イエコト・ミシュラン #069 PickUp3
みなさまこんにちは、hazamaです。まだまだ東北地方でも東京でも震災後の不安な状況がつづいていますが、みなさまいかがお過ごしですか? 昨日のコメント欄に、「今朝も東北では大きな地震がありました。こんなに長い間不安な気持ちを持ち続けながら過ごすのは初めてで、イエはてなのいわしは大きな心のよりどころになってくれています」というメッセージをいただいて、複雑な気持ちには違いありませんが、少し救われるようでした。これだけ余震も多いと、さすがに落ち着かなくて不安がつのりますが、みなさま少しでも多くリラックスした時間をお過ごしくださいね。〈イエはてな〉の語らいが、そんな安らぎの場になれば、本当にうれしく思います。
イエコト・ミシュラン #069 ピックアップ賞・ノミネート賞
さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#069のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は、「想像力がひろがるキッズインテリアプラン・コンテスト」のテーマで、たくさんの楽しいメッセージをいただきました! 「自分でインテリアを作る。小さな頃からDIY」「秘密基地」「窓辺に座椅子を並べて電車ごっこ」「自分で描いた絵を飾る」をはじめ、子どもの頃の思い出エピソードとご提案。壁時計を作られたという「自作インテリア」、オルゴールを手作りされた「音の出るインテリア」、子どもが歳時記の意味を知る「クリスマスツリーやこいのぼり」、収納も兼ねつつ「創意工夫する力をのばす大きな本棚」……。そして「ぬいぐるみの服をつくる」「google社、mixi社の会議室の発想を取り入れ…」「落書きルーム」など、遊び心満載のキッズインテリアがずらり!
そんななかから、作り方や飾り方、その効果や楽しさをぞんぶんに教えてくださったアイデアを、★(一ツ星)〜★★★のピックアップ賞&ノミネート賞に選ばせていただきました。今回も本当に多彩な子ども部屋が並びましたが、受賞タイトルはどれも、大人だってぜひ楽しんでみたい空間!と思わされたのが不思議でしたw
*今回のピックアップ賞は、〈みんなの住まい〉2011年4月末日公開の特集記事として編集、ご紹介させていただきます。
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★(一ツ星)
私は子供たちに、ぜひ木の美しさ、温かさをアピールしたいと思うんです。ですから、いつか私に子供が出来たら、白木の良さを生かしたインテリアを工夫してみたいと思います。
たとえば木のパネル。ファブリックパネルがあるくらいですから、木という素材を楽しむ飾りがあってもいいはずですね。銘木のような美しい杢の板をパネルにしたらかっこいいですが、それでは価格が高くなりすぎますから、様々な種類の幅の狭い薄板をスノコ状に並べたパネルはどうでしょう。木材には、白っぽい物から深い色の物まで様々ありますから、異なる色味の板をグラデーションにしていきます。
「これはなぁに?」
「イチョウだよ。秋に葉っぱが黄色くなる木」
「これは?」
「ベニヒっていうんだ。赤いヒノキっていう意味。ヒノキは日本特有の木だけど、これは台湾から来たんだよ」
「日本のヒノキはどれ?」
「これ」
「わー、色が違うね」
色んな語らいが生まれそうです。大きくなくてもいいと思います。額縁くらいの大きさの小さなスノコ。それでも部屋を飾るインテリアとして、さらに木材標本の意味も持つ、いいアイテムになってくれそうです。
額縁で思い出しましたが、子供の絵を飾る額縁も、木で手作りしてみたいですね。絵に合わせて、色んな木で作りましょう。切れ味鮮やかなカンナで仕上げる銘木調の額縁もいいでしょうし、野趣たっぷりの樹皮付きの木で作ってもいいと思います。いずれにしても塗装はせず、木の風合いがそのまま絵を引き立てる額縁を作ってみたいですね。
