「ファミリータッチング」by id:ekimusi


「タッチング」って聞いたことありますか?
タッチ、と付くので触るイメージが湧くかと思います。
「スキンシップ」という言葉は有名ですね。
「タッチング」は「スキンシップ」よりも、もっとしっかりとした皮膚接触のこと。
頭を撫ぜたり、そっと抱きしめたり、ぎゅっと手を握ったりすることです。
よしよしって頭をなぜてもらったり、寝る時に背中をトントンってしてもらうと気持ちがいいですよね^^
それが「タッチング」なんです。


赤ちゃんにとって、最初にする親とのコミュニケーションが「タッチ」です。


赤ちゃんは、うまく喋れないけれど肌に触れるだけで色々なことを教えてくれます。
自分が感じるままに、赤ちゃんに触るだけでも大丈夫。
でも、ちょっとだけタッチの方法を覚えると、より楽しく触れ合うことができるようになります。


最近人気のベビーマッサージもタッチングのひとつです。
ベビーマッサージとは、植物性のオイルを使って赤ちゃんをマッサージすることですが、
ベビーマッサージの基本は・・・赤ちゃんとの肌の触れあいです。


そしてベビー〜と言いますが、赤ちゃん時代だけじゃなく何歳になってもOK♪
オイルもつけると効果的ですが、オイルなしでも暖かい手さえあればいつでもどこでもできちゃいます。


このマッサージは古来、人が人である前に動物である頃からの本能的な愛情表現です。
親から子へ伝授されていた親子・兄弟・家族のコミュニケーションであって、してあげるというものではなく、
兄弟でくっついて遊んだり、夫婦で手を繋いだりと一緒に楽しむもの。


赤ちゃんにとっては、母親からはもちろん、父親から注がれる愛情もとても嬉しく大切なものです。
ですからお父さんも是非赤ちゃんにマッサージをしてみてください。
こうしたふれあいが信頼や安心感を生み出すんです。
また、赤ちゃんをマッサージするうちに、普段の体調がわかり少しの体調の変化にも気づきやすくなります。
それから、どこをどんなふうに触ると赤ちゃんが喜ぶかが分かってきます。
人によって触って喜ぶ位置も違ったりして面白いですよ。


ベビーマッサージは、コミュニケーションのひとつのであると同時に、体調を整える手段でもあります。
赤ちゃんが風邪の時にはマッサージは禁物とは思わず、体調があまりよくない時にもマッサージしてみてください。
子どもにとって、母親の手は魔法の手。
「もう大丈夫よ、治るからね」と、やさしく撫でられただけで、おなかの痛みが軽くなった経験、ありませんか?
素肌に直接触れることにより、目を瞑っていてもそばにいる安心感から痛みや苦痛が軽減されることも。


もちろんマッサージは治療行為ではありませんし、いやがってぐずったらそこで中止。
長時間の触りすぎもストレスになりますので無理も禁物です。


最近我が家では「マッサージする?」と娘に言うと、にまo(^ー^)oっと極上の笑顔を浮かべて
バスタオルの上にゴロンと横になってスタンバイするくらいwマッサージが好きです。


ささいなことでイライラしてしまった時も、
マッサージをすることによりお互いの気持ちが安らぎ、愛おしさが溢れてくる・・・
私と娘にとっての大切なコミュニケーション。
日々のマッサージには愛情もいっぱいすり込んでいますw


蒸し暑い夜の、眠りたいけどマッサージしてくれなきゃ眠れない攻撃(寝グズ)には、時々参ってしまうけれど、
小さな手のマッサージのお返しにはそんな疲れも吹き飛んじゃいます。


そうそう小学生〜中学生くらいのお子さんをお持ちの方に朗報ですw
お子さんが最近ちょっと情緒が不安定かな?と思ったときに、
ギュっとハグすると少しずつ行動に良い変化が出てくるそうです。
やさしさって連鎖するんですよ。


でも思春期になると気楽にハグすることって難しいですよね。
そんなときは握手!
これは育児の先輩からの受け売りですが、毎日握手をしてみませんか。


「おはよう」「行ってらっしゃい(行ってきます)」「おかえり(ただいま)」「おやすみなさい」と。
一日4回のハグか握手です。


そんなん言っても握手だってうちの子恥ずかしがってしてくれへんわ〜って思っている方は、
「お母さん(お父さん)が握手したいからして欲しいな」ってこちらから頼んでみましょう。


そのうち子どもの方から行って来ますの時に、「ほら、早くしないと行っちゃうからね」って
手を出して握手をするのを待っていてくれるようになるかも知れません^^


気持ちを伝えあうには言葉ばかりでなく、触れ合うことも大切なコミュニケーション。
このタッチングは赤ちゃんから大きくなった子、自分の相方、そして親にしてもいいんですよ。
ベビーマッサージ、ハグ、握手、肩もみにフットマッサージなど形を変えても、触れあうことで絆づくりができます。


携帯やパソコンなど便利な道具が普及して、人と人とのつながりが薄れつつある昨今ですが
是非みなさんも家族で一緒にタッチングコミュニケーションを楽しみましょう♪


(参考文献 子供の「脳」は肌にある 山口創 光文新書)


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