「むかごの秋」by id:ekimusi


我が家の秋の味覚といったらコレ!


今年も実家で採れたむかごを送ってもらいました。


「むかご」漢字では「零余子」 と書きます。
ご存じの方も多いと思いますが「むかご 」は自然薯(や山芋)のつるの途中(葉の付け根)にたくさんつくる5ミリ〜1センチ程度の小さな粒のことです。
むかごが地面に落ちると、やがてそこから根が出て新しい苗になります。
そのため、むかごには栄養がいっぱい蓄えられています。
葉の1つ1つにできるので、1つのつる全体で、大小合わせて100個以上できることもあります。


九州出身の父に教えてもらったわらべ歌の
♪いちじく にんじん さんしょに しいたけ ごぼうに「むかご」ななくさ はくさい きゅうりに と〜がんっ♪
のむかごでもあります(地域によって内容が違う場合があります)


このむかごをお米と一緒に炊飯器に出汁と一緒に炊けば、「むかごご飯」になります。
小さな粒の一つ一つに香りとコクが凝縮されていて噛むと、中から自然薯の上品でコクのある味が飛び出します。
家族みんな大好きなむかごご飯です(^^)


《我が家のむかごご飯》


 材料 ( 約4人分 )
米 2合
もち米1/2合
むかご 100g
塩昆布 1袋(34g)
日本酒 大さじ2
黒ごま お好みで


 作り方


1、もち米と白米を普通にといで、30分ほど水につけておきます。
2、むかごを綺麗に洗って水を切ります。
3、炊飯器にもち米・白米・むかごを入れ、水を入れる前に酒を入れて、最後に規定の量まで水を入れます。
4、続いて、むかごと塩昆布を入れて、炊飯スイッチを入れます。
ごはんが炊き上がったら、全体をよく混ぜて完成。
お好みで、黒ごまをふりかけてどうぞ。


むかごご飯の次にお気に入りの食べ方は、シンプルに焼いたものです。
フライパンで優しく転がしつつ炒って、火が通った頃に濃く作った昆布茶を掛けます。
そうするとひと粒ひと粒が昆布茶でコーティングされます。
これはアツアツのうちにいただくのが一番美味。
むかごは秋の味覚です。
今夜はむかごの素朴な風味と食感を味わいつつ、実りの秋に感謝したいと思います。


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