★★(二ツ星)
以前id:Fuelさんが「思い切ってPCを家族の共有スペースに置く」という書き込みを拝見し、
さっそく我が家でも真似てみました。
背中のむこうで鍋がコトコト静かに揺れるのを感じながらキーを叩いているここは
我が家の中心、ダイニング。
正確にはダイニングテーブルとキッチンの間。
料理をしながらでも他の用事が出来るように、パソコンとプリンタをそれぞれワゴンに載せて、
キッチン側でもダイニング側でも使えるようにしたのです。
パソコンを載せたワゴンはキャスター付きなので、料理を作る前にレシピ検索〜と使う時には
コロコロ出して、食事の時には壁際に揃えて並べています。
ダイニングの横の壁にはコルクボードがあり、パソコンでプリントアウトした写真や、
友人が送ってくれたポストカードなどを飾ってあります。
毎日の家事は同じ事の繰り返しで、これで終わりといった到達点がありません。
そんな家事の心理的負担を減らし、また少しでも快適に毎日過ごすための空間です。
家事をしながらドラマや映画を観たり、家事の合間にネットサーフィンや家計簿をつけたり、
パソコンで音楽を聴いたりと楽しむことがもでき、パソコンがダイニング近くにあると何かと便利です。
共働きで忙しい人には、ぴったりなスタイルといえるでしょう。
さらにちょっとした本を置いたり、アイロン掛けや服の仕分けができるように、壁面に沿って細長い机を設置。
広いスペースがいる時にはすぐ隣のダイニングテーブルを利用します。
ここで、家計簿をつけながら子どもの相手をしたり、夫が明日の天気をチェックしたりと、
家族とのコミュニケーションにも役立ちます。
(今は息子が隣でお絵かき、娘はまだ小さいので、音楽DVDをかけておくとそれに合わせて踊っています^^)
子どもの様子が見えるようにすることが大事といわれますが、
私は家事をしている様子を家族から見えるようにすることも大事だと思っています。
取り込んだ服をたたんだり、アイロンかけや、取れかけたボタン付けもダイニングテーブルで行います。
イスに座ってチクチク縫っていると、夫がそっとお茶を出してくれたり、
息子がコレおかーさんを描いたのと絵を持ってきてくれたりとサービス満点^^
閉ざされた環境からはコミュニケーションは生まれません。
ダイニングを母のワーキングスペースに、そして家族のコミュニケーションツールとしてのパソコンのある空間として。
私はここを秘かに「たまりば」と呼んでいます。
パソコンには撮り貯めた写真や動画などがいっぱい入っていて、家族みんなで見られます。
両親が来た際に子どもの写真を見せてあげたり、家族旅行や運動会の様子をプチ上映会するにも
ダイニングテーブルに座ってみんなで見るのも楽しいですね。
子ども達が大きくなって、お母さ〜んとまとわりつく時期をすっかり卒業し成長しても、
ナニかとみんなが立ち寄る、家の中心のダイニングにど〜んと私がパソコンと共に陣取っていれば
家族と自然に顔を合わせられます。
ちょっと飲み物を取りに来た家族が、私が覗いている画面にたまたま興味を持って
その話題がはずんだりということもあるでしょう。
将来、老眼鏡をかけるようになる頃の私には、豆粒のような国語辞典や漢字辞典をひくのは億劫なこと。
でもパソコンの画面だったら簡単に文字も大きくできますし検索だってあっという間。
子どもが巣立って夫婦二人、ダイニングテーブルでコーヒーを飲みながら、新聞を読んでいた夫が
「ねぇ、これってなんて読むのかな?」と聞いてきたら、すかさずパソコンの画面を開いてネットで検索。
意味ももちろん確認してから得意げに、私は主人に答えます。
「あら、それは○○よ。」な〜んてw
キッチン近くのダイニングには湿気があったり油煙が漂ったりと、パソコンにとっては環境が悪いのかもしれませんが
そのうちきっと水周り対応の防汚・防水パソコンがでてくることでしょう^^
ある時は食卓、ある時は母のワーキングスペース、そしてたまり場として家族でコミュニケーションできる場所、
ダイニング活用術でした。