「平和を願う白いリボンby id:TomCat


最初に平和を願う白いリボンが紹介されたのは、このツリーでした。

白いリボンで平和の願いを身につけます
by id:MINTさん


白いリボンは平和を願うシンボルです。N.Y.をおそった同時多発テロのあとアメリカの大学生たちが、テロにも戦争にも反対するといって身につけたのが始まりだそうです。
その話を聞いて、私はいつもどこかに白いリボンを付けるようになりました。髪に結んだり、白いリボン型のバレッタをしたり。そのほかリボン型のパスタを白く塗って紐を付けてバッグに下げたり、机の上のフィギュアにも白いリボンを結んでみたりもしています。
クリスマスツリーにも、一番上の星に白いリボンを結んで平和を祈ります
(http://q.hatena.ne.jp/1163570866/55853/#i55853)

早速調べてみると、この白いリボンは、あの同時多発テロのすぐ後、コーネル大学の学生達が始めたものであることが分かりました。全米が報復の世論に沸き返っていたその時、我々は一切の暴力に反対する、卑劣なテロには平和を願う理性で応えようと、白いリボンの着用運動が開始されたのでした。


今まで、様々な平和運動がありました。しかし一部を除いてそれは多分に政治的で、趣旨に賛同して活動に加わると、いつのまにか特定の政治団体の支持層に加えられているといったことが少なくなかったようです。


しかしこの白いリボンは違います。これは特定の団体が推進するものではなく、あくまで個人の意思表示として行っていくアクションです。このリボンを付けたから何党支持者だとか、何々主義者だとか、そういうことは全くありません。


目の前でケンカが起こっていたら、理屈抜きに「暴力はダメだ、落ち着いて話し合おう」と止めに入るのと全く同じこと。人としてのごく当たり前の心で、一切の暴力が無い世界を願う行動。それがこの白いリボンなのだということが分かりました。


そしてイエはてな最初の年の年末に、ダイアリーのコメント欄で盛り上がったこの語らい。白いリボンをあしらったお正月飾りで平和を願いながら新年を迎えようというプロジェクトです。
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/comment?date=20061222#c


後にハザマさんが「リブ・ラブ〈ハッピーニューイヤー〉スナップ」で「白と緑のリボンの注連縄」を作って紹介してくれました。

昨年の暮れにもこの〈イエはてな〉で教えて頂いた平和を願う白いリボンでミニ門松を作りました。そして今度は白いリボンの注連縄を。注連縄の台だけ入手して、松と南天、水引の代わりにリボンです。また、もうひとつ、家族みんなの健康の象徴として緑のリボンも結びました。来年も、一番の願いはやっぱり健康です。リボンは市松模様が織り込まれたものにしてみると、注連縄にも合った感じになりました。みなさんのお正月のお祝い飾りも、どんなしつらいにされるのか見せて頂きたいなw
by ハザマ
(http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20081225#Snap)


私も早速、色々な所に白いリボンを取り入れてみることにしました。



まず最初はギターのお尻に有り合わせのタオルをぶら下げて、


「これを白いリボンだと思ってくれ、白のリボンは平和を願うシンボルなんだ」


とアピール。以来このエンドピンに白い布をぶら下げて演奏するのが、私の恒例になりました。今はタオルではなく、三角巾を使っています。人を傷つけるテロや戦争に対して、救護に使う三角巾で「殺すな、傷つけるな」と訴えかける意味を込めています。



これはムササビのマスコットです。ムササビは東京では西部の御岳山などに生息し、貴重な自然のシンボル的存在となっています。そこで、平和と共に自然も守りたいとの願いを込めて、この子のシッポにも白いリボン



今もパソコンの横で、世界に平和を発信してねと見守り続けていてくれます。



ジャケットの襟に付けるリボンも作ってみました。リボンをループ状にして、シンプルなピンズで止めれば出来上がりです。これは必ずと言っていいほど「それ何?」と聞かれるので、その都度白いリボンの趣旨を説明して、輪を広げています。


