★★★(三ツ星)

「たこ焼き器で作る豆腐製肉団子もどき+α」by id:C2H5OH


たこ焼き器で肉団子を作るというアイデアを聞いてやってみました。丁寧に作ればとても美味しい肉団子が次々出来るのですが、いい加減にやっていると中身が生焼けなんていうこともあり、せっかくのたこ焼き器の気軽さが十分に生かされませんでした。


そこで、加熱しなくても食べられる食材だけで作ってみようと思い立ち、豆腐ハンバーグのレシピを参考にやってみることにしました。


材料は、豆腐1丁あたり卵1個、タマネギ大1個、塩胡椒適宜、そしてパン粉です。パン粉は豆腐が入っていた容器で計って八分目ほど。かなりどっさり使います。


豆腐は絹でも木綿でも構いませんが、私は絹の方が美味しいと思いました。絹の方が焼いた時にふっくら仕上がるのです。豆腐は予め押しをして水切りをしておきます。


タマネギはみじんに切ります。炒めるか炒めないかはお好みで。炒めないで使う場合は、食感の点から、少し気合いを入れて細かくした方が美味しいと思います。タマネギでなく長ネギを使っても美味しいです。さらに生姜を加えてもいいですね。


豆腐の水切りが終わったらボウルに入れ、グシャッと崩してパン粉を加え、軽く混ぜたら卵も加え、塩胡椒をしてよく混ぜます。混ぜるというより練る感じ。ここは普通のハンバーグ作りと同じですね。そしてタマネギを加えて均一に混ぜたら後は焼くだけです。


たこ焼き器を熱して油を馴染ませ、豆腐生地を入れて焼きます。適宜コロコロやっているとそのうち香ばしい焼き加減になってきますから、熱々を好きなソースで食べましょう。洋風のハンバーグソースや肉団子的な甘酢あん、あるいは、おろしポン酢や、和風のテリヤキのタレなども良く合います。肉無しなのにこんな風味が出るのかとビックリするくらい美味しいです。豆腐生地の中にチーズを入れて焼いても美味しいですよ。


ついでにポテトサラダもたこ焼き器で焼きましょう。ポテトサラダをそのまま丸く焼き上げても美味しいですし、溶き卵を入れてその上にポテトサラダを乗せて転がし、卵焼きコーティングにするとさらに豪華。全て生で食べて差し支えない材料のみを使いますから、生焼けでもお腹を壊すことはありません。卓上で本当に気楽に焼いて楽しむことが出来ます。


あ、主食も欲しくなってきました。残り御飯にオカカと胡麻でも混ぜて、たこ焼き器でミニ焼きおにぎりにしてしまいましょう。梅肉混ぜ御飯でも美味しいです。コロコロ転がして香ばしく焼けてきたら、刷毛で醤油を塗ってさらに焼きます。こうした色々な物が全て卓上で作れるのがたこ焼き器の強みですね。


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★★★ ミシュランコメント

あるレシピを試したことをきっかけに生まれてひろがった、「たこ焼き器」活用の楽しいメニュー! ミニお豆腐バーグはヘルシーでいろんなソースが楽しめる秀作、ちょっとした具を混ぜ込むバリエーションも考えられそうです。また、ポテトサラダを卵でコーティングするというメニュー・アイデアも美味しそう、これは逆に「たこ焼き器」だからこそうまく作れるものですね。さらに、残りご飯でいろんなプチ焼きおにぎりまで、この1台を囲んで、まるまる楽しいランチ or 夕食タイムが! 子どもたちにもきっと人気になるのではないでしょうか。たこ焼きパーティーの楽しさを、味わいいろいろのパーティーメニューに一気に跳躍させた素晴らしいアイデア、今回の★★★決定です!