「50mのホースリールと、角度が直角に近い鍬」by id:TomCat


まず50mのホースリールですが、大は小を兼ねる、長いは短いをかねるだろうと、最長の50m物を買ったのが間違いでした。もちろん50mという長尺が適する用途はたくさんあると思いますし、50mという長さが活きる使い方もたくさんあると思います。しかし、家庭用でここまでの長さは、少なくともわが家では不要ですし、なにしろ、ホース内に貯まった水の重みがハンパじゃないんです!! ただホースを巻き取っただけでは、まだホース内にたくさんの水が貯まっています。その状態でホースリールを動かすのは・・・・う・・・・重・・・・ゼェゼェゼェ。これは大きな誤算でした。


また、ホースもこれだけ長いと、ホース内の水の圧力もハンパではありません。手元で水を止められる散水栓を使っていると、水道の蛇口を絞って少ししか水を流していなくても、ホースの中の水がパンパンにホースを押し広げ、レバーを握ると数十秒に渡って最大圧力の水が噴き出します。これではちょっと家庭の園芸用には使えません。


結局このホースリールは、もったいないようですが、ホースを切って短くして使うことにしました。で、切り取った残りのホースは、安売りのリールを買ってきてそちらに取り付けて、新たなホースリールをもう一個作っちゃいました。この対処はなかなか正解だったと思っています。


さて、鍬ですが、私は長い間、鍬にはツルハシのように振るう使い方しかないと思っていました。実際、こういうタイプの鍬は、大きく振り上げながら、ザックザックと土を掘るようにして使っていきます。


ゴールデンスター 鍬 備中鍬 小 4063


ゴールデンスター 鍬 金星印家庭万能鍬 5033


しかし、土の質によっては、そういう掘るような土の起こし方ではだめなことがあるんですね。特に宅地のようなガチガチに圧し固められた土を畑や花壇にしていくためには、掘るのではなく、土を少しずつ削り取っていくやり方が適しています。そうすれば、ゴツゴツとした土のかたまりを粉砕する苦労が要りません。そういう使い方をしていく鍬が、こういうタイプ。


http://www.kuwaya.com/blog/s-%E9%AD%9A%E6%B2%BC%E6%9F%84%E4%BA%A...


金属製の刃と柄の角度が狭いですよね。この角度が重要なんです。


最初私はそういうことを全く知らず、ただ力任せに土を掘っていました。それを見ていた本職の農家の方が、うーん、この土にこの鍬は合わないな、ちょっと待ってなと言って、刃と柄の角度が狭いタイプの鍬を持ってきてくれたんです。そして、ほらこんなふうにしてと、土を削り取りながら耕していくやり方を実演して見せてくれました。私もお借りして真似してやってみると、驚くほど楽々開墾が進んで行きます。やはりプロの世界にはプロの道具。土の質に合わせた鍬というものがあったんですね。


というわけで、さっそく新しい鍬を買ってきました。それまで使っていた鍬は用無しになってしまいましたが、いつかそれに合った土の畑が手に入ったら活躍してもらう予定です。って、ほとんど夢物語に近いですがw


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