは敷き布団+寝袋で対処することにしました。厳寒期でも温かく寝るには冬山用の寝袋が最高です。布団を敷いて寝てみました。やや布団の縁がケージや荷室の壁に当たりますが、寝袋でミノムシみたいになっていますから横幅は十分でした。


ケージも布団も乗らない床面には扉を付けて、ちょっとした床下収納になるようにしました。普段は使わないけれど載せておきたい、そんな物をそこに収納する予定です。さらに収納力を上げるため、ルーフボックスを装着。長期滞在に必要な色々な物はそこに詰め込めるようにしてみました。


今少しずつ、長期滞在に必要な物は何かと考えながら積み荷を揃えている所ですが、とにかくいざという時は、フードと水を積み込み、動物を抱いて車に乗り込めば、到着した先で1ヶ月は暮らせる。そういう車にしたいと思っています。


なお、厳冬期の動物の保温は、寝袋で対処することにしています。うちの場合は猫ですので、寝袋の中で抱いていれば大丈夫。まだ寒い日が続いていた震災直後から、いざというときに備えて寝袋の中で一緒に寝る練習をしてきました。ですからうちの猫は寝袋の中が大好きです。モノの準備だけでなく、こういう準備も欠かせない避難対策だと思っています。


お盆休みには庭に止めた車の中で、猫と一緒の「イエ・サマーキャンプ」も楽しみつつ実施してみたいと思っています。車中泊避難の場合、狭い車内で動かないでいることによるエコノミークラス症候群の危険性が指摘されていますから、車外で軽い体操などもして、活気ある避難生活を予備体験してみる予定です。


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★★ ミシュランコメント

いやぁ、オドロキました。本当に避難対応できるワンボックスカーをカスタマイズされたのですね! 実際、先の大震災でも、クルマで避難できてとても助かったというケースは多かったようで、今、災害とレジャーを兼ねてキャンピングカーも注目を集めているそうです。それを「ペット一緒に避難できる」そなえをポイントとして、わが家仕様に仕上げられた。そして、やはり屋外生活に便利なエッセンスが集約されているのが、キャンプグッズ。取り入れられた寝袋をはじめ、アウトドア用の食器やテーブルや椅子なども、みんな軽くて折りたたみ式でコンパクト。災害時にもお役立ちですよね。この夏に「猫と一緒のイエ・サマーキャンプ」を楽しみながら予備体験というのも、素敵なアイデア! クルマのある生活をされている人にぜひ伝えたいメッセージ、大きな★★を贈呈です!

 ★★★(三ツ星)

「非常用防護用品を吟味。手作り・あるいはカスタマイズも」by id:Fuel


まず必要な物は頭を守るヘルメットか防災頭巾ですが、私はどうも昔ながらの防災頭巾がいいような気がしています。頭だけでなく、大切な頸椎も一緒に守ってくれるからです。少々格好はよくありませんが、自作精神を発揮して一つ試作してみました。作るにあたって参考にしたのはこちらです。
http://homepage3.nifty.com/samantha/bousaizukin.html


素材は、布は木綿製。夜間でも目立つよう、明るい黄色系の端切れを用いました。中綿も木綿の布団ワタです。これらに燃えやすい、あるいは熱で溶けやすい化繊は適しません。頭頂部の綿は少し厚めに入れてみましたので、出来上がりはややモコモコになりました。最後の仕上げに防炎スプレーを吹き付けて完成です。


被ってみた感じは、顔の横まで覆うのでやや視界が制限されて違和感がありますが、棒で頭を叩いてみてもあまり痛くなく、避難時の防護用には十分使えるとの印象を得ました。ただ、欠点は耳が覆われてしまうので、音が少々聞こえにくくなる点。ためしに耳の所に10円玉くらいの穴を開けてみたところ、なかなか良好。これで、使える防災頭巾が出来ました。


もう一つ、ヘルメットに頸部を防護する「錏(しころ)」を取り付けてみることにしました。錏とは昔の武将の兜の後頭部周りの部分のことで、消防士のヘルメットに垂れ下がっている銀色の布のような物も錏と呼ばれています。防災用品としてもこうした物が市販されています。
http://getnews.jp/archives/25770


さっそくこれを真似て自作してみることにしました。素材はやはり木綿の布と木綿の布団ワタです。長方形ではなく下がやや広い台形とすることで、市販品よりも心持ち防護範囲を広げてみました。これもなかなか使えるアイテムになりました。防災頭巾は枕元に、錏付きヘルメットは玄関に常備することにしました。もちろん家族の分も作りましたよ。普段は木工作や金属工作が主な私ですが、縫い物も工作の一つと思えばやって出来ないことはありません。


