「作りすぎて食べきれないザワークラウトを利用して鍋料理!」
by id:momokuri3


ザワークラウトは様々な付け合わせに重宝するドイツ風漬け物ですが、少人数の家庭では、漬けたはいいけど余ってしまって食べきれないということがありがちだと思います。そんなことが重なるうちに、せっかくの手作りを諦めて市販の少量パックを買うようになる。これはとても残念なことですね。そこでザワークラウトを使った鍋料理。独特の酸味がマイルドに変わり、具材のおいしさと混ざり合う、絶妙な風味が楽しめます。余り物処理料理ではなく、この鍋のためにザワークラウトを仕込みたくなるおいしさですよ。


【スープ材料】
コンソメスープ 鍋の大きさに応じて適当に。固形スープの素をお湯で溶いた物で可。
ローリエ スープ1リットルあたり2〜3枚。
・白ワイン 少々。
・塩、コショウ 少々。


【最初から煮込む具材料】
・豚肉ブロック。
・タマネギ。
・ジャガイモ(煮崩れにくい品種を)。
・ニンジン。
ザワークラウト どっさり。


【テーブルで追加しながら食べる具材料】
・ソーセージ。
ブロッコリー等々。


【下ごしらえ】
ブロッコリーは下茹でして、ソーセージと共にお皿に盛って別にしておきます。
ブロック肉は一口大に切り、コショウをふりかけてよく叩いてなじませ、30分ほどおきます。さらに塩少々をふりかけ叩いてなじませたら、熱したフライパンに油を引いて、軽く表面を焼き固めます。まだこの時点では中までは火を通しません。
フライパンから豚肉を取り除き、タマネギを炒めます。タマネギが透き通ってきたらニンジンを入れてさらに炒め、適当に火が通った所でスープの一部をフライパンに注ぎます。底に付着したうま味までスープに溶かし込む気持ちでかき混ぜ、本番用の鍋に移します。


【キッチンでの煮込み】
本番用の鍋に残りのスープも注ぎ入れ、豚肉とローリエも入れます。強火で沸騰させたら火を弱め、浮いてくるアクをすくい取りつつ煮込みます。アクが出なくなってきたら蓋をしてさらに10分ほど。
蓋を取ってジャガイモとザワークラウトを加え、スープが足りなかったら適宜追加し、好みで白ワイン少々を加えてさらに煮込みます。ジャガイモに串がスッと通るころにはザワークラウトの酸味がまろやかに他の素材の味と馴染んでいると思いますので、スープの味を見ながら塩コショウで整えます。


【いよいよテーブルに移動】
テーブルのセッティングは、卓上コンロ、ソーセージやブロッコリーを盛ったお皿など。
ボリューム感のある追加具材が必要な場合は茹でたジャガイモも。この場合のジャガイモは、前節のザワークラウトを加える段階で一緒に加えて煮込んだ物をお皿に上げて盛っておきます。
ソーセージ用のマスタードブロッコリー用のタルタルソースなどもあるといいですね。


お鍋を卓上コンロに移したら、後は普通の鍋料理と同じく、各自好きな具を取ってスープと共に食べるだけ。後から追加していくソーセージはスープと共に食べてもいいですし、熱々を鍋の中のジャガイモなどと共に別皿に取って、加熱しないザワークラウトを添えて食べてもおいしいです。こうすることで、鍋料理とディッシュ盛り付けの二通りの食べ方が楽しめるわけですね。


なお、日本のお鍋は〆におじやを作ったりしますが、この鍋はホワイトソースを加えてクリームシチュー風にして締めるのもお勧めです。合わせるお酒は、辛口の日本酒か、辛口の白ワイン。冬においしいキャベツでザワークラウトを仕込んだ上で、ぜひお試しください。


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