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服って、買う前はすごく憧れを抱いて見ているんですよね。
これって人気モデルの何々さんと同じ感じ。
っていうことは私もこれを着たら何々さんと同じになるのよね、なんて。
もう完全に判断力がフィクションの世界に行っちゃっています。
さらに、これにこれを合わせたらもうコーディネートは完璧、なんか私のセンスってすごくない?みたいな、
着る自分に似合うかどうかとは別問題の所での服選びに熱中してしまいます。
それでも、見てるだけにとどめればいいのですが、買っちゃうんですよね、ついふらふらと。
特に夏物が出回り始める季節には、こういうことが起きやすくなります。
だって夏物って、見ているだけで活動的で開放的な気分になってくるじゃないですか!
こうして、冷静になってみると、かわいいんだけど、お洒落なんだけど、
自分には似合いそうもないという服が貯まっていきます。
このうちビキニの水着は、いい活用方法が生まれました。
真夏の、水をかぶっても平気なインナーとして活用するんです。
濡らしてもいい素材のトップスやスカートと組み合わせれば、外見上は普通の部屋着。
でも好きな時にそのまま水がかぶれちゃうんです。
ベランダで日なた水をザブン。そのまま風に吹かれて涼みます。
こんな子供時代の夏の再現のようなことがが、水着転用部屋着で実現できました。
その他の服は、仮にも買う時にはあんなに憧れて買った服たちですから、
そのまま大切に保存して、時々一人で着てみたりしています。
とても人様にはお見せできないような姿ですが、
実はこれが密かな週末の夜のお楽しみだったりします。
(あ、いわしが違う(笑))
私は、たとえ間違って買ってしまっても、買った後で大失敗だったと思っても、
一度買って手元に来た物には愛着が湧いてしまって、
捨てたり転売したりがなかなかできない性格なんです。
だから、かさばる物や、後で処分に困りそうな物は、極力買わないようにしています。
でも、服だけはだめなんです。
着ても着なくてもコレクションとしてこれがほしい。
そんな気持ちが働いてしまうのかもしれません。