★(一ツ星)
絵本を開くと、その中で活躍する主人公の名前や年齢などはすべて自分と同じ、つまり主人公に子ども自身がなり、物語は進んでいきます。
そして家族やお友達の名前も、物語の中に登場するという、1980年頃にカナダの児童心理学者によって作られた、「ウイッシングブック」。
日本語に訳すと「夢がかなう絵本」といったところでしょうか。
自分や家族、そしてお友達も住んでいるマチ、よく遊びに行く公園や毎日のように通う保育園などが舞台になって出てくるのを、読んだり聞いたりするのは子ども達にとって、とても楽しいこと。
大人になった私達には自分が登場する話はちょっと照れくさいですが、読みおわったあとには楽しい気持ちにさせてくれます。
誰もが物語の中の主人公になれて、夢や希望を持ち続ける事で、いつか夢は叶えることができる…。
そんな願いが込められた世界にたった一つしかない宝物の絵本です。
日本ではこのウイッシングブックは、あまり有名でなく、出産祝いにベビーブックとして贈られるくらいですが、海外ではとても人気がある本で、扱う業者は2000を超え、出産祝いの他、誕生日、クリスマス、ウエディング用にと様々な機会に贈られるそうです。
子どもの世界では、いつでも自分が主人公。
クリスマスにはプレゼントとは別に、両親から子ども達にウイッシングブックを贈ったら、きっと喜んでくれると思います。
その際、もちろん専用の業者に委託するという手もありますが、文字どおり世界に一つしかない宝物の絵本を、子ども達のためクリスマスまでに作ってみませんか?
わが家の子ども達は、一日の半分をイエ、もう半分を保育園で過ごしています。
その保育園では、日々の保育活動の写真を定期的に撮っていただけて、季節に数回その写真を購入できる仕組みになっています。
もちろん有料ですが、子ども達が写っている写真はできる限り購入しています。
しかし、アルバムはいくつか買ってみたものの、とりあえずの箱に入れた写真の中にはいくつも同じような構図の写真があったりします。
クリスマスに贈るウイッシングブックは、去年のクリスマスからの1年、子どもが成長した過程を綴った、アルバムも兼ねたものを考えています。
ちょうど1月から12月までの1年間の生活を振り返り、去年までできなかったことも今年は出来るようになったこと、そして今新たにぶつかっている壁を、今年のクリスマスに無事乗り越えて、憧れの勇者になる道を一歩ずつ進むという物語。
写真と絵、物語を書いた紙をアルバムに挟んでいきながら作るので、これなら主人公はまさに自分!です。
写真がないシーンには絵も添えて、文字は大きく漢字にはふりがなを…。
と言いつつも、まだひらがなも充分には読めないので、読みたい時には親が代わりに朗読してあげないといけません。
でも、この本がひとりで文字が読めるようになるキッカケになってくれると嬉しいなぁ。
子ども達がすくすくと成長していく様子を表すために、毎月保育園で測定していただいた、身長、体重もさりげなく載せたいですね。
そして、ウィッシングブックの最後のページには、○才の○○くん(ちゃん)へと書いて、両親それぞれからのメッセージも入れましょう^^
自分が周りの人たちからどんなに愛されて過ごしてきたのかを、この自分が主人公のウイッシングブックを読む度に感じてくれたらいいなぁと思います。