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「植物性素材の暮らし作り」by id:CandyPot
これは特にお子さんがいるご家庭にお勧めしたいプランです。
家族の暮らしをそのまま移動させるお引っ越しでは、暮らしの全てをリニューアルするようなことは難しいと思いますが、進学や就職で上京したり、新たに独立したり、結婚して新居を構えるといった人生の節目なら、かなり思い切った新生活が構築できると思うんです。
私なら目指すのは植物性素材の暮らし作り。家屋の構造については贅沢は言えませんが、部屋を作っていくファブリック類は木綿や麻など、植物由来繊維にこだわりたいと思います。使われる染料も、選べるならば植物由来成分。・・・続きを読む
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「庭を畑にして、二十四節気七十二候暮らし大作戦」by id:TinkerBell
私が一戸建てに引っ越しできたとしたら、思い切って庭全体を畑にしてしまいたいと思います。
門から玄関までのアプローチの両側に大根や人参が植わっていたりしたら、すっごくかわいいと思いませんか?
根菜類はプランターでということがちょっとむずかしいですから、庭付きの家が持てたらぜひ育ててみたいもののひとつです。
夏はカボチャなんかいいなぁ。
ツルを上手に誘導して、アプローチの両側を飾るんです。・・・続きを読む
★★★(三ツ星)
居住空間と完全に分離されたゲストルームがあれば楽ですが、普通はなかなかそうはいきませんから、来客を想定したリビング作りを中心に考えてみたいと思います。
人を呼びたくなるリビング作りの第一歩は掃除が行き届いていること。ごちゃごちゃした部屋では掃除するのが億劫になってしまいますから、家具などのレイアウトを工夫して、掃除を負担に感じさせない部屋とすることが大切だろうと思います。床面を広く取り、入り組んだ部分を作らないこと。以前イエはてなのテーマになった「見せる収納」などが取り入れられるとかっこいい部屋作りが出来ると思いますが、それは掃除上級者向け。普通はワンポイントのアピールくらいにとどめておくのが無難かと思います。自己主張のある個性的な部屋作りもいいですが、その前に掃除しやすい部屋とすること。これが来客が楽しくなるイエ作りの第一歩だと思います。引っ越し直後なら、そういう原則の確立がたやすいでしょう。
もう一つ確立したい原則、それはリビングを「家族同士のもてなしの場」と位置づけることです。妻が夫を、夫が妻を、親が子を、子が親を、それぞれもてなしの心で迎える場。それぞれが他者の快適さを作っていく主人公になるという考え方。みんながそういう気持ちでリビングに集っていたら、その中に本当のお客様を招くのも簡単です。不意の来客に慌てることなんて無くなります。家族同士でそんな約束なんてできないよと、普通の暮らしの中では言われてしまうと思いますが、引っ越しの時なら家族皆でそんな話も出来るのではないでしょうか。
「ボクもいつでも友だち呼んでいい?」「もちろんだよ、お母さんがいつもおいしいおやつを用意しておいてくれるぞ」「本当?」「はいはい、そのかわりあなたも色々協力してね」「わかった!」
なんて、むしろ夢が膨らみます。本当の自由気ままは、誰にも迷惑のかからないプライベートスペースで行いましょう。そちらの計画も同時進行していくと、新しいイエでの暮らし方の青写真が、家族それぞれで描きやすくなっていくと思います。
あとは家族それぞれに、来客に備えた役割分担を持ちましょう。お母さんは突然の来客にも慌てないキッチン支度。お父さんは庭の整備。ボクはいつもスッキリきれいな玄関を保つこと、なんていう感じで。
イエを常に「もてなしの場」と位置づける心構えが持てていけたら、そのイエはどんなに幸せなことでしょう。毎日の暮らしに埋没していると、それは果てしなく高い理想のようですが、引っ越しを契機にするなら、意外にすんなりと実践できてしまう気がするのです。さぁ、新しいイエに最初にお迎えする記念すべきお客様は誰でしょうか。胸が高鳴りますね。
★★(二ツ星)
快適な住空間を維持するのには日々のメンテナンスが欠かせません。メンテナンスというと大げさになりますが、要は掃除や収納のことで、これが意外とずるずる適当になっていたりして、年末の大掃除の時に大変な思いをされることは多くの人が記憶にあることと思います。
大抵は年末に来年からは気持ちを入れ替えて、とか年度の初めに心を入れ替えて掃除をおろそかにしないよう誓うと思いますが、同じ住まいだと、思うだけで実際に行うのがどうしてもできなかったりします。
人間は習慣の生き物ですから、同じ住まいでは習慣を変えるのは努力を要します。
そこで、引越しという新しい環境を得る機会を利用して、思い切って「新しい住空間メンテナンス実施要綱」みたいなものを作成してそれを実行してみるのはいかがでしょうか。
実施要綱と書いてしまいましたが、いろんなものを細かく制度化して、それを全部実行するのが大変で結局やれない、ということでは元も子もありませんから、家族で相談するなり、自分でできる範囲のことを考えて、実行可能なものにします。
例えば、我が家が引越しをしたときのことですが、新築の家なのでメンテナンスを考えるのも非常に有意義で楽しく感じました。
私の家の場合、まず決めたのは暖房がしっかり入っているし、床も綺麗にフローロングしてあるので、家ではスリッパを履かないで過ごせるようにしようということでした。スリッパは歩きにくいので、履かずにすむということはそれだけ移動が楽で過ごしやすいということになります。
このように決めたあと、それに添って掃除はどうするのか、ということがおのずから決まってきます。掃除の内容をいちいち決めるのは柔軟性にかけるので、「スリッパを履かずにすむ床の維持」ということを念頭に置いたのです。
ただし、家のあちらこちらで誰が掃除するか、ということは決めたほうがいい場合もあります。
我が家の場合はトイレや風呂がそれに当たります。以前の家ではそのあたりがあまり明確でなかったので、なんとなく誰かに負担がかかって不満が出ることがありました。そこで新しい家ではトイレは完全な当番制で、風呂の場合は洗濯するひとがついでに洗う、という具合に決めました。
我が家の例ではなくて、昔の職場の話になるのですが、新築の事務所へ引越しが決まったとき、所長が「新しい事務所は禁煙だ」と宣言しました。
これなどもメンテナンス明確化の一つといっていいかもしれません。
古い事務所は煙草のヤニで薄汚れた感じになっていまして、これを綺麗にするのは並大抵のことではありません。
新しい場所へ引っ越すならば、最初から禁煙にしておけば部屋もずっと綺麗なままで維持できますし、煙草を吸われる方なら、この機会に禁煙と新しい習慣を始めるいい機会になるでしょう。
私の経験から簡単な例を挙げましたが、それぞれのライフスタイルに合わせて、新しい住まいでは是非ここを綺麗にしておきたい、というところについてそのメンテナンスの方法を考えて新生活を始めてみましょう。