「連休は動物愛護週間イベントへ」by id:TinkerBell


最近、地域の野良猫助け活動に加わっている私は、
一緒に活動している人たちに連れて行ってもらって、
はじめて動物愛護週間中央行事というのに行ってきました。
場所は上野公園の池の周りの一帯と上野動物園です。
広い会場にたくさんテントが並んで、色々な団体がそれぞれの活動を発表したり、
文化祭みたいな楽しい企画を色々と実施しながら、来場者に動物愛護の大切さをアピールしていました。
親子連れの人たちもたくさん来ていて、とても楽しい雰囲気でした。
私が撮ったものではありませんが、会場の様子がよくわかる動画があったのでご紹介しておきますね。
http://eyevio.jp/movie/303347


参加してみての感想ですが、私がとてもうれしく思ったのは、
動物愛護運動の世界では、私たち民間の活動と、環境省自治体の方針がほとんどずれていないことでした。
自然保護運動などは、民間側の願いと国側の方針が噛み合わず、民間と国が裁判で対立しているようなことが珍しくありません。
でも動物愛護は、国や自治体と民間の活動団体が、しっかり手をつなぎながら活動しています。
私たち民間が社会に対して訴えていきたいのと全く同じことを、国や自治体もアピールしてくれています。


国も民間も同じ未来像を目指して歩んでいる活動。
思想や利権で対立することがない。
全ての人が同じ願いで手をつないでいける。
ちゃんと話して理解してもらえば、全ての人が同じ未来像を願うことができる。
それが動物愛護なんだとわかって、とても心強い思いがしました。


もちろん、全てが一枚岩ではないと思います。
法律のあり方や、国や地方の制度のあり方を巡って、今までたくさんの議論が戦わされてきました。
東京都内では、動物愛護の願いを阻害するような条例が制定されるなどの問題も起こっています。
横のつながりがなく同じ役所の中でも意志疎通が図られない縦割りの弊害や、
一部のボス的な人の意見が何よりも優先されてしまう議会のあり方などが変わらないと、
お役所の中でも方針が定まらないことはしかたがありません。
それでも戦わせるべき意見はきちんと戦わせながら、大局的には国と民間が同じ未来を目指している活動というのは貴重だなぁと思いました。


そしてうれしかったのは、たくさん仲間ができたこと。
一緒に行った人たちが色んなグループの色んな人を紹介してくれて、たくさん知り合いが増えました。
色々な人たちと語らう中で様々な経験を教えてもらったり、様々な意見に触れさせてもらって、とても世界が広がりました。
これからも時々会って色々おしゃべりしたり、お互いの活動を訪問し合ったりしていこうねと約束してもらいました。


ひとりで動物のことを考えて、どうしたらいいのかなぁと悩んでいる人、
野良ちゃんの存在に胸を痛めて、助けたいけど一人じゃ何もできないと困っている人、
そんな人がいたら、ぜひ私みたいに仲間作りをしてみてください。
地域の動物愛護活動については動物病院などで聞いてもらってもいいと思いますが、
こうした動物愛護のイベントにも、たくさんの仲間が待っています。
動物愛護週間は26日まで続きますので、まだあなたの地域で、何かのイベントが企画されているかもしれません。
さがして、もしあったら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
楽しいし、とてもためになりますよ!!


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