★★(二ツ星)

「熱い夜のくつろぎはベランダで」by id:YuzuPON


夏の夜間、室内とベランダでは数度の気温差が生まれます。ですから夜のベランダは涼しいですね。これを利用しない手はありません。


夜間のベランダには虫が寄ってきやすいですが、それはほとんど光に集まってくる虫たちです。ベランダの照明として虫を呼び寄せる紫外線を出さない LEDランプを用意し、部屋の灯りは消して過ごすようにすれば、ほとんど虫に悩まされることはありません。


ただし、蚊に関しては、
・呼気に含まれる二酸化炭素
・汗に含まれる乳酸などの匂い
・体温
も検知してやってきます。したがって、二酸化炭素を検知させにくくするには、できるだけ一人でくつろぐこと。汗に含まれる匂いについては、入浴の後にくつろぐようにすること。体温については、風呂上がり直後を避けるなどして対処します。


それでも来る蚊は来てしまいますので、そこで昔の知恵。昔は総ヒノキ作りの家には蚊が寄りつかないと言われたそうですが、それは檜などに含まれるフィトンチッドという物質に虫除けの効果があるためです。ベランダに立てかけた葦簀などにヒノキやヒバの精油成分を吹き付けておくと、けっこう蚊を避けてくれるようです。
http://www.ways.co.jp/fs/ws01/gd10958;jsessionid=A952152D06FF60051A70767389A29AF6


こうして夜間でも快適に過ごせるベランダ空間を作り、就寝前のひとときを、星を見上げたりしながら過ごしましょう。その間に、部屋にも涼しい夜風を通しておきます。星の見えない夜などは、ヘッドフォンで音楽を聞きながら過ごしてもいいですね。こんな時に聞くための音楽を事前に編集しておくのも楽しいです。


リクライニング出来るリゾートチェアなどに座ってゆっくりと時間を過ごし、眠気が差してきた頃には、そろそろ部屋も涼しくなっていることでしょう。窓を閉めると空気の動きが無くなって蒸し暑さが戻ってきますが、扇風機で空気の流れを作ってやると、また爽やかさが戻ってきます。就寝中の体に直接風を当てることは好ましくありませんので、私は寝ている体の上を風が素通りしていくような高さに扇風機を置いています。


扇風機にはタイマーをセットしますが、セットする時間はおおむね部屋の灯りを消してベランダでくつろいでいた時間に等しくしています。小型扇風機の消費電力は30数W。ベランダ照明用LEDランプが数W。合わせて20W型蛍光灯を2本点灯するのとほぼ等しくなるからです。これでCO2排出量を増やさず快適睡眠。地球のための配慮を忘れない心がもたらす精神の平静も、きっと心地よい眠りに効果的なはずです。


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★★ ミシュランコメント

夏の夜のベランダ。この場所でお休み前の涼風タイムを快適に過ごすための工夫や、そこから自然の風を利用した快眠ベッドルーム作り。ここには、カラダにもエコにもいいセオリーが満載であることはもちろん、心地よい風に吹かれながらのベランダでのひとときの過ごし方もいろいろにイメージを喚起されましたね〜! 星空のスクリーンも、ナイトキャップも、静かにくつろぐココロのクールダウンも……。それに、ご夫婦での小さな語らいの時間っていうのもいいですよねw 日常を少し離れたベランダという場所のよさも際立つメッセージではないでしょうか? 思い思いにに楽しんでみたい一日の終わりのひとときに、★★を贈ります!