★(一ツ星)
私は子供たちに、ぜひ木の美しさ、温かさをアピールしたいと思うんです。ですから、いつか私に子供が出来たら、白木の良さを生かしたインテリアを工夫してみたいと思います。
たとえば木のパネル。ファブリックパネルがあるくらいですから、木という素材を楽しむ飾りがあってもいいはずですね。銘木のような美しい杢の板をパネルにしたらかっこいいですが、それでは価格が高くなりすぎますから、様々な種類の幅の狭い薄板をスノコ状に並べたパネルはどうでしょう。木材には、白っぽい物から深い色の物まで様々ありますから、異なる色味の板をグラデーションにしていきます。
「これはなぁに?」
「イチョウだよ。秋に葉っぱが黄色くなる木」
「これは?」
「ベニヒっていうんだ。赤いヒノキっていう意味。ヒノキは日本特有の木だけど、これは台湾から来たんだよ」
「日本のヒノキはどれ?」
「これ」
「わー、色が違うね」
色んな語らいが生まれそうです。大きくなくてもいいと思います。額縁くらいの大きさの小さなスノコ。それでも部屋を飾るインテリアとして、さらに木材標本の意味も持つ、いいアイテムになってくれそうです。
額縁で思い出しましたが、子供の絵を飾る額縁も、木で手作りしてみたいですね。絵に合わせて、色んな木で作りましょう。切れ味鮮やかなカンナで仕上げる銘木調の額縁もいいでしょうし、野趣たっぷりの樹皮付きの木で作ってもいいと思います。いずれにしても塗装はせず、木の風合いがそのまま絵を引き立てる額縁を作ってみたいですね。
軽い木の薄板で作る木製モビールなんていうのも魅力的です。木製のモビールには市販品も色々ありますが、多くは鮮やかなペイントで仕上げられています。子供にはそういうクッキリとした色合いの物がいいのかもしれませんが、あえて私は塗装をかけない白木で作ってみたいと思います。周囲のインテリアと競合しない、空気のような存在として天井に揺れるモビールというのも悪くないと思います。こういう用途には、木目の目立たない散孔材が適しているでしょう。落下しても危険のない、超軽量のバルサ材などがいいかなと思います。
そのほか、飛行機の模型とか、輪投げなどのおもちゃも、白木で作ってみたいですね。さりげなく飾っておけて、それで遊ぶことも出来る物を、色々考えてみたいと思います。
ちょっと考え方が男の子向きになりすぎている感じがありますが、同じく白木を生かした女の子向けのアイデアというのもきっとあると思いますので、それは将来の伴侶となるべき女性に考えてもらうことにしましょう。そういうご縁に恵まれれば、ですが(笑)。いつか皆さんのアイデアもお聞きしてみたいと思います。