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“Home is home, be it ever so humble.”
“There is no place like home.”
共に『我が家に勝る所なし』という英語のことわざです。
どこに行ったところで、最後に帰りたくなるのは我が家。他に居心地が良い所があったとしても、例え貧しいイエでも、結局、我が家に勝るところはないという意味です。
この英文はイングランド民謡の『Home, Sweet Home』(楽しき我が家)が原作です。そしてこのことわざは、原作の一文を2つに分けたものだそうです。
原作(詩): http://eigouta.com/lyrics/HomeSweetHome.html
原作(歌): http://eigouta.com/2007/10/home_sweet_home.php より引用
Be it ever so humble, there's no place like home.
『Home, Sweet Home』は日本でも里見義さんの訳詞で紹介され、『埴生(はにゅう)の宿』として広く知られています。例えば、映画『ビルマの竪琴』や『火垂るの墓』でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
“Home is home, be it ever so humble.”は「例え貧しくとも我が家に勝る所なし」という意味ですが、『埴生の宿』の“埴生”は「土の上にむしろなどを敷いただけの粗末な小屋。みすぼらしい家。」という意味です。
ですので、里見さんの翻訳にも「貧しいイエでも、我が家に勝る所はない」という意味合いが、込められているのかもしれません。転々と引っ越しをした私にとっても、今では我が家が最高です。皆さんは、どうですか?