軽い木の薄板で作る木製モビールなんていうのも魅力的です。木製のモビールには市販品も色々ありますが、多くは鮮やかなペイントで仕上げられています。子供にはそういうクッキリとした色合いの物がいいのかもしれませんが、あえて私は塗装をかけない白木で作ってみたいと思います。周囲のインテリアと競合しない、空気のような存在として天井に揺れるモビールというのも悪くないと思います。こういう用途には、木目の目立たない散孔材が適しているでしょう。落下しても危険のない、超軽量のバルサ材などがいいかなと思います。
そのほか、飛行機の模型とか、輪投げなどのおもちゃも、白木で作ってみたいですね。さりげなく飾っておけて、それで遊ぶことも出来る物を、色々考えてみたいと思います。
ちょっと考え方が男の子向きになりすぎている感じがありますが、同じく白木を生かした女の子向けのアイデアというのもきっとあると思いますので、それは将来の伴侶となるべき女性に考えてもらうことにしましょう。そういうご縁に恵まれれば、ですが(笑)。いつか皆さんのアイデアもお聞きしてみたいと思います。
★★(二ツ星)
気がつくと細々とした小物が増えてきて・・・今は使わないからと言ってしまいこんでしまうと必要な時にどこにあるかわからなったり、すぐに取り出せなくなってしまうのが悩みのタネでした
こういった小物をインテリアにしながら、収納したいな〜と考えていたら見せる収納、絵になる収納を見つけたのです。
それはキャンバスの上に小物をくっつけて飾る収納方法です。
くっつけちゃったら使いたい時に使えないのでは?と思われるかもしれませんが、磁石でくっつけてあるだけなので、簡単に取り外しが可能なんです。
そしてもちろんどこにあるかも一目瞭然。そして部屋のインテリアとしても素敵です。
そして、これは既製品もあるのですが、この商品の材料は(カッターナイフと両面テープはイエにあるものを使用しましたが)百円ショップで揃えることが出来るんです。
〜材料は〜
* キャンバスの大きさによって使う強力マグネットの個数は変えてください。
** サイズによっては100円以上するものもあります。また、お店によっては画材を取り扱っていないこともあるのでご了承ください。
キャンバスの大きさはご好きなサイズを〜自作される場合はサイズは自由自在にできます。
〜作り方〜
・布張りキャンバスの裏面に、強力マグネットを布テープで貼り付けます。この時、誤って強力マグネット・ネオジム(以下強力磁石)同士がくっつくとはずすのが困難なので、あらかじめ強力ガムテープをキャンバスに合わせて必要な長さ分を先に切っておき、布テープの上にに強力磁石を配置してから貼り付けるようにしましょう。
・木枠からはみ出して余っている布地をカッターナイフで木枠の長さにそろえて切り、壁とキャンバスが隙間なく密着するようにします。
・フックや釘、場所によっては両面テープ等でキャンバスを壁面にしっかりと固定したら出来上がり♪
こうして作ったキャンバスには、磁石にくっつくものを絵のように貼り付けて収納することができます。
もちろんある程度重たい物、そして磁力につかない物には出来ませんが、軽い小物の場合は、その小物に邪魔にならないように磁石をつけることが出来れば収納することが出来ます。
この磁石にくっつくかどうか、また磁力の影響を受けても大丈夫なものかを子どもと確認し、楽しみながら一緒にインテリアを作っていきましょう。
玄関ではキーボックス代わりに鍵を収納したり、電話台の上にペンとはさみとカッターナイフを一緒に飾っておこうか?とか、ティースプーンを何本か並べてみたり、娘のカラフルなヘアピンやバレッタを花のように飾ってみたり。
それから分かりやすいように、キャンバスに小物の絵を描いておくと、片付ける場所が分かりやすくて便利ですよ〜。
また、木の絵を描いて、小物を木の実のように貼り付けても面白いです。
小物と一緒に可愛い磁石を飾っても素敵ですし、毎日便利に使いながら、ちょっとしたアートのある暮らしが楽しめます。
お子さんと一緒に部屋を楽しい収納スペースに変身させてみませんか♪
★★★(三ツ星)
