「軽キャンピングカー製作計画」by id:YuzuPON


ひょんなことから軽の四駆が手に入ることになってしまいました。父方の本家のご近所で農業を廃業された方がいて、その人が使っていた軽トラが本家の方に回ってきたのですが、本家でも使わないので欲しい人がいたらくれるという話になったんです。それで軽率にも父がハイハイと手を上げてしまったという…w。うち、車あるのに…。
しかし軽で四駆は魅力です。燃費も維持費も安く、山間地もスイスイ。年式はけっして新しくなく、農業に使っていた車なので傷だらけですが、家と畑の往復にしか使っていなかったとのことで、エンジンや足回りはかなり良好という話です。


さっそく父と意気投合して、これをベースに軽キャンパーを作ろうということになりました。今考えているのはこんなタイプ。いわゆるトラックキャンパーです。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/22/4481e3ad3dc640ddb0da61...
本格的に車体を改造して作るタイプに比べると内部のスペースが若干狭くなりますが、脱着可能な形態であれば法律的な扱いは荷物と同じになりますから、車体に対する改造が伴わなければ何の許可も車検も必要としないというメリットがあります。気を付けなければならないのは、積載物としての大きさや重量が法律の範囲内に納まることだけですね。


私「ボディは何で作る?」
父「やっぱり重量の点からFRPだろう」
私「内装も必要だよね」
父「一応断熱材くらい入れないと寒そうだからな」
私「床は?」
父「畳だ、畳。断熱性に優れてる」
私「おー、和風だ。煮炊きの設備は?」
父「キャンピングカー登録しないんだからキャンプ用コンロと七輪で十分じゃないか?」
私「そうだね。トイレは?」
父「それが問題だな」
私「普通のキャンピングカーってどうしてるんだろう。携帯トイレを積んでるのかな」
父「中身が入った物は積みたくないな」
私「うーん、難問に突き当たった…(笑)」
こうして毎日、子供が想像上の宇宙船の内部の絵を書くように、チラシの裏にああでもないこうでもないと図を書きながら計画作りを楽しんでいます。


あ、母がやってきました。
母「ねぇ、軽トラックって二人乗りじゃないの?」
私「そうだよ」
母「じゃ家族みんなで出かけられないじゃない」
父「うちは猫がいるんだから必ず誰か一人留守番だよ」
母「えー」
母は自分が留守番役にさせられると思って、猫を抱きながらいじけてしまいましたw。大丈夫。息子としてはちゃんと夫婦水入らずのキャンプも想定していますから。


父「母さんは買い物にもこれを使っていいんだよ。燃費が安くて地球に優しいし」
母「いやよこんなカタツムリみたいな車で」
父「そうか、シェルの横にカタツムリの絵を書こう」
母は、それだけはやめてと必死に防戦していました。


最近は母が、新構造を提案してきています。カパッと側面を跳ね上げると車がそのままお店屋さんになるというもので、母はこの車をフリマ専用車として使いたいみたいです。安全な跳ね上げ構造とするにはちょっと工夫が要りそうですが、面白いアイデアです。


実はまだ肝心の車はこれから取りに行くところで、まったくの皮算用の段階なんですが、とにかくうちでは今この話題で持ち切りになっています。もちろん車を2 台持つことになる以上、それにふさわしい省エネ計画も考えています。キャンピングカーという性格上、自然の中に車を乗り入れることになりますから、どういう環境配慮の原則を守ってオートキャンプを楽しんでいけばいいかという検討も欠かせません。そういう話も含めて、当分わが家の話題の中心はこれになっていきそうです。


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