災害時には煤塵が巻き上がることもあるので、マスクも必須ですね。防塵マスクの規格には、固体粒子用の「DS(使い捨て型)」「RS(取替え型)」、液体粒子用の「DL(使い捨て型)」「RL(取替え型)」の4種類があり、それぞれ粒子捕集効率によって1〜3のランクが付けられています(数字が大きくなるほど高効率)。放射性物質の吸引を防ぐためには最高ランクのDL3かRL3が必要です。





とりあえず今わが家で用意しているのはこれ。米国NIOSH規格によるN95を満たす製品で、日本の規格ではDS2に相当する捕集効率です。放射性物質アスベストで高濃度に汚染された地域では力不足ですが、通常の避難なら十分な性能を持ったマスクだろうと思います。1箱10枚入りなので、家族で分け合って使えます。


手は軍手で防護しますが、素材を吟味しないと、熱い物に触れた時にジュッと溶けてしまったりします。防災用にポリエステルやレーヨン製は使えません。厚手の木綿製を購入しました。


問題は靴です。靴は履き慣れた物が一番という気もしますが、危険物が散乱している所を安全に歩くには、踏み抜き防止機能のある安全靴が欲しくなります。これは屋外だけでなく、地震の際の室内でもそうですね。


そこで、私は履き慣れた靴に踏み抜き防止インソールを装着してカスタマイズすることにしました。これは、普通の靴の中敷きとして使うことで、ステンレス板によるそれなりの踏み抜き防止性能を付加できる製品です。


踏み抜き防止機能の付いた安全靴は靴底が硬く曲がりにくく、そのぶん動きが制限されてしまいますし、長く履いていると疲れやすいのも難点です。しかしインソールなら、安全な所に出たら取り外して歩くことも出来ます。これが最大のメリット。専用の安全靴と違って足裏の防護範囲がやや狭く、靴の縁で危険物を踏んでしまうと怪我をしてしまいますが、それでも歩けなくなるような大怪我は、おそらくこれで防げるでしょう。


いくつかのメーカーから似たような製品が出ていて、価格はだいたい千円台のようです。私はこれを予め装着した靴をベッドの横と玄関に置き、さらに未使用の物(ただし靴のサイズに合わせ、必要に応じてサイズはカットして調節しておきます)を通勤鞄の中にも入れて持ち歩くことにしました。


今回は防護用品ということで書かせていただきましたが、防災用品はどんな物でも、こだわりを持って選んだり、色々考えて自分なりの工夫を加えていくことが大切ではないかと思います。それによってより高い効果を得ようとすることももちろんですが、考え工夫することで防災への意識が高まる、この効果が大きいと思うのです。


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★★★ ミシュランコメント

これは防災グッズ上級者編、というよりは「考え工夫することで防災への意識が高まる」、まさに防災も“Do It Yourself!”のマインドへの入り口として素晴らしいメッセージでした! 作られた頭巾に、ヘルメットや靴のカスタマイズも、「安全に使える」ようにイザの状況をリアルに想定するわけですから、作るプロセスも避難シミュレーションが含まれていますし、やはり買ってそのままそなえるグッズとは意味合いが全然違いますよね。実は私も書かせていただいたように、手作り綿入れ頭巾やズックを用意していますが、音の聞き取り穴や踏み抜き防止インソールなんて、考えが及んでいなかったのです。さっそく、手を加えてみたいと思います。ほかにも、私なりに一つひとつ使用想定チェックしてみよう。マイ・サバイバルグッズを作る気分で、実用性も意識効果も満点のご提案に、★★★決定です!

「連絡し合う手段:インターネット経由」by id:lepremierpas


何か災害が起きた時、家族知人との連絡の方法手段は凄く問われてきます。
今回の震災もそうでした。
平日昼間となると家族がそろっていることも少なく、仕事に出ていたりして、大切な人と離れ離れの状態に災害が起きることは免れません。
そうした時、真っ先に今回皆が使ったのが携帯電話での電話やメール。
でもそこで困ったことにまったく繋がらないという事態が起きたのではないでしょうか。・・・続きを読む

Google Mapを利用したWebサービスで標高を取得し、津波対策を考える」by id:iijiman


先の東日本大震災では、地震の揺れだけでなく、海岸線の長い日本においては、津波対策を真剣に考える必要性を突き付けられました。
リアス式海岸三陸地方が過去にも20〜30メートル級の津波に襲われていたことは知っていましたが、仙台から福島にかけての、リアス式でない海岸沿いにも高い津波が押し寄せ、大きな被害を出しました。
第一になすべきことは、まず、「想定内の津波がどれくらいなのか」を知ることで、これは、自治体が制作しているハザードマップで知ることが出来ます。・・・続きを読む