ちなみに、最近様々なリボンが襟に着けられているのを見ますが、白は全ての色を含む色ですから、拉致被害者救出を願うブルーのリボンの趣旨も、こども虐待防止を訴えるオレンジのリボンの趣旨も、この白に全て含んでいるんだという気持ちで着用しています。あらゆる暴力の根絶を願うのが白いリボンです。



こちらは作業用の帽子。ここにも白いリボンを付けてアピールです。
「春のグリーンツーリズム・農村山道普請ボランティアツアー」
http://q.hatena.ne.jp/1241758219/216106/#i216106
この時も、この帽子をかぶって出かけたんですよ。農業を守っていくことも、平和があってこそですから。



これは平和を願う白いしおりです。

■ 読書を平和を生み出す力にする
by id:YuzuPONさん


読書週間は、まだ至る所に戦争の傷跡が残っていた昭和22年、読書の力で平和な文化国家を作ろうと呼びかけられてはじまったものです。戦争は、知の力で防いでいくことができる。本を読み、考え、知性と理性を磨いて新しい社会を作っていこう。そういう目的で始まったのが読書週間です。
(http://q.hatena.ne.jp/1193201006/122774/#i122774)

平和のための白いリボンのしおりを作ったらどうでしょう
by id:Oreganoさん


以前ここで、平和を願う白いリボンの話が出ていました。それになぞらえて、読書週間の本当の意義を再確認する、白いリボンを結んだしおりを作るというのはどうでしょうか。各自気に入った紙を短冊形に切って上部にパンチで穴を開け、白いリボンを結べばできあがりです。
こんなしおりをはさんだ本を持って歩くだけで、読書で知を、知を平和の力へという運動ができると思います。


そして「【イエはてな】祝2周年スペシャル"Message Together!計画"」で提案されたこんなプロジェクト。

■ イエはてな 白いリボンのしおり 実現化計画!
id:vivisanさん


(…)そして、そのしおりにココでいろいろと語られたサプリを1つ掲載します。本当は365個作りたいところだけれど、これはおいおいということにしていきます。
そして、ココが重要。表にはサプリを。そして平和を愛するイエはてなとしては、裏には平和への一言スローガンを。
この平和への一言スローガンも、イエはてなでみなさんに募集して、かいていきます。
最後にしおりのリボンは白で作ります。これは絶対に必須です。
(http://q.hatena.ne.jp/1225773579/190803/#i190803)


こうした様々な提案や呼びかけを総合して、プロトタイプとして作ってみたのが上のしおりでした。とりあえず100枚ほど作って、イベントで配布してみました。書かれている文字は、次のジョン・レノンの言葉に由来しています。

■ War is over, if you want it.
by id:momokuri3さん


ジョン・レノンの言葉です。何度かここに書かせていただいたことがありますが、本当に素晴らしいフレーズだと思います。シンプルで力強い、英語が母国語でない人にも、ちゃんとその心まで通じていくフレーズです。
War is over, if you want it.
貴方が望みさえすれば戦争は終わる。
私たちには戦争を止めさせられる力があるんですね。
(http://q.hatena.ne.jp/1224219034/189497/#i189497)


こんなふうに、白いリボンを使って、平和を願う意志を表してみること。そしてその輪を、政治運動などとは違う、人としての当たり前の願いとして広げていくこと。命を尊び、命の輝きを喜び合いながら暮らしていく人の和を世界中に広げていくこと。


そのために必要なのは、大声で演説することでも、デモ行進をすることでもありません。まず自分の手の届く範囲から少しずつ、でも着実に、何かを変えていくこと。自分の歩く道筋に小さな平和の種を蒔いて、それを大切に育てていくこと。日々の小さな幸せを一つ一つ積み重ねていく私達のイエコトは、必ず優しい心を広げます。イエの幸せが全世界に広がった時、きっと世界は平和になっているはずです。


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