「〈My Favorite IECOTO Practice!〉は猫と共に」by id:YuzuPON


この三年間で私の生活に最も影響を及ぼした存在、それは猫でした。
http://q.hatena.ne.jp/1202100646/143815/#i143815
それまで動物を飼ったことが無かったわが家が野良だった猫を家族にしようと決意した背景には、イエはてなでの様々な語らいが大きく影響していたと思います。わが家では父も母も密かにイエはてなのファンで、二人ともほとんどのいわしに目を通していましたから、家族の共通の話題はほとんどイエはてな。現代は、親の仕事を子が受け継ぐといった“親子の共通項”がない時代ですから、それが断絶の一要因になっているのではないかと思いますが、うちではイエはてなが家族共通の関心事になったことで、家族の会話がとても多くなっていたんです。そこでこんな愛情いっぱいの書き込みが話題に上れば、家族の気持ちの中に、動物と暮らす幸せに憧れる心が芽生えてきます。

「ペットに感謝状」id:Oreganoさん
http://q.hatena.ne.jp/1172033632/74831/#i74831


私は猫の日と、秋の動物愛護週間の年二回、愛猫に感謝状を贈っています。猫がいてくれることでどんなに癒されるか、どんなに勇気づけられるか、どんなに幸せかというようなことを言葉にしてカードを作り、ごちそうに添えて贈ります。
猫はカードなんかそっちのけでごちそうにまっしぐらですが、感謝の気持ちを言葉にすることで、自分の気持ちとして猫がどんなに大切な存在なのかを再確認できます。
毎回「賞」も贈ります。つらいときの慰めで本当に助けられたと思った年には「癒しの名人位」、病気を乗り越えて元気になってくれた年には、お薬や注射を本当にいい子でがんばって受けてくれたので「猫の勇者」賞を贈りました。
卒業生が胸に付けるリボンみたいのに受賞名を書いてテープで胸に仮止めして記念写真を撮りますが、これは猫には迷惑なようで、一瞬にしてペッと取られてしまいます。


こんなにゃんこのかわいいエピソードも、わが家の話題をさらいました。

「担任の先生を呼ぶ猫」id:MINTさん
http://q.hatena.ne.jp/1169186115/66848/#i66848


小学生の頃、三毛猫を飼っていました。もうおばあちゃんの猫でしたが、すごく可愛くて、そして頭が良くて、ペットというより私のお姉ちゃんのような存在でした。
事件は、家庭訪問で担任の先生がきた時に起こりました。先生とお母さんと私とで話をしていると、幼児のような声で「なかがわー」と聞こえてきたのです。担任の先生は中川先生といいます。先生は「はい?」と言いながらきょろきょろ。そうしたら猫が、「なかがわー、なかがわー」と鳴きながら部屋に入ってきました。猫の鳴き声なら「にゃがごにゃー」になりそうですが、そうでなく、本当に「なかがわー」と聞こえたのです。これには先生も私もお母さんも大笑いで、みんなで涙を流しながら笑ってしまいました。
それからも猫は時々「なかがわー」と鳴きました。私が小学校を卒業しても、時々「なかがわー」と鳴いていました。猫も、やさしかった中川先生も、なつかしい、いい思い出です。

最初のイエ・ルポで登場したハザマさんの楽しいエピソードも忘れられません。

イエ・ルポ #001「家の中でのユニークなオキテ」by ハザマさん
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20061110#1163036851


うちの実家にはネコが二匹います。一匹は年寄りですが、もう一匹はまだ若くとびきり元気でヤンチャなオス。特に若い方が一階でも二階でも常に外に出てやろうと隙を狙っています。そして玄関を開けた瞬間、ベランダや勝手口を開けた瞬間にシュッと出てしまう。出ると世間知らずのネコ息子に気をもむことになるので、油断してネコを外に出してしまったら一回500円の罰金徴収!父や弟などは隙だらけで、一日に二回も三回も出してしまうこともあり、日ごとに罰金箱には500円玉と千円札がザクザク。そのお金は、私が帰省するお盆とお正月の家族の遊び資金になります^^。この前のお盆には半年で7万円以上も貯まっていました。おかげで外で暮らしている私は一銭も払わず、美味しい外食三昧の盆正月を過ごすことが出来て大助かりです。V^^V

こういう話題が出てくるたびに、動物がいるとイエが明るく楽しくなるね、もしうちで飼うとしたら犬がいい?猫がいい?などという話題に発展していました。動物が家族に加わることの幸せを、わが家はイエはてなを通して知ったわけです。


もちろん、命ある存在はいつか天に召されます。動物は人間より寿命が短いですから、どんなに愛しても、たいていの場合、先立たれてしまいます。その悲しみを味わいたくないから飼うことをしない。わが家も最初はそんな考え方が主流でした。しかし、このツリーが、けっして別れは悲しみばかりではない、ありがとうと言える最後が迎えられる幸せというものもあるということを教えてくれました。

http://q.hatena.ne.jp/1169186115/66744/#i66744
id:mekishikoさん


そして、TomCatさんが愛犬の最期に伝えた「ありがとう」という言葉、
心から信頼し合えていたからこそ、
心から愛していたからこそ、
そして出会いを心から感謝していたからこそ、
出た言葉なんだとしみじみ伝わってきました。
おかげさまで、うちの愛犬の最期に「ありがとう」という
言葉を伝えられたことの意味を、改めて実感することが
できました。

