イエ・ハック ピックアップ賞
カニは、自分の甲羅のサイズに合わせた穴を掘って砂の中に潜ります。そこから、分相応ということを教えるたとえに使われる言葉ですが、私はモノの持ち方にも、収納力に合わせた持ち方が大切だと思っています。
何かを買いたくなった時、置き場所ある?収納は大丈夫?と必ず自問自答するのです。たとえばロングブーツ。色々なタイプがあると様々なお洒落が楽しめますが、収納時にかさばるのが難点ですね。
「¥○○かぁ、でもまだ今月はこのくらい使っても大丈夫ね」とお金のことだけを考えて買ってしまうと、次にもっと欲しいブーツが現れた時に、「収納しきれないから買えない、しょぼーん」となってしまうかもしれません。そんな先のことも考えて、収納力に見合った買い物をすることが大切だと思うのです。
さらに言うと、“モノの持ち方も腹八分目”。どんなタイプの収納でも、ギリギリ一杯まで詰め込んでしまうと、取り出すのが大変になって、詰め込んだモノがみな死蔵品になってしまいます。収納は活用するためのモノをしまっておくことですから、収納量は八分目以下。十分な空間を保っておくことが大切ですね。
そう考えていくと、倹約家じゃないのに本当に必要なモノを厳選して買うようになって、けっこうお金が貯まります。そこでこう考えます。「お店が私の倉庫なの」と。本当にモノが必要になったらその時買いに行けばいい、買わないでいることはお店を私の倉庫に使っているのと同じこと。そんなふうに考えると、あれもこれもと買い込みたくなる物欲が抑えられます。
こうしてモノの持ち方のルールが定まって収納力に余裕が出たら、本当に打ち込みたい趣味には、ちょっと無理が出来ますね。
私は布地が大好き。“イエ・ルポ 2” #042、THEME:「大量でうれしい!困った?我が家にたくさんあるモノ」の時に、私は「布だらけ、端切れだらけ」と書きましたが、
http://q.hatena.ne.jp/1253249454/234181/#i234181
あれからさらに端切れは増えています。だって、出会っちゃったら、それがもう運命なのですからw。
さらに布地好きが高じて、インドの民族衣装、サリーのコレクションにも熱が入っています。
http://q.hatena.ne.jp/1265345875/249557/#i249557
幸いどちらもあまりかさばるものではありませんから、これらは欲しくなったら、かなりルール無用で衝動買いしています。
そういうコレクションのための収納の余裕を得るためにも、これからも常に“蟹は甲羅に似せて穴を掘る”と“モノの持ち方も腹八分目”のルールを忘れずに買い物をしていこうと思っています。