「夏に汗をかいておくと冬に風邪をひかない」by id:Fuel


中医学の古典である「素問」という書物には、「夏暑に汗出でざる者は秋に風瘧を成す」というようなことが書いてあるそうです。瘧とは発熱と悪寒を繰り返す病気のことですから、風瘧といえば風邪のことと考えていいですね。そして秋とは、広く秋以降、冬も含むと考えていいようです。つまり夏に汗をかいておかないとその後の季節で風邪に悩まされるぞと教える言葉です。


なぜ夏に汗をかくのがいいのか。それはおそらく代謝を高め、全身のバランスを理想的な状態に調整し、抵抗力を高めるからだと思います。


そのためには、ただ暑い暑いと脂汗を流す汗のかき方では逆効果。こういう汗のかき方は無駄にストレスを貯めて体のバランスを崩します。そうではなく、暑さを楽しみながら適度な運動で汗を流す、ちょうど中高校生の夏休みの部活のような汗のかき方が理想的だと思います。


実際私は、夏に楽しく体を動かして過ごした年は風邪を引かず、夏でも仕事に追われ運動不足で過ごした年はしっかり寝込むことが恒例になっています。そういえば高校の時も、夏を受験勉強に追われて過ごした3年の冬は、試験直前に高熱を出してダウンしてしまい、あわや浪人という崖っぷちに立たされました(笑)。


本当に医学的な根拠があるのかどうかは不明ですが、とにかく騙されたと思って、夏に気持ちよく汗をかいてみてください。きっと冬の健康維持に役立つと思います。


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