「イエの中でイエ遊び」by id:maruiti


小さい頃から見立て遊びが好きで、特に「お家ごっこ」が昔から大好きな息子。
積み木やブロックで、イエを作り、その中でブロックで作ったロボットや乗り物、動物で遊んでいた。


最近はさらにその工夫に磨きがかかったきた息子。娘もそれを見ながら真似っこして遊んでいる。
そんな子供たちが熱中して遊んでいるのを見るのが自分は嬉しく遊んでいる背中をながめているのが至福の時だ。
本当は前からじっくり眺めたいが、自分(親)の視線は時として遊びを邪魔することとなる。


今年、息子が年中に上がり、たびたび一緒に遊ぶようになった年長さんの部屋では、大きなドールハウスがあり喜んで遊んでいるそうだ。
しかし、木のお洒落なドールハウスは、小さいながらもなかなかの高級品w