はてなポッチ2丁目 #021 pickup5



こんにちは、ハザマです。この4月は本当に雨がよく降る月でしたが、暦の上でも「穀雨」の時期なんですね。春の温かい雨が降って穀類の芽が伸びてくる頃。穀物には必要な雨なんですね。それにしても、まだ寒のもどりもある時期で、冷たい雨という感じもします。みなさま、くれぐれも体調には気をつけて下さいね。
さて、今日は“はてなポッチ2丁目”#021のアンケート結果ご報告とピックアップ賞の発表です。「タイムトリップしてホームステイできるとしたら?」のテーマ、古今東西の街と暮らしが登場して、今回のいわしは最高に面白かったです!ピックアップ賞はいつにも増して悩みました。みなさま、たくさんのご回答・ご投稿をどうもありがとうございました!

#021 アンケート結果

「タイムトリップしてホームステイできるならどの時代、どの国の暮らしを体験したいですか?」





アンケートでは面白い結果が出ました。1位は「SF小説で読んだ未来の世界」(約30%)で2位を大きく離す多数票でした。過去の歴史より未来の想像に楽しみを抱いている人が多いということに少々驚きました。2位は「自分が子供の頃に暮らし遊んだ町」(約14%)。これは幸福な幼少時代を過ごされた証し、微笑ましい結果です。そして3位からようやく歴史上の時代と国が並びました。3位「江戸時代の長屋暮らし」(約10%)、4位「平安時代の宮廷暮らし」(約10%)、5位「フランス王朝時代の優雅な王家」(約8%)、6位「産業革命前のイギリスの田園風景(約7%)。みなさん外国よりも日本の歴史に若干関心が高いといえるでしょうか。しかし過去の時代・国は膨大な例が考られえますから、いわし回答を選ばれた人も8位(約4%)と比較的多く、いわしでは選択肢にない多彩なご投稿を頂きました。やはり「アフリカ・マサイ族の狩猟生活」や「ギャートルズの原始生活」といった文明以前の暮らしは不人気、「アメリカ開拓時代の大地の暮らし」もまだまだ不便な生活であったからでしょうか、低い順位でした。
いわしでは、未来に不安を抱く声も多かったのですが、アンケートでは希望を持っている人が多いという結果となり、ならばよき想像がよき未来世界を生み出す!とポジティブに考えていきたいものだなと思いをいたしました。

#021 ピックアップ賞

#021は「タイムトリップしてホームステイできるとしたら、どの時代、どの国?」をテーマにご投稿頂きました。
いわしでは、世界から日本からさまざまな時代の暮らしを挙げて頂きました。盛り上がっていたツリーには、「ヴェルサイユ宮殿」「古代エジプト」「時は未来、ところは宇宙…」「日本・江戸時代」「幕末の日本」「未来の日本」などがありましたね。ほかには「邪馬台国」「古代バビロニア」「ルネッサンス期のフィレンツェ」「源氏物語の時代」「シャーロックホームズの時代」「戦国時代の城」「空中都市マチュピチュ」「モーツアルトが生きていた頃のオーストリア」「ローマ帝国で宴会に呼ばれたい」「縄文時代」「建国時代のアメリカ」「昭和10年代の上海」「明治維新後の東京」「「昭和30年代後半の日本・東京」「大阪万博開催中のご近所」…などなど、とにかくそれぞれの関心を読むのが面白かったです!
ピックアップ賞は、選ぶのムリ!と思いながら、印象的だったものを並べて泣く泣く5つに絞らせて頂きました。
「インド北部の丘陵地ムスーリー」発の「理想の国チベット」の理念は素晴らしくて感動。「空中都市マチュピチュ」もかなり気になっていて、調べてみようと思ってます。世界遺産はもとより、世界史・日本史を暮らしの側面から通観してみたくなりませんでしたか?!


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「ドイツの中世の都市!」by id:otayori

商人や職人が活発で市民が政治をしていた時代。
職人さんの嫁さんになって仕事手伝いたい。
ちなみにドイツ人の苗字で、
シューマッハーさんは靴屋。シュナイダーさんは仕立て屋。ベッカーさんはパン屋です。
あっホームステイか。すみません。
期間限定だと嫁にはなれないので、
マイスター(親方)の家庭で、見習いの職人さんを見学したり、
お世話して帰ってきたいです。

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C.S.ルイスとJ.R.R. トールキンby id:blanccasse

どちらかの家にホームステイして、二人の語る「物語」を聞きたいです!
外は寒くても暖炉の前は暖かくて窓が結露するほどで。唯一の灯りは暖炉の火影。薄暗い中をパイプの煙がゆったりとくゆっている中、好みの飲み物を片手に、それぞれ居心地の良い椅子に身体を埋めて。火の爆ぜる音、煙を吐き出す音、揺り椅子の軋む音、遠く聞こえる誰かの足音、木々が梢を鳴らす音。そんな夜更けに、ぽつりぽつりと語られる二人の物語を聞く。。。最高ですーーーっ!!

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「戦国時代のお城が建つ過程を見たい!」by id:teionsinonome

決して城マニアじゃないのですが、日本の名城が建つ様を基礎からじっくり見物したいです
石垣を組むところとか、屋根瓦を乗せるところとかがとても興味あります
クレーンのない時代にどうやって湯船より大きい石や金のシャチホコなんかを持ち上げたのか すごいを通り越して呆れちゃいそうじゃないですか?
お堀の完成まで(お堀を最後に作るのかは知らないけれど)見届けたいです

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「1959年、インド北部の丘陵地ムスーリー」by id:Oregano

これは何かというと、チベットの亡命政府が作られた時と場所です。1996年に「TIBET: A FUTURE VISION」という本がここから出版されました。チベットはどういう理想の国を目指すかということがまとめられた本です。日本で言えば、今の安倍さんの「美しい国」の政権構想みたいなものにあたります。
しかしその内容は比べ物になりません。私が感動したのは、その中で述べられている「未来の政治の三つの主要原則」です。

1.真実(真実を歪めたり隠したりする国家であってはならない)
2.非暴力(暴力を肯定する国家であってはならない)
3.真の民主主義(真の民主主義を実現する国家でなくてはならない)

そして理想の国チベットは、

1.戦争に対する平和のサンクチュアリ
2.卑俗な物質主義に対する精神主義サンクチュアリ
3.環境における清らかさのサンクチュアリ

の三重のサンクチュアリーを作り守るとしています。

国防については、国際社会のあらゆる暴力と戦争に対して非暴力と不殺生を貫く、戦争における中立性は国連によって保証される、としています。憲法を変えて軍隊を持てる国にして国を守ろうという意見が強い今の日本とは、大変な違いです。
同じ仏教思想をベースとするどうしで、同じアジアの国際情勢を共有するどうしで、なぜそれぞれの考える「美しい国」が180度違うのか。私はそれを知りたいと思います。できたてほやほやのチベット亡命政権にホームステイして、彼らの考え方のスタートラインを感じ取ってみたいと思います。

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アラビアンナイトの時代のバグダッドby id:MINT

そびえるモスク。輝く宮殿。様々な民族が行き交う交易国際都市バグダッド。でも魔法や不思議がてんこもり。じゅうたんが飛ぶ。ランプから魔神が出てくる。呪文を唱えると岩の扉だって開いちゃう。
私はお城にホームステイ。東洋から美しい姫がやってきたとバグダッドの町は大騒ぎ。金銀財宝の貢ぎ物があっという間に山のよう。えっと、当時のアラビアでは、背がちっちゃくて、おしりのおっきな女の子が人気だったそうですの。ほほほほほ(笑)。

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