「クイズ!水に浮く物・沈む物」by id:YuzuPON


少し大きめの、水を入れられる容器を用意しましょう。浮くか沈むかを調べるのに使いますから、深さはそれなりにあったほうがいいですね。クーラーボックスなどが使えると思います。そして手近な野菜色々。種類は豊富にあった方が楽しいので、キッチンを漁って、手当たり次第持ってきましょう。


さぁクイズ開始。まずはピーマン。水に浮くか沈むか、どちらでしょう。これは中に空気が入っていますから浮きそうですね。やってみましょう。やはり浮きました。


ナスはどうかな。これも軽い野菜ですから浮きそうですね。おぉ、浮いた浮いた。


次はキュウリ。これは浮きそうでもあり、沈みそうでもあり。ナスよりずっと水っぽい感じですから微妙ですね。答えが割れました。では実際に水に入れてみましょう。おっ、これも浮きました。


それではカボチャはどうでしょう。まず手に持ってみましょうか。ずっしり重いですね。これは難しい。ではこれも正解は実験で。おおっ、これも浮きます。


次はニンジンでやってみましょう。これはカボチャより軽いから当然浮くだろうって?ポチャン。あれれれれ、これは沈みましたよ。ではジャガイモはどうでしょう。ほかにも、ゴボウやダイコン、色んな野菜で実験できるといいですね。


こうしてやっていると、何となく法則性が見えてきます。一般に根菜は沈む、地上に実る野菜はだいたい浮く、と言われているのです。厳密な法則ではありませんが、植物の地上部分と地中部分の違いがちょっと見えてくる感じがしますね。


地上に実る野菜の例外はトマト。やってみると、浮く物と沈む物があるんです。これは普通のトマトだけでなく、ミニトマトにも見られる出来事です。違いは何でしょう。


まず第一番目の理由は糖度です。糖度の違いが比重の違いとなって、浮く物と沈む物に分かれるわけですね。当然、沈むトマトの方が食べて甘く、おいしく感じられるはずです。


もう一つの理由は、種の周りの空洞の有無。よく育ちよく熟したトマトはたいてい中の空洞が少ないですから、これは沈むトマトになります。


いずれにしても、沈むトマトと沈まないトマトがあったら、沈む物の方がたいていおいしい。ほんとかな?これは実際に食べて試してみてくださいね。おっと、食べる前にはあらためてきれいな水で洗うことをお忘れ無く。


水に手を突っ込んだりしてちょっと涼しくて、なんとなく理科の勉強にもなって、おまけに野菜のことが好きになる。なかなか楽しいひとときになると思います。桃やバナナ、スイカやメロン、色々なフルーツでも試してみてください。



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