イエ・ハック ピックアップ賞

「仲良しママが集まって共同保育が出来るリビング」by id:MINT


イメージは地域児童館の小集会室。小さな子供とお母さんが集まって、自由に遊んだり交流したり出来るスペース。そんなのを個人宅のリビングに実現しちゃうのです。


個人宅ならそんなにたくさん集まることはないでしょうから、普通のリビングでも、家具配置を工夫すれば、子供にとってはそこそこ広いスペースが実現できるのではないでしょうか。


床材は、小さな子供にも優しい、柔らかい物を工夫しましょう。私が遊びに行っていた児童館のそういう部屋は畳でした。以前何度かユニット畳という物が紹介されていましたが、フローリングの一角をそれにして、そこを子供たちのプレイスペースにするとよさそうですね。


家具類の角張ったところはパッドをつけてカバーしましょう。収納の扉や引き出しなども容易に開かないようロックします。電気のコンセントにはガードを設け、電気製品のコード類も容易に引き出したり出来ないようにガードします。


万が一の地震などの時でも安全なように、家具類やテレビなどは全て何らかの形で固定しましょう。物の落下については、床に座った子供の頭より上に容易に落下する物は置かないこと。季節の室礼などは子供のプレイスペースから離れたところで楽しみましょう。出窓を飾る物も、置くのではなく吊すタイプのディスプレイとするといいですね。


植物には有毒な物がありますし、子供は土でも何でも口に入れてしまう可能性がありますから、子供のスペースには無闇に置かないようにしましょう。グリーンは窓越しに楽しむ工夫が出来るといいですね。


窓にも柵を設置して、子供の落下を防ぎましょう。小さな子供も数人まとまると予想外の知恵を発揮したりしますから、子供は届かないだろうと思うような窓だって安全とは言い切れません。


そして窓には割れた時の飛散を防止し、同時に紫外線をカットするシートを貼りましょう。子供に明るいお日様は大切ですが、紫外線からは出来る限り守ってあげたいですからね。


こうした様々な安全対策を施した上で、子供だけで遊ばせても安全なおもちゃや、読み聞かせたい絵本などを色々用意していけば、リビングがちょっとした保育室。仲良しママと子供たちの楽しいプレイスペースに早変わりです。


知り合いに同じくらいの年齢の子を持つ親はいないし…とか、人を招くイエっていうのは実際にやると色々大変そうだし、という人も、とりあえずこんな活動が可能な部屋を作ってみませんか。部屋を子供の王国にするような準備は、人を招く招かないにかかわらず、子育てにまつわる手間を減らしてくれるイエ作りにつながっていくと思います。


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