「イエの歴史を話してもらおう」by id:C2H5OH


親戚を探すと、その家系の歴史にとても詳しい人がいるかもしれません。もしそういう人がいたら、ぜひ話をしてもらいましょう。うちの親戚には一族の系図の編纂に長年取り組んでいる人がいて、遠い親戚が居たとされる地方の郷土史まで調べ上げて、様々な歴史を掴んでいます。ですから、その人に話をしてもらうと、昔話として伝えられているようなお話しのいくつかが、わが家のご先祖様につながっているなどの、とても興味深い話が聞けます。


あるいは、年長者から聞くちょっと昔の話も、それと同じくらい興味深いと思います。たとえば今の子供のおじいさんおばあさんの世代なら、まだ戦後の様子が色濃く残っていたような時代を子供として過ごしてきた、そんなイエの話が色々聞けると思います。現代とつながっているようで全然違う、でも全く違うようでやはりつながっている、そんな楽しい話が色々飛びだしてくると思います。


あるいは、お父さんお母さんに、結婚する時からの話を聞いてみるのも楽しそうですね。どんななれ初めで結婚したのか。ボクを、ワタシをお腹に宿してからはどんなだったのか。生まれる瞬間はどんなだったのか。お母さんだけでなく、お父さんにも、忘れられない思い出があるはずです。そんな話を色々してもらいましょう。


イエへの愛着を生み出す心の一つに、私は帰属意識があると思っています。自分がこのイエの一員であるという実感ですね。イエの歴史を知ることは、この実感を育むために、きっと大きく役立つと思います。


地域の歴史は学校で習うと思いますし、総合学習の時間などに土地の人達に話してもらったりする機会もあるかもしれません。それと同じように、イエが積み重ねてきた歴史にも光を当ててみたら、きっと得るものは大きいと思いますし、何より楽しく、心に残る時間が過ごせると思います。


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