「子ども達とのお散歩」by id:sumike


 先日の満月は月がオレンジ色に光っていてなんとも幻想的な夜でした。
「お月様が大〜変!オレンジ色になってる〜!!」
と子ども達も大興奮。


 わが家では保育園の帰り道には、息子と娘、二人の子どもとお喋りしながら歩いて帰るのが日課になっています。
子ども達の一日の出来事をじっくり聞くよう心がけ、時には、一緒に歌を歌ったりしながら帰宅します。


 保育園でお散歩にいく時には先生かお友達と手と手を繋ぐように指導されている子ども達。
わが家でも、小さい頃から外を歩く時には娘を真ん中にして三人で手を繋ぐのがお約束です。


 帰り道の話題は子ども達の保育園での話から、その日見つけたアリの行列やお月様の様子、雨の日には雨雲の向こうの宇宙の話まで。
同じ時間でも夏は明るく冬は真っ暗になるので、同じ道でも景色ががらりと変わってしまいます。


 月が出ている日には、お月様見つけたよ!と報告してくれます。
昼間のうっすら見える月を発見した時には自慢げです。


 満月から少しずつ月が欠けてくると、
「あ、今日はお月様レモンだね〜」


 もう少し欠けて半月になると、
「お月様半分こだね〜」
 最近は月がイエに帰るまで、一緒に動くのが気になる様子です。


 保育園の先生や上級生、お友達たちのおかげで語彙も増え、二人とも言葉がずいぶん上達しました。
少しずつ、成長している姿が日々の散歩でよくわかります^^


 春には虫が活発に活動している様子がみられ、あちこちの庭に咲く花も素敵です。
住宅地が多く、花を育てているお宅も多いため、花の名前を教えてもらっては、次の日にはすっかり忘れてしまっているのが面白い。
教えてもらったことは覚えているので、えっと、う〜んと、と頑張って思い出そうとしています。


 夏はセミセミの抜け殻、アリの行列に、クモの巣の調査隊になっちゃいます。
セミ取りならぬ、セミ探し(あそこに居る!という報告だけで捕まえません)に夢中になって、帰るまでに1時間以上かかることもありました。


 秋にはマツボックリやドングリ拾いに、落ち葉集め、そして虫の鳴き声に耳を澄ませます。
ねこじゃらしをフリフリ、引っ付き虫をくっつけながら帰宅します。洗濯する前によくチェックしてはずさないと大変です。


 冬には、電飾を飾っているイエを見つけたり、夜空を眺めて星を見つけたりします。耳が痛い〜と真冬には泣きべそをかく息子のために耳あてをつけた姿がかわいらしい。
去年度はサザンカの花びらを見てはハートがいっぱい落ちてるよ^^と教えてくれました。


 園からイエまでは大人の足では10分くらいですが、子どもと一緒だと2〜30分はかかります。
保育園には長男が11ヶ月の時から通っているのですが、自分の鞄と子ども二人の荷物を抱えての帰宅は、おかげ様でいい運動になります^^


 この毎日続ける送迎が無くなったら母としてはちょっぴり楽になるけれど、それはそれで寂しいだろうなぁ…。


 季節を感じることが上手な子ども達に、私の方が教えられているなぁと思うことがいっぱいあります。


»このテーマの投稿コメント一覧はコチラから。