★★★(三ツ星)

「部屋がお洒落に引き締まる〈イエ・ギャラリー照明〉のススメ」by id:tough


まず適当な額に適当な絵を入れて壁に飾ります。これから光を当てて使いますので、貴重な絵画は避けて、適当な印刷物で間に合わせてください。そして天井に適当なスポットライトを取り付け、絵に向けて照射して浮き立たせます。ただそれだけです。それだけなのですが、ただ絵を飾っているのに比べて、スポットを一つ配するだけで、とてもお洒落に部屋が引き締まります。
絵は木炭の素描であるとか、シンプルな抽象画などが向いている気がしますが、それは各自の好みや部屋の感じで選んでください。スポット照明は、私は天井引っ掛けシーリングの吊り下げタイプを使っていますが、簡易に取り付けできるクリップでもいいでしょう。
電球には60Wのクリプトン球を使っていますが、40Wでも良さそうな感じなので、次回は40Wで試してみようと思っています。これは絵と照明の距離に依存すると思います。電球型蛍光灯は光の束の角度がどうなるのか不明でまだ試していません。
こういう使い方は一種の間接照明になると思いますが、うまくやるととてもお洒落な部屋が演出できると思います。廊下があるイエでは、廊下の角などにちょっと暗めの演出でこういう“絵と光の飾り方”をしてもいいと思います。
照明を追加したらその分をどこかで節約しなければなりませんが、たとえばナツメ球の常夜灯をLEDの常夜灯に変えるとそれで約4.5W/hの節約。玄関ポーチ照明を60W白熱灯から電球型蛍光灯に交換すれば約50W/hの節約と、60W/hくらいなら照明の遣り繰りだけでも節約がきくと思いますので、そういう計画と共に実行してください。


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★★★ ミシュランコメント

照明は天井と床に配置するだけのものではない、お部屋や廊下や玄関の壁に光をあてるとこんなに空間は表情豊かに立体的になるんだ…。それがピンとわかり、すぐにしつらえることの出来る“絵と光の飾り方”のご提案に★★★です! 映画などを観ていつも思ってました、特に欧米では部屋の角や壁に小さな照明を豊かに配置して、空間を魅力的に浮き上がらせるのが上手いなと。壁にスポットライトと絵をしつらえることで、気軽に効果的に空間の表情づくりをはじめられる! そして光に使うエネルギーをうまく分散配置することを考えながら、よりお部屋を魅力的に演出していく。インテリアと照明のスキルを学びながら楽しめる、素晴らしいご提案です!!