★★(二ツ星)

「雑誌・書籍の活用で家族それぞれの趣味のフィールドに家事を置く家庭作り」by id:watena


私は長く「dancyu」という雑誌を愛読しています。書名の由来はおそらく“男子厨房に入らず”を逆手にとった“男子厨房に入れ”を略した物だろうと思います。
男性向け雑誌として、まず食べ歩きの話題が豊富。それも流行りの店を取り上げるグルメ雑誌とはちょっと異なり、一流のプロの腕前が光る店ばかりを特集します。料理作りの記事はその延長線上に置かれ、実際に作ってみることでプロの技の一端が身に付くような内容が盛り込まれています。
イエラボ小山薫堂さんも「一食入魂」というコラムを長期にわたって連載されています。イエはてなの空気が合う男性なら、きっとこの雑誌も合うことでしょう。そしてイエでの料理が趣味になります。


子供の科学流 手づくり食品

子供の科学流 手づくり食品

子供の科学流 安心料理

子供の科学流 安心料理


子供さんにはこの2冊をお勧めします。私は図書館でこの本を見つけて、大人のくせにおおいにはまってしまいました。
子供の科学流 手づくり食品」は、料理というより、バター、ジャム、ハンペン、うどん、塩辛、味噌、甘酒といった加工食品の製造工程を実際にやってみることで、素材の変化を科学の視点で見つめていくといった内容になっています。
子供の科学流 安心料理」の方は、食の安全、美味しさ、栄養といった観点から料理を科学的に検証しつつ、親子で料理していく内容になっています。
どちらも小学生の男子が興味を持って読める内容ですから、全国のお父さん、ぜひこれらの本を片手に息子さんと親子で“男子厨房に入って”ください。こういう所から、家事を主婦だけのものと考えない家庭作り、お手伝いではなく家族それぞれの趣味のフィールドに家事がある家庭作りが可能になっていくと思います。


KIDS イエはてな本の話が出始めていますが、ぜひイエはてなからもこういう本をたくさん出して、家事を楽しみの目で見ながら育っていく子供たちを増やしていきましょう。まだ子供向けの掃除を科学する本などは見当たらないようですから、イエはてならしく健康と環境を科学しながら楽しい家作りをしていくような本を作りたいですね。ここにはそういう執筆に最適な知識や経験をお持ちの方が少なくないご様子ですから、遠くない将来、きっと実現するのではないでしょうか。


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★★ ミシュランコメント

このメッセージを読んだ時、これまでの「家事」のイメージとはまったく違う発想、これぞ〈イエはてな〉!と膝を打ちました。『リブ・ラブ・サプリ』本にも入っている「家事は科学だ」というタイトルに出会った時も、発想逆転メッセージに目からウロコだったのですが、そのマインドをさらに推し進めた創造的な営みの提唱に★★です! 料理も掃除もモノの手入れも、すべて「理」を見つめて実験・探究するんだ。上にあるような営みを、もはや家事とは呼びたくない、だからイエコトと読むんだって、再認識してしまいました。老若男女、子供たちもみんな一緒にイエコト万歳! あぁ、「KIDS イエはてな本」の夢もふくらんで、また〈イエはてな〉のビジョンがひらけた気がします!