こうした様々な動物にまつわる心温まる話題に触れながら過ごしてきたわが家の庭に姿を現すようになった一匹の猫。それはきっと、運命の糸が導き寄せてくれたんだろうと思います。せめて冬の寒さを避けさせてやろうと段ボールハウスを用意したその時から、誰も最初は口にはしませんでしたが、家族の心の中に、この子を家族として迎え入れる準備が出来ていたんだろうと思います。猫もそのことを知ってか知らずか、驚くほどスムーズにわが家に馴染んでいきました。


しかしもちろん、動物を飼うからには、社会的な責任というものも生まれてきます。

id:janeさん
http://q.hatena.ne.jp/1243226993/218503/#i218878


念願だった庭付きの家を手に入れたのですが・・・いかんせん、狭いんです。それでも、花や木を植えようと思っていたのですが、、、今度は、ご近所の猫に荒らされて、大変なことになってしまいました。引っ越す前は知らなかったのですが、何軒か先の家が、猫を10匹以上も飼っていて、その猫がウチの庭を気に入ってしまったみたいで、毎日来るんです。お陰で、こちらの夢は台無し。猫よけ(実は、かわいそううであまりしていない)をしても、いたちごっこで、植物の方がやられてしまうんです。きれいなお庭が夢だったのに、、、その夢は一気に砕け散りました。もう、毎日、涙が出そうです。

植物を愛するような心優しい人は、庭を荒らす困った猫にだって、手荒なことは出来るはずがありません。だからといって泣き寝入りでは悲しすぎます。


しかしイエはてなには、動物を溺愛するのとは違う、人と動物の共存社会を目指していく本当の意味での動物愛護の呼びかけもしっかりありました。

「『動物の愛護及び管理に関する法律』を知ってください」
id:TomCatさん
http://q.hatena.ne.jp/1203482773/145061/#i145061


よく「動物愛護法」と略されますから、なんだよ動物だけ大切にして人間はそっちのけかよ、なんて言われますが、正式名称からも分かる通り、この法律には大きく分けて二つの柱があるんです。


ひとつはもちろん動物を愛護することですが、もう一つの重要な柱が、動物による人の生命身体財産への侵害を防止することなんですね。つまり、動物の適正な管理に関する決まりを定めて飼い主の責任を明確にしていくことが、この法律の重要な中身なんです。

動物の愛護及び管理に関する法律の「二つの柱」。動物も人も同時に大切にされる社会が作れてこその共存。本当に動物を愛するなら、飼い主として果たすべき責任の重さを知ることが大切。そういうことをしっかりと教えてもらいました。


また、このツリーでは、

「ペットたちの本当の気持ちを知りたい。」
id:ttzさん
http://q.hatena.ne.jp/1215147148/173782/#i173782


人間と一緒に暮らすペットたちって、本当はどう思っているんだろうってよく考えます。人間から見ると幸せで、そして楽しんでくれているように感じられますけど。やっぱり野生だと食べ物にも困るだろうし。それに、生まれたときから人間と暮らしていたらむしろそれが当たり前に感じているのかもしれないし。


と、よく人間の立場から考えちゃうんですけど、本当に幸せを感じていてほしいものです。

という書き込みから様々な話題に発展し、その語らいの広がりの中で、動物を擬人化して人間の頭でその心を情緒的に受けとめるのではなく、動物の習性の科学的理解を通してその心を読み解いていくことの大切さを教えてくれました。


そのほか、
・「猫のための非常対策」http://q.hatena.ne.jp/1180069115/94434/#i94434
・「猫用品をラックに陳列、必要な物は常時在庫を切らしません!」http://q.hatena.ne.jp/1251694405/231402/#i231402
・「動物の家内安全」http://q.hatena.ne.jp/1256705523/238668/#i238668
(いずれもid: Oreganoさん)
などの書き込みが実践的で、とても役に立っています。先日は家族で「動物の家内安全」の総点検を行いました。動物にとって安心な家は人間にとっても安全な家であることを実感しました。猫の非常対策用品の準備や、猫用品陳列ラックもさっそく実践しています。


こうした様々な積み重ねが、わが家の猫と暮らす幸せを作り上げてくれています。イエはてなイエコトばかりでなく、ペットのための優良な情報がぎっしり詰まった「イヌコト」「ネココト」の最高の指南所でもあるねと、わが家ではもっぱらの評判です。
先日は中秋の名月もハロウィンも、家族揃って猫と一緒に楽しみました。わが家の「My Favorite IECOTO Practice!」は常に猫と共に。この幸せをくれたイエはてなとイエはてな一家の皆様に、心から感謝しています。


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