「子供の旗を作ろう」by id:Fuel


以前、「秘密基地の旗」ということで、子供のころに作った旗の話を書いたことがありました。
http://q.hatena.ne.jp/1197435548/131978/#i131978
これは本当に楽しいんです。


旗には、他にも色々な役割に使われる物がありますね。たとえば集合の目印に使われる旗。バスツアーのガイドさんなどがそういう旗を持っていたりしますね。家族の旗を作って、それを持ってハイキングに出かけたり、夏のアウトドアの時などに掲げたりしたら楽しそうです。


連絡のために使う旗もあります。たとえば船舶には国際信号旗というものが決められていて、旗を使って他の船に色々な情報を伝えます。子供も、オヤツの準備が出来たらこの旗をベランダに出しおいてね、なんてイエの人と取り決めをしておくと、「今日は旗が出てるかなぁ」と、学校の帰り道が楽しくなりそうですね。


とにかく色々な目的に使えますから、旗を作るという工作は楽しいですよ。ぜひ子供の旗を作ってみましょう。


材料は、適当な布があれば何でも使えますが、私が子供の時は、使い古した白いハンカチを貰って作りました。黄ばんでしまったり、シミが付いて採れなくなってしまったような物で構いません。そういう汚れ部分をうまく隠す図案を考えればいいのですから。


まず図案を考えましょう。色々な国の旗などを参考にしながら、オリジナルのデザインを考えます。そして原寸大の紙にクレヨンやマーカーなどで書いてみましょう。かっこいいのが思い浮かぶまで何度でも書き直して、納得いくデザインを考えます。


デザインの意味も考えておきましょう。私たちが子供のころに作った旗は赤・黄・緑の三色旗。さらに中心に歩行者信号の歩く人のマークを三人分並べて、仲間三人の友情と前進を表しました。色が信号機と同じなのは、信号機が交通事故から子供を守ってくれているように、この旗がいつまでも僕らを守ってくれるようにとの気持ちからでした。書きながらそういう図案に込めた意味も考えていくと、愛着のあるデザインが出来上がると思います。


デザインが決まったら、いよいよそれを布に書いていきます。私たちはいわゆるマジック、油性マーカーで書いていきましたが、今はとてもいい布用マーカーがあるんですね。布用マーカーには染料系と顔料系がありますが、こちらは顔料系。顔料系は下地が透けにくいので、濃い色の布にも書ける強みがあります。


マービー 布描きしましょ 8色Aセット 基本色

マービー 布描きしましょ 8色Aセット 基本色


他にも「布用マーカー」などのキーワードで検索すると様々な製品が見つかります。ペン先の形も、細書き、太書き、筆先のようなブラシタイプなど色々あるようです。


布に書く時のコツは、布がよれたり引きつれたりしないように、均等に引っ張って固定することだと思います。私の時は、素材となるハンカチより一回り小さな木の板を用意し、ハンカチを乗せて四辺を画鋲で止める方法で固定しました。小さなお子さんの場合は、万が一画鋲が外れたりすると危険ですから、厚紙の台紙に布の四辺をガムテで止める、といった方法の方がいいかもしれませんね。


使うマーカーによって、布の裏まで色が染み通る物、そうでない物がありますから、裏まで色が染み通らない物の場合は、裏返してそちらの面からも書いておきましょう。旗は裏表両面から見る物だからです。


書き上がったら、布専用マーカーの場合はたいていアイロンがけをして色の定着を図るよう指定されていると思いますから、それを大人がやってあげましょう。あとは旗棹にくくりつける紐を縫いつければ完成ですね。


こうして作った旗を色々なイエ行事に使っていきましょう。子供の作った旗が家族みんなの旗になっていったらすばらしいですね。


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