「防災グッズの体験日」by id:sumike


防災の日前後の休日には、家族で一緒に防災袋について話し合い、置き場やグッズの種類に使用期限、
使い方を確認したり、子どもと一緒に停電時の行動や、グッツの使い方のシミュレーションもする日にして、いざという時に落ち着いて行動が出来るようにしたいと思っています。
わが家のいくつかある防災袋の中には、非常食、懐中電灯、簡易トイレ、水のいらないシャンプー、簡易ポリタンク、ラップに軍手、手回し充電ラジオに救急セットなど実に様々な物が入っています。
・・・続きを読む

「我が家のハザードマップ作り」by id:maruiti


「夏休み、僕のマチ私のマチ探検隊」by id:Fuel氏の文を読んで考えたことがある。
それは子供目線の「ハザードマップ」を作成することだ。

毎日子供たちと一緒に歩いている保育園までの通園路。
もうじき小学校に上がると、わが子が毎日往復することになる通学路。

マチのすべてが、安全であるのが理想だが、現実は残念ながらそうではない。・・・続きを読む

「思い切って本棚作り付け化計画+家具類の大幅見直し」by id:watena


東日本大震災は当地も長く大きな揺れに見舞われて、本当に恐ろしい思いをしました。その後も頻繁に揺れに襲われ、今まで地震なんて滅多にないと思っていた考えを完全に改めさせられました。地面は揺れて当たり前。安定している時の方が特殊なのだと。
そこでまず本だらけの私の部屋を大幅に見直すことにしました。本棚には一応ストッパーを取り付けていましたが、そんな物では本当の強い揺れは支えきれないでしょう。最も倒壊しにくいのは、家屋と一体構造になった作りつけです。・・・続きを読む

「動物と共に避難が可能なイエ作り、マチ作り」by id:YuzuPON


福島第一原発事故に伴う避難では、たくさんのペットたちが取り残されてしまいました。地震からも津波からも助かった地域。もう災害は去っている、避難は一時的なもので帰れるはず。誰もがそう思ったに違いありません。実際、避難の際にそういわれて、その言葉を信じてペットを置いてきてしまったという人の話が、ネットを通じてたくさん伝わってきています。・・・続きを読む

「被災地に笑顔を運べる家族を目指す」by id:SweetJelly


3月11日の恐ろしい体験は、東北からは遠く離れた私にも、とても他人事とは思えませんでした。何かしなくては。自分に何が出来るんだろう。ずっとそう思い悩んでいました。そんな時でも日舞の稽古。私も舞踊家の端くれですから稽古を休むわけにはいきません。


こんなもの一体何になるの?日本中が大変なこんな時に踊っていてもいいの?思いあまって師範の母に悩みをぶつけてしまいました。・・・続きを読む

「親子で防災カード&大切ノート作り」by id:ekimusi


娘の保育園では定期的に火事や地震の際の避難訓練を行っています。
その時に、地震の時は机のしたに潜って椅子の足を押さえることや、ラジオやTVから緊急地震速報の音がしたら、机の下へ隠れる!という行動を教えてもらっています。


三月から四月にかけて、頻繁にテレビから流れていた緊急地震速報の音で、すばやくテーブルの下にもぐりこんだ娘を見て、すごい!と感心しました。・・・続きを読む

「菜園炊き出し基地化計画」by id:TomCat


私の家庭菜園は借地ですが、宅地になるくらいの広さがあります。それを見た友人が言いました。ここ、非常時の炊き出し基地になるなと。
「だってさ、この広さで倒れる物があの小屋しか無いんだぜ、どんな地震が来ても地割れしない限り地面はほとんどそのままだ」
「あー、たしかに」
「とりあえず小屋の中に釜を何個か用意しておく。・・・続きを読む

「防災のための情報機器を考える」by id:momokuri3


まず防災行政無線同報系。スピーカーで役所のお知らせを流す物ですが、これがよく聞こえません。以前も自分で受信機を買ってきて取り付けたという実践例が紹介されていましたが、東日本大震災以降私も不安になり、イエに自前の受信機を設置することにしました。


TVの地デジに限らず最近は何でもデジタル化で、同報系の防災行政無線も順次デジタルに変更が進められているようですが、・・・続きを読む