「一年366日の誕生花にちなんだ《花個紋》」by id:TomCat


こちらのいわしで、家系を示す家紋とはちょっと違う、個人的な紋もあることを教えてもらいました。
http://q.hatena.ne.jp/1211345365/165262/#i165262
家紋の多くは植物をモチーフにしていますから、もしかしたら誕生花にちなんだ個紋もあるかなと探してみたら、やはりありました。こちらです。
トップページ→ http://www.hanakomon.jp/
花個紋カレンダー→ http://www.hanakomon.jp/calendar/month.php


マーケティングの世界では「ブランディング」というのがあります。ロゴやブランドネーム・パッケージデザインなどの要素と、実際の製品やサービスの個性とを結びつけ、その連想を消費者の心の中に構築していく努力。これがブランディングです。


これからの時代は、人にもブランディングがあっていいと思いませんか。「世界に一つだけの花」の歌ではありませんが、一人一人全員に、オンリーワンの個性があるんです。それを「花個紋」などの自分だけのブランドマークで際だたせていく。そんなことがもし出来たらと想像しただけで、ワクワクしてきますね。


もちろんこうした誕生花の紋は、自分で独自にデザインしていくことも出来ます。自分でデザインした物なら著作権は自分自身にありますから、どう使おうと自分の自由。持ち物にマークを入れるなどの私的な使用にとどまらず、自分のサイトやブログに表示する、自分が作った物にロゴマークとして入れて販売する、お店のロゴマークにする、といった利用も自由自在になります。


以下、オリジナル紋を作るにあたっての、ちょっとした注意事項を書いておきたいと思います。基本的に、紋のデザインに特別な決まり事はありませんが、二つほど注意点をあげるとするなら、次のようなことが言えると思います。


◆まず、既存の家紋に類似しないように注意すること。
特に十六菊などの特別な意味を持つもの、織田木瓜や武田菱などの特定の人物の名が付けられているもの、井桁に橘など宗教的崇敬の対象になっているものなどは気を付ける必要があると思います。


◆デザインにあたっては、ステンシルを意識すること。
紋付きの染めにはいくつかの技法がありますが、多くの場合、こちらのページの真ん中あたりに見られるような型紙が使われます。
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/kikaku-mura/inotennji/inotennji...
こういう型紙、ステンシルに起こすことが出来るデザインを意識すれば、自然と「紋らしいデザイン」が作れますし、晴れて自分専用の紋が出来上がった暁には、実際にステンシルテンプレートを作り、それを使って様々な物に紋をプリントしていくことも可能になります。


実は私も、誕生花をモチーフにした個紋をデザインして使っています。ステンシルでギターケースやアンプにペイントしたり、ハンコを彫って名刺などに押したりして、楽しいですよ。そのほか、将来的には自分のサイトのFavicon(ウェブサイトやページに関連付けられたアイコン)にしたり、焼き印を作って自作の饅頭やどら焼きに押したり・・・・等々、色々やってみたいなあと思っています。皆さんも自分の誕生花のロゴマーク化に、ぜひチャレンジしてみてください。


»このいわしのツリーはコチラから