「おめざ」by id:momokuri3


数ヶ月前、私の朝の習慣として「おめざ」を取り入れたことを書いたところ、
http://q.hatena.ne.jp/1262926265/245526/#i245526
それを見た家族が、お前こんないいことやってたのか、俺も真似しよう、私も真似しようと、家庭内おめざブームが始まってしまいました。


おめざとは、寝ている子供が目を覚ましてぐずった時に与えたお菓子のことですが、朝一番に軽くお茶やお菓子、果物などで胃を刺激することは、大人にもとても効果的です。これで眠っていた自律神経のスイッチがパチッと切り替わるのです。


もちろん朝起きてリビングに行けばまずお茶ですが、その前にベッドサイドで、というのが好評のポイントです。これがとても目覚めを爽やかにしてくれるんですね。


また、おめざブームは母の一日の始まりを、とても楽しい物に変えてくれたみたいなのです。
父母は同じ寝室ですが、以前は母が先に起きて、しばらくしてから寝ぼけまなこの父が起きていくパターンがほとんどでした。母は、専業主婦だから家族より先に起きるのは仕方がないかと思いつつも、長い間には、なんで自分だけと不満を感じることもあったそうです。
ところが、寝室におめざが取り入れられてからというもの、母が起きるとその気配に気付いた父も起き上がって、一緒におめざを楽しむことが多くなったとのことなのです。ねぼすけの父も、おめざが楽しみで早起きしちゃうんですね。
こうなってくると夜の寝付きもよくなってくるみたいで、就寝直後のイビキが格段に少なくなったと、母は喜んでいます。


最近は家族それぞれが気に入ったおめざを探し、それを交換し合うようにもなりました。父も私も仕事帰りにちょっとお店に立ち寄って、おめざに使えそうな物を探して帰ります。母も買い物のついでにおめざを探してきます。そしてリビングで「おめざ発表会」。
「朝のビタミンは体にいいからイチゴ買ってきたよ、今夜食べちゃダメだよ」
とか、
「これはどこそこで評判になっていた○○屋の○○だ」
とか、
「このバタークッキー懐かしいと思わない?こんなの買ったの久し振りよ」
とか。
旬の物、話題の物、高級な物、庶民的な物、色々な物が登場します。それぞれの視点で家族の喜ぶ顔を思いながら選ぶひとときは、仕事などで一日の大半を別々に過ごす家族を、別の場所にいながら結びつけてくれるものとなっています。


もちろん手作りもあります。母は、子供が小さかった頃のおやつ作りを思い出すと楽しそうですし、父も私も休日には手作りおめざに挑戦することもあります。おめざの楽しみが生み出してくれる家族の笑顔。そして結びつき。おめざはわが家に欠かせないモノ、そして習慣になりました。


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