★★★(三ツ星)
タイというと、私は傘を思い浮かべます。タイの伝統的な傘は日本の唐傘とちょっと似ていますが、骨組みはサーという木で出来ています。布張りと紙張りがあるようですが、白、赤、黄色、青、緑など色とりどり。そして独特の鮮やかな絵付けが施されています。
この傘の産地としては、チェンマイ県にあるボーサンという村が有名で、ここでは昔から、骨組み、紙漉き、紙張り、彩色、絵付け、油塗りなど、傘にまつわる全ての工程を行ってきた傘の名産地なのだそうです。この傘が75年にアメリカで行われたイベントで、タイ政府のコーナーの装飾に使われたことから人気に火が付き、世界的に注目されるようになったという話です。
この傘を使ってテーブルを飾れないでしょうか。形としては、ビーチパラソルを立てた屋外用のテーブルのような物を考えています。まず、テーブルは丸形とします。形はこんな感じ。木製なら自作できそうです。
http://www.estoah.co.jp/item/3110.html
大きさは、窓辺に置いても邪魔にならない程度の小さな物としましょう。
傘の方は、タイの傘はたいてい持ち手の所が曲がっていない真っ直ぐな物ですから、それがうまくスッポリ入り込む竹を探してきて、そこに傘の柄を差し込みます。傘もあまり大きくない、可愛い物を選びましょう。
あとは、傘を差し込んだ竹をテーブルのセンターホールに差し込めば完成です。それだけの本当に簡単な工作ですが、季節や気分によって傘を変えてやることで、室内で楽しいリゾート気分が味わえるテーブルになるのではないかと思うのです。
この下で楽しむのは、たとえばココナッツのアイスクリーム。水100mlくらいに好みの甘さの砂糖を溶かして煮立て、ガムシロップ状になるまで煮詰めます。そこに好みの量のココナッツミルクを注ぎ、泡立て器でよく泡立てて金属製バットに注ぎ冷凍庫に。途中何回か取り出して掻き混ぜながら凍らせると出来上がりです。アイスクリームメーカーを使えばさらに口当たりが滑らかです。ココナッツを半割にした器に盛ると雰囲気が出ますね。
もちろん日本の絵日傘などを取り付けて、野点の席のようにしてもいいですね。抹茶と和菓子を楽しんだり、宇治金時のかき氷もいいなぁ。夜は夜風に当たりながら、ゆっくりとこの席でお酒などを楽しみましょう。
部屋の中でエスニックなリゾート気分が味わえるこの計画を、夏までにぜひやってみたいと思っています。既に傘は赤系と青系を各1つずつ入手済みなので、あとはテーブルを作るのみです。