インテリアを五感でとらえるものと考えたら、音で部屋を彩るオーディオも立派なインテリアです。視覚的なデザインが優れているとか豪華であるとかいったことではありません。部屋の目的に似合う音、そこにいる人に心地よい音を届けるという「音のインテリア性」。私はこれがもっと求められていいと思うんです。そういうアプローチで、子供のためのオーディオについて、ちょっと考えてみたいと思います。
子供の耳に優しい音とは、どんな音でしょう。私はおそらく、自然界で聞こえてくるような音。たとえば森で聞く小鳥のさえずりとか、野原で聞く秋の虫の声のような音。楽器の音色で言えば、生のバイオリンとかフルートなどのアコースティックな音ではないかと思います。
また、味覚を育てるためにはまず素材の味を教えることが大切といわれますが、音に対する感覚を育てるためにも、人工的に加工されすぎていないナチュラルな音に接していくことが大切ではないでしょうか。
そんな音を再生してくれるスピーカーシステムを目指して作ってみたのが「平面バッフル」でした。結果は大成功。拍子抜けするくらい素直すぎる音でしたが、音質的に何かが足りないと思う部分はありません。むしろ柔らかく温かみのあるクリアーな音にはすばらしいものがありました。迫力はありませんが、逆にドンシャリ的なスピーカーでは賑やかさに埋もれてしまうような繊細な音が表に出てきて、かえって豊かな響きです。音を通じて情操を育んでいきたい子供たちの耳には、きっと最適な「音のインテリア」。そんな音のするスピーカーシステムが出来上がりました。
それでは、その完成図をご覧に入れましょう。本当は写真をお見せしたいのですが、「どうだ、いい音だろう」と友だちに聞かせたら、どうしても欲しいとせがまれて、今はもう手元にないんです。もちろん友だちが欲しがった理由は、当時2歳だった愛娘ちゃんに聞かせる音楽を鳴らすため。そのくらい評判が良かったスピーカーなんですよ。
拙いイメージ図で恐縮ですが、構造はこれでおわかりいただけると思います。ご覧のように「スピーカーボックス」と言えるような箱の構造は持っていませんが、スピーカーユニットの中には、こうした構造の方がよく鳴ってくれる物もあるんです。現代的なスピーカーの多くは、箱の中の空気が一種のサスペンションとして動作することを前提に設計されていますが、古いタイプのスピーカーの多くは、空気の圧力に邪魔されない自由で自然な振動が確保される時に、一番素直な音を奏でてくれるんですね。ただ、むき出しのユニットのままで鳴らすと、前から出てくる音と後ろから出てくる音が干渉し合ってしまいますから、それを防ぐ意味で、こうした板に取り付けて、後ろから出てくる音を穏やかに遮ってやるわけです。
素材は21mm厚の普通の合板。それを縦900mm、横700mmに切り、中心からちょっとずらしてスピーカーユニットを取り付ける丸穴を空け、板を立てかける脚を付けただけ。なお、スピーカーユニット取付穴の直径は145mm、穴の中心は、左(右チャンネル用は右)から300mm、上から 400mmの位置としています。立てかける脚は板の裏に、それぞれ左右100mmほど内側の位置に取り付けました。板の傾斜は80度として、前に倒れてくるのを防いでいます。
使用したスピーカーユニットは、ダイトーボイスという会社のDS-16Fという型番の物。BOSE社などにも同じ型番のスピーカーシステムがありますが、こちらはオーディオ好きの間では通称「無印」と呼ばれている16cmフルレンジスピーカーユニットです。無印と呼ばれるだけあって価格は安く、ステレオ用に2本買っても4000円でお釣りが来ます。通販でも買えますので、メーカー名と型番で検索してみてください。
これは長く名器と呼ばれ続けたダイヤトーンP-610とよく似た特性を持ったスピーカーで、現代的な設計の箱には似合いませんが、こうして平面バッフルなどとして仕上げると、水を得た魚のように生き生きとした音を出してくれるんです。
重い振動系をパワーで駆動する現代的なスピーカーと違い、軽量のコーン紙を小径のボイスコイルで軽やかに振動させるタイプですので、小音量で鳴らしても音が曇ることがありません。指向性も良く、1つのユニットで全ての音域をカバーしますから、音域ごとにスピーカーを分けるマルチウエイシステムにありがちな位相の暴れもほとんどありません。
