★★★(三ツ星)

「青ジソで涼しく快眠大作戦」by id:TinkerBell


イエはてなで「寝付きの悪い時に青じそ
http://q.hatena.ne.jp/1204866530/149420/#i149420
id:Fuelさん)
という書き込みを読んでから、わが家でも青ジソを育てるようになりました。
そうしたらこれがもう採れる採れる。
この青ジソをふんだんに使った真夏の夜の快眠大作戦をご紹介してみようと思います。


◆作戦その一 就寝前のくつろぎ用ドリンク作り
まずは青ジソジュースです。
用意する材料は、水1リットルあたり、
・青ジソの葉 20〜30枚
・砂糖 大さじ3
・レモンの絞り汁 半個分
これだけです。
砂糖はハチミツにしてもいいですね。
レモンの絞り汁はお酢でもOKです。
量は好みで加減してください。


作り方はとっても簡単。
青ジソをよく洗って軽く揉み、沸騰したお鍋の中に入れて10分程度煮出します。
煮汁を濾して、砂糖と酸味を加えて味見をして、好みの味になったら常温まで冷まし、清潔なボトルにしれて冷蔵庫へ。
これだけです。
これは稀釈せずストレートで飲みます。


なお、煮出した残りの葉もまだ十分風味が残っていますから、細かく刻んでフキノトウ味噌と同じような作り方で風味味噌にしたり、佃煮みたいに煮付けたりして楽しめます。
ちょっと虫に食われて見栄えが悪くなってしまったような葉っぱは、どんどんジュースにしてしまいましょう。


このジュースをベースにしたゼリーも作れます。
ゼラチンを指定の方法でふやかして、まだ熱いジュースに指定割合を加えて溶かし、型に注ぎ込んで粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固めるだけ。
これもとっても簡単です。


次はシソ酢。
材料は、お酢200mlあたり、
・青ジソの葉 30〜40枚
・砂糖 100g
お酢は何でも構いません。米酢、リンゴ酢、ワインビネガーなど、お好みのお酢で作ってください。


これも作り方はとっても簡単です。
青ジソをよく洗ってザルに上げて水気を取ります。
これをザクザクと1cmm幅くらいに粗く刻み、お砂糖と一緒にホーローか耐熱ガラスのお鍋に入れ、お酢を注いで火にかけてさっと一煮立ち。
ぐらぐら煮立てると匂いがすごいですから、軽く加熱するくらいでいいですよ。
火から下ろしたらお砂糖をよく溶かし、熱いうちに清潔な広口瓶に移して保存します。
お酢ですから常温でも腐敗しにくいですが、粗熱が取れたら冷蔵庫で保管が安心ですね。
作った翌日から飲むことができますから、お好みの濃さに稀釈して飲んでください。
これはシソの健康効果とお酢の健康効果が合わさった、夏のスペシャルドリンクです。


おやすみ前のくつろぎタイムに、冷茶用の小振りのグラスに注いだ冷たい青ジソドリンク。
ゆっくり、静かに口に運んでください。
冷たさが火照りを鎮め、青ジソの成分が神経を穏やかに。
とても心地よい時間を与えてくれます。
疲れ気味の時はシソ酢がお勧め。
お酢が寝ている間に疲れを取ってくれますよ。


◆作戦その二 青ジソ・ハーブ・バス
青ジソの葉適宜を布袋に入れてバスタブに浮かべる。
ただこれだけです。
青ジソ風呂は保温力が高いので、長湯をすると火照ってしまいますから、夏はお湯の温度を下げて、ゆったりとくつろぐ入浴の仕方をしてください。


これの何がいいのかというと、まず香りによる精神の鎮静効果。
そして何よりうれしいのは、青ジソの成分が持つ抗菌・消臭効果なんです。
青ジソがお刺身の付け合わせなどに定番なのは、雑菌の繁殖を防ぐ効果があるからですよね。
青ジソをお風呂に入れれば、それと同じ効果がお肌にも働くわけなんです。
これで湯上がりサッパリ。
寝ている間も効果が持続して、寝汗でじとじと気持ち悪い〜、なんていうことが少なくなります。


◆作戦その三 青ジソの香りに包まれて眠る
洗った青ジソの葉をたっぷりと枕元に。
爽やかな香りが寝苦しい夜の安眠を誘ってくれます。
寝苦しい夜は眠りが浅く、嫌な夢を見ることもあるかもしれません。
そんなときもシソの香り。
心が落ち着いて、きっといい夢に変えてくれますよ。


一晩眠りを見守ってくれた青ジソさんは、翌朝のドレッシングや、そのまま広げて乾燥させてシソ茶などに。
添い寝してくれたシソさんを食べちゃうなんて〜、って感じもちょっとありますが、無駄にするよりはきっと喜んでくれると思います(笑)。


ではまとめです。
作戦その一・青ジソのハーブバスでサッパリ湯上がり。
作戦その二・おやすみ前のくつろぎタイムは青ジソのドリンクで心ゆったり。
作戦その三・横になってからも青ジソの香りが寝苦しい夜を爽やかに。


自然はその季節の健康に合った物を与えてくれるといいますが、食べ物だけでなく、快眠のためにも、すてきな恵みを与えてくれるんですね。
青ジソの季節に青ジソをふんだんに使った快眠大作戦。
イエで育てれば惜しげもなく使えますから、作りすぎっていうくらい育てて楽しんでくださいね。
なお、シソはとても強い植物ですから、育ちはじめはたっぷりのお日様が必要ですが、草丈が20cmを超えたあたりからは半日陰でも平気です。
プランターで育てている場合は置き場所を変えてもだいじょうぶなので、本当にたっぷり育てられます。


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★★★ ミシュランコメント

もちろん覚えています、「寝付きの悪い時に青じそ」というメッセージ! それを、夏の快眠プランに発展させてくださった素晴らしいご提案に★★★贈呈です!! 青じそという日本のハーブを世界に誇りたくなる快眠プランではでないですか? くつろぎドリンクやデザート、ハーバルバス、ベッドの枕許のポプリ……。これがすべて爽やか快眠効果の青じそでコーディネートされているとは、本当に驚きでした。快眠ホテルのプランにもプレゼンテーションしたいくらいの素敵なアイデアです。さっそく私も試してみますね♪ これぞ〈イエはてな〉ならではの創意と脱帽。栽培の実践アドバイスも併せて、どうもありがとうございます!