★(一ツ星)

「畳を敷こう!!」by id:TomCat


もう何度も話題に上っていますが、フローリングの上に手軽に敷けるユニット畳。これはいいですよ。まず重量。重い製品でも1枚5kg、軽い物なら 1kgちょっとですから、カーペット感覚で、敷いたり、どけたり、出したり、しまったりが楽々です。厚さも通常の畳に比べて薄いですから、使わない時の収納にも困りません。それでも、それなりの芯を持った畳ですから、板敷きの上にゴザとは柔らかさが違います。製品によっては床暖房対応の物もありますし、形や大きさ・厚さなど、様々なオーダーが可能なメーカーもあります。


家族のコミュニケーションスペースとしての畳の良さは、何と言っても、気軽にごろんと寝っ転がれるところじゃないかと思うんです。これは家族のコミュニケーションだけでなく、スキンシップも促進します。寝転がって抱き合わなくてもいいんですよ。離れて一緒にごろんとしているだけでも、何か温かい物が伝わってくる。私達日本人はそういう感性を、祖先から積み重ねてきた畳の生活の中で、遺伝子に刻みつけてきていると思うんです。


また、畳を部屋の一部に敷くことで、そこが一種の「プレイマット」になりますよね。畳の上でゲームをやって、お菓子やミカンなどを食べ散らかして、おもちゃやら雑誌やらも散乱して、あーあ、なにこの散らかりよう!! でも大丈夫。おそらくきっと、畳いう限られたスペースの上しか散らかっていないはずです。畳とフローリングの境目がまるで結界にでもなっているかのよう。だから片付け楽々。畳を上げてしまえば、跡形も残りません。散らかす時は心おきなく。片付ける時も手間無く。そんな「家族のプレイマット」が、ユニット畳で実現します。


また、家族のコミュニケーションには、団欒ばかりでなく、時にはかしこまった席も大切です。たとえば新春を迎える瞬間。
うちでは家族一同が正座をして、黙想しつつ新年を迎えるんです。そして0時の時報が聞こえると、皆で手を付いて一斉に「昨年はまことにありがとうございました、本年もどうぞよろしくお願いいたします」と手を付いて挨拶。続いて新春を言祝ぐ和歌を唱和するというのが恒例でした。やたら古くさい習慣ですが、もう毎年のことですから、それをやらないと年が明けないって感じでしたね。
http://q.hatena.ne.jp/1229489225/196881/#i197136
こんなことは畳がなければ、ちょっとできません。でも、特別な時ぐらい、ちょっとこんな改まった家族の時間というのも、素敵だと思いませんか。


また、先のいわしには、ユニット畳を使ったイエお茶会の提案もありましたが、こんなのも時には家族で楽しめると素敵ですね。
http://q.hatena.ne.jp/1268023899/256498/#i256498
id:watenaさん


今回の出題に当たってハザマさんが書かれたアイデア例は「ENGAWA空間」というものでしたが、
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100405#Michelin
ユニット畳はこの「ENGAWA空間」も手軽に創出してくれる、素敵なアイテムになると思うんです。掃き出し窓のある部屋の奥の方にだけ畳を敷けば、畳の上が「お茶の間」、そしてフローリングのままのスペースが「ENGAWA」です。冬は窓を閉めてサンルームのようなENGAWAで日向ぼっこ。夏は窓を開け放して夕涼み。畳の上に卓袱台でも置けば、家族みんながそれぞれお気に入りの場所でくつろげます。ユニット畳を使えば、こんな“一部屋を 2wayで活用していく新しいリビングのカタチ”も作り出していけますね。


洋室中心の家屋に昔ながらの畳を導入する。現代様式と伝統との融合。そしてそこから新たに生み出されていく未来型の創造性あるライフスタイル。こんなしつらいの過去・現在・未来が、何のリフォームもなく手に入るユニット畳。色々考えていくと、さらに様々な活用アイデアが浮かんできそうですね。


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ミシュランコメント

洋の空間で畳のよさを新鮮に感じさせてくれて、和みのコミュニケーション・シーンをいろんな角度からご紹介下さったメッセージに大きなを贈呈します! これまでに提案されてきたユニット畳の素敵な空間作りもまとめながら、家族のスキンシップや子供たちとのプレイスペースという新たな着眼を加味されて、アイデアにいっそうひろがりがもたらされました! あらためて、畳の素晴らしいくつろぎ感が際立ちました。軽くモバイル出来る半畳の畳なら、どんなイエやマンションでも手軽に取り入れることが出来ますね。過ごし方によって広さの調節が自在というところもポイント。ゆるりと和やかな家族のコミュニケーション・スペース作りに、自由度と楽しさ満点です!