イエ・ハック ピックアップ賞

「イエも暮らしもシンプルに」by id:ekimusi


日々使う物は一定量をキープし、必要なものを、必要なだけ持つこと。
これが綺麗な部屋を保ち、物の出し入れをスムーズにしてすっきり暮らすコツ。
でも、頭では解っていても実行するのは難しいんですよね。


私は結婚を際に、これまでの人生に関わってきた物たちを整理する機会がありました。


しかし、夫は物をほとんど処分せずまったく必要のない物も大量に荷造りして新居に持って来てしまい、荷物が荷解きできないほどあふれ、ごちゃごちゃとしたイエで新生活を始めることになりました。


このころから、すっきりした暮らしに対する憧れと、収納方法の模索が始りました。


しかしいくら収納方法に凝っても、部屋が片付かないからと隙間家具などを購入し、収納場所を増やせば、今度はその収納家具で部屋が圧迫されます。
物が多いままではすっきりした暮らしを手に入れることはできないとすぐに悟りました。


また、綺麗に収納したつもりでも、物を管理しきれなければせっかくの物が死蔵品となりしまった物は無駄となってしまうのです。


収納方法やインテリアについて考えるのは、物が部屋の適量となってからの方がいいと思いました。


そこで暮らしに対する考え方と、物の減量について基準を設けることに。


・物の量は、収納場所の8割にして、スペースを空ける
・新しいのを買ったら古いのは一つ手放す
・季節のものなどよく使わないものは、どこに何をしまったかメモを残して家族で情報を共有する
・季節ごとに服や物を見直す
・〇年間使わなかったら、または〇年使ったらなど処分する時期をきめる
・賞味期限、使用期限、期限があるクーポンに書類などは、期限を定期的にチェックし、過ぎたら処分するなど。


ところで人の物なら、これは使ってないよね?と指摘できたり、服が多いことが問題なんだ、などと問題点にも気づきやすいのですが、普段から使い、毎日のように目にしている物についてはなかなか客観的に見られません。


おまけに片付いていなくても見て見ぬふりをしているうちに見慣れてしまい、いつしか気にならなくなったりもします。


そんな時、部屋を客観的に見る方法が、映像に撮ることです。


デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能を使い、日頃から乱雑さや片付けたいなぁと気になっている箇所を撮影してみてください。
レンズを通してみると、現実が浮かび上がり改めて現状を見つめることができ、またイエ以外でも時間がある時に整理の検討をすることができます。
自分ではどうしたらいいのか考えられない場合でも、画像があれば、イエに来てもらわなくても人に現状を相談をできるメリットもあります。
ついでに写真を撮る時に各所のサイズを測っておくといいですね。


次に、そこが物であふれ片付かない(片付けられない)理由を探っていきます。


・そこでよく使うのに収納が充分でない
・未使用品、新品同様なのにもったいない
・いつか使う、やせたら着たい服など
・高かったから捨てるのが惜しい
・いただき物、家族の物、思い出の物ですてられないなど


物を減らし→仕舞い易く取り出しやすい収納→使ったら元に戻す→要らなくなったら処分
というのがすっきり暮らしのサイクルだと考えます。


それから、物を減らすことよって得られるメリットを思いつくまま手帳やメモ帳などに書き出してみましょう。
コツは次のように表現すると片付けるモチベーションが高まります♪


・オークションやリサイクルショップに売っておこづかいを増やす
・片付け易く、掃除がラクな部屋にする
・必要なモノがすぐに出せストレスが溜まらない生活をする
・すっきりした部屋で気分よく暮らしたい
・めんどくさがりで優柔不断な自分とさよならして、やればできる自分に変わりたい
・綺麗な部屋にして、幸運を呼び込みたい
などなど


ところで、巷でも断捨離がブームですが、のっかってなんでもかんでも物を捨てようというのではありません。
捨てるのは本当に不要な物と、物に対する執着心や物欲です。


使わなくても大切な思い出の物や、これでなくては意味がない記念の品などは、心のよりどころとして積極的に残した方がいいのです。
ただし、その残した大事な物は、いつでも見たり手にとれるように保管しておき、どこにしまったかわからないなんて死蔵品にしないこと。


こう書きながら実は我が家もまだまだすっきりとした暮らしとはほど遠いため、ああ耳が痛い〜と感じています。
改めて物を整理して、すっきりしたイエになった暁には、残ったものを長く大切に使っていきたいと思っています。


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