★★★(三ツ星)

「布のプレイマット」by id:asukab


風呂敷も含め、布っていいですねー。
色と手触り、それだけで浸ってしまいます。
これも子どもたちが小さな頃にしていたことですが、1.2メートル四方ぐらいの布を何枚も用意してよく遊びました。
自家製プレイマットです。(と言っても、ただの大きな布だけなのですが)
たまたまテディベアの町の風景(学校、病院、図書館や公園などが道に沿って描かれているデザイン)がプリントされた布を見つけ、これを2ヤード購入。
端がほつれないように縫い、息子用のプレイマットにしてみました。
おもちゃの自動車やぬいぐるみを街の上に置き、結構長い時間遊びます。
市販のプレイマットよりも安価で軽くずっとよかったので、わたしはプレイマットとしての布に夢中になりました。
花柄は花畑、ポリエステルの青無地は海、コールテンの緑や茶色は畑、ふわふわの白いフェルトは雪や雲……と、素材と色を工夫すれば、それだけでいろいろな演出が可能です。
布を床に敷いてする見立て遊び(イマジネーション遊び)は、大人にしてみても心うきうきするものでした。
敷くだけでなく身にまとえば、マントやスカートなどになり、コスチューム遊びもできます。
机や椅子にかけてテントを作れば、そこだけ別空間のできあがり。
汎用性が高いので、子どもたちは自由自在に遊んでくれました。
今でもまだときどき、遊びの中心になることもあります。
布はきっと古今東西、子どもたちを夢中にさせてきた存在でしょう。
織物の産地の子どもたちは、きっとこんな風に布の色と素材に囲まれてきたんだなあ……とも実感しました。
もちろんたためますから、親にしてみれば場所もとらず最高です。


子どもといっしょにいると、「何が人間に近い」のかが見えてきますよね。
布もそのひとつで、子どもたちのおかげで布や敷き物の素晴らしさが実感できました。
ほんとに、大人も楽しまない手はないですよね!
個人的には最近、アジア・アフリカ・南米系の手織り敷布や毛布に目が行くようになり、絞り模様とか連続模様とか、刺しゅうが施されていたり、日本では見られないような鮮やかな糸で織られていたりの布を見ると夢中に〜。(いつか魔法の絨毯が売られていたような市場に行ってみたいです。)
敷いてゴロン(下に古い毛布を一枚置くといいですね)、重ねてウットリ、何かに掛けてゴキゲンな気分。


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★★★ ミシュランコメント

「折りたたみ式ファンタジーランド」ともいうべきお手製プレイマット、そのアイデアと愛情に感激しました!さっと広げて敷くだけで子供たちには別世界。大きな布のシンプルさゆえ、テントにもコスチュームにも早変わり。それぞれの布から雲や動物などの絵の部分を切り抜いて綿を入れれば、布から飛び出したぬいぐるみが出来て楽しいかも!