「麻袋の楽しみ」by id:Oregano


コーヒーの生豆は今でも麻袋に詰められて輸入されるそうです。そしてその袋の多くは使い捨てにされているのだそうです。ですから、コーヒー豆の麻袋は、かなり安価に購入出来ます。私が購入した物は一枚200円台でした。
まずは、いかにも港の倉庫に置かれているようなデザインの袋を選んで、部屋の片付かない物を放り込んでクロゼットの中にポンと置いてみました。麻のナチュラルな風合いと素朴な印刷が、ただの袋を超えた、ちょっとしたインテリアのような雰囲気を醸し出しています。これはかっこいいです。
木の箱の上にも、テーブルクロスのように敷いてみました。これもかっこいいです。
サイズは縦1m×横70〜80cmくらいあります。とても大きな袋です。入ろうと思えば人間も入れてしまいそうな大きさです。ちょっと入ってみました。そうしたらなんと!犬の匂いがしました(笑)。麻の匂いは、ワンコの匂いにちょっと似ているんですね。これは面白い発見でした。
たくさんあるので、惜しげもなく袋本来の使い方もしてみました。購入したのはちょうどこんな秋のことでしたので、まず麻袋は落ち葉を詰める袋に使われました。ビニール袋に詰めるのと違って、麻袋なら濡れた落ち葉を詰めておいても蒸れません。
落ち葉袋に使われた麻袋は、翌年花壇の雑草よけに使われました。畑などにビニール製の防草シートが使われているのを見ることがありますが、ちょうどそれと同じようなことに、麻袋を開いた布が使えるのです。麻袋の布を防草シートとして使うと通気がよく土が蒸れませんし、廃棄する時も細かく刻んで土に埋めてしまえば約二年で土と同化してしまうなど、麻袋は園芸用としてもとても使いやすい素材なのです。
このほか、ソーイングが得意な人なら、麻袋を利用してバッグを作るとか、色々な楽しみも広がりそうですね。通販でも麻袋を扱っている所はたくさんあるようですから、ぜひ皆さんもためしに買ってみてください。かっこよさを生かしてインテリアに、強度や通気性を生かして実用用途の袋として、そして手作り素材の布地として、麻袋の用途はとても幅広いと思います。


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