芽キャベツで健康づくり」by id:ekimusi


ようやく芽キャベツが旬の時期になりました。
芽キャベツの旬は11月から2月にかけての寒い時期で、冬の季節を感じる野菜です。
この芽キャベツを初めて見たのは小学生の頃。
「これはキャベツの赤ちゃん、大きくなるとキャベツになるのよね」
な〜んて思っていました。


姿形もキャベツをそのまま小さくしたような芽キャベツは、その名前からも「キャベツの若芽」という印象を受けますよね。
でも、芽キャベツはキャベツの若芽ではなく、別名コモチカンラン(子持甘藍)や、ヒメカンラン(姫甘藍)とも言うキャベツの仲間。
その長く伸びた茎に沿ってビッシリと生えた、わき芽(茎にできる芽)なのです。


品種によっては一つの株から芽キャベツがなんと6〜70玉も収穫できるんですって。
そうそう、2003年に静岡県で開発された「プチベール」も玉にはならないんですが、芽キャベツの一種なんです。


芽キャベツの目利き
芽キャベツの選び方は、基本的にはキャベツと同じです。
緑色が濃く、巻きがしっかりして見た目よりずっしり重く、大きさ、色、形が整っているものを選びます。
指で押した時に柔らかく、スカスカした感触があるものは、避けた方が賢明です。


芽キャベツの栄養
コロンと小さくて可愛い芽キャベツですが、実はキャベツより栄養たっぷり♪
キャベツの3倍、レモンの1.5倍ものビタミンCを含んでいます。
また、ビタミンB2やカロチン、食物繊維なども豊富です。
芽キャベツの効用としては血液を綺麗にする、ガン・動脈硬化予防、胸焼け、吐き気、食欲不振、疲労回復、
利尿、高血圧、肝臓病、便秘、風邪の予防にもよいとされています。
小さくても栄養満点なんです!


芽キャベツの保管法
芽キャベツは、乾燥しすぎると葉が固くなり、水分が葉についたままだと葉が早く傷んでしまいます。
そんな芽キャベツを保管するには、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などで包んでから、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。


芽キャベツは、少し苦味がありますが葉は柔らかく、キャベツより甘みが強い野菜です。
彩りが鮮やかなので食卓が華やかになります。
また、小さいので洗いやすく、下ごしらえがほとんど要らないのと、一人暮らしの方が少しだけ使いたい時にも、
料理沢山に入れる時でも、使う量を簡単に調節できるのが芽キャベツの魅力。


そんな芽キャベツで、先日友達が遊びに来てくれた際に天ぷらを作ってくれたのですが、
まるで春の山菜のような、ほろ苦さと甘みが口いっぱいにふんわりと広がって、味付けは軽く塩を振っただけなのにとっても美味。


そして独特な食感もやみつきになりそうです♪


もちろん、芽キャベツは炒めもの、シチューやポトフなどの煮込み料理に、和え物、漬物、サラダに御浸しなど、何にでも合うんですよ。


にんにくや、生姜の風味がお好きな方は、こんな「芽キャベツスープ」はいかがでしょうか。


お鍋に、太白胡麻油でたっぷりの鶏ミンチとスライスしたニンニク(或いは生姜)で炒めたら、芽キャベツと同じく冬が旬のカリフラワーと水を加えて、コトコトコトコト15分程度煮込むだけ。
鶏ミンチから出る出汁のおかげで、こちらも味付けは塩だけでも美味しくいただけます。お好みで胡椒を振っても。


コトコト煮込むのは、部屋を温める石油ストーブの熱を利用できるとエコですね。


寒い冬の朝は、温かい芽キャベツのスープで温まりませんか?
今が旬の芽キャベツの滋味を楽しみながら、病気に負けない身体を作りましょう。


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