★(一ツ星)
ラム肉といえばミントソース。ラムの癖をミントがさっぱりと消して、とてもおいしくいただけます。このラムとミントの組み合わせをバーベキューのような屋外料理メニューにしてみたのが、この骨付きラムのミント焼きです。
まずミントだれ(笑)を作りましょう。
スペアミントの葉 1カップ
粒マスタード 大さじ2
にんにく 1〜2片
国産無農薬レモン 1個(皮も使いますので、ポストハーベストされていない国産品で、なおかつ無農薬の物に限ります。輸入品しか手に入らない場合は皮の利用は諦めてください)
スペアミントは生を使います。スペアミントがなければペパーミントでもいいですが、ちょっと風味が変わります。
ミントの葉、にんにくはみじん切り。レモンの皮は細い千切りにします。これらにマスタードを加え、レモン汁をふりかけて混ぜます。
肉の方は、骨付きのスペアリブです。ブロックの場合は焼きやすい適当なサイズに切り分けてください。そしてオリーブオイルを擦り込み、続いて塩コショウを適宜ふりかけて擦り込みます。それから上記ミントだれ(笑)をまぶし、ラップでくるむか清潔なポリ袋にでも入れてしばらく寝かせます。
普通、ラム肉に合わせるミントソースはソースの状態で寝かせますが、これは屋外料理ですから、現場は焼くだけでOKという段階まで仕上げて、その状態で寝かせておくわけです。濃い味付けではなく“風味の味付け”ですから、このまま数時間おいても大丈夫です。クーラーボックスに入れて持ち運んでください。
焼く時は、ラップなどを外して普通に焼けばOKですが、ミントがおいしいので、ミントだれ(笑)がはがれて落ちていたら、再度塗りたくって焼いてください。火はもちろん炭火。強火の遠火で、じっくり焼いていくとおいしいです。
焼き加減については、基本的に新鮮な質の良いラム肉であればロゼ(まだ中がピンクの状態)で食べても構わない食材ですから、少しくらい生焼けでも健康上の問題はないのですが、スペアリブはじっくり焼いてジュージューいっているくらいが、私はおいしいと思います。
ミントには、優れた抗菌効果があります。「ミント 抗菌効果」で検索してみたら、こんなページがヒットしました。
http://www.tomoekobo.jp/blog/010blog/post_58.html
昨年夏にミントをお風呂に入れてみました。
スースーとしたペパーミントは爽やかで、夏にぴったりのハーブでした。
その残り湯を保存しておきました。
なんと1年以上腐ることがありませんでした。
だそうです。これをミントだけの力と決めつけるわけにはいかないかもしれませんが、ミントの強い抗菌効果を物語るエピソードの一つではあると思います。このミントをたっぷりきかせたソースを使う「骨付きラムのミント焼き」は、食品の衛生管理がおろそかになりがちな屋外レジャーにぴったりではないでしょうか。
ミントは今から育てれば、夏までには十分育ちます。地植ににすると恐ろしいほど繁殖する植物ですから、プランター栽培がいいですね。
皆様の家庭菜園と夏のレジャー計画に、この書き込みがお役に立てば幸いです。