大人には物足りない音かもしれませんが、子供の耳には本当にやさしい音を届けてくれます。聴き疲れしませんから、子供に聞かせたい音楽や読み聞かせCDなどを流しっぱなしにしておいても大丈夫ですし、お腹の子の胎教や赤ちゃんのためにごく小音量で流しておくBGMなどにも適していると思います。そういう、やさしいやさしい音がします。
実際に子供用に作る場合は、合板むき出しでは角がささくれ立ったりして危険ですから、壁紙などで板をくるんでしまいましょう。子供部屋用の壁紙にはかわいいものが色々ありますから、子供に選んでもらうといいですね。また、スピーカーユニットがむき出しだと、つついて破ってしまうおそれがありますから、スピーカーの前面には何か適当なプロテクターをかぶせてください。重量が軽く倒れやすいので、その点も何らかの対策を施してくださいね。
以上、ちょっとイエはてなには異色の内容になってしまったかもしれませんが、「音で部屋を彩るキッズインテリア」として、こんな変わり種スピーカーをご紹介してみました。なお、上でご紹介した平面バッフルの製作例は、三菱電機「ダイヤトーン P-610」の取扱説明書に記されていた物に準じています。音楽好きの皆さん、そして子供たちのご参考になれば幸いです。
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「思い出の毛糸も大活躍、ニットで部屋を飾る」by id:TinkerBell
編み物って楽しいですよね。
編み棒の扱いにさえ気を付ければ、いつでもどこででも編み進んでいけるのもいいところ。
ミシンを使う縫い物のように場所を取らないし、使う道具も編み棒くらいですから、リビングでくつろぎながら編んでいけます。
だから家族と一緒の場所で楽しく手仕事。
こういう手仕事を子供に見せていくのは、とってもいいことだと思うんです。
こうした編み物の良さを生かして、子供のスペースを飾っていけたらすてきだと思います。・・・続きを読む
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「三つの箱」by id:maruiti
一つ目は、リビングテーブルの下にある、すぐにしまえる、「とりあえずの箱」。
我が家では基本的には子どもたち自身で片付けさせるようにしている。
リビングテーブルの下に、キャスター付きの玩具カゴを用意してあり、食事の時間や来客時など、
すぐに片付けたい時には子供の本や玩具をここに入れるようにしている。
部屋の中心のこの位置にあれば、すぐに放り込めて、とりあえず入れてしまえばリビングはスッキリ!・・・続きを読む
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「ちりめん細工」by id:Shared
とっても古くから知られているちりめん細工。
遡ること江戸時代から伝わるものなのです。
http://maman168.fc2web.com/chirimen.html
「ちりめん細工」とは、縮緬(ちりめん)を使って小物などを作る伝統手芸です。
ちりめんは、「しぼ」という細かい凹凸のある、色合い豊かな絹織物です。江戸時代から日本の着物の布地として用いられていました。・・・続きを読む
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「グリーンを積極的に取り入れた子供部屋作り」by id:YuzuPON
もし子供部屋が白い壁なら、とても植物を配置しやすい部屋になります。白が太陽光を反射して、植物に光を届けけてくれるからです。壁面の光の反射率はなかなか高く、たとえば、
・白色ペイント 70〜85%
・新しい白漆喰壁 70〜85%
・白壁一般 55〜75%
といった具合。白い壁は、窓から差し込む光を、とても有効に植物に届けてくれるんです。・・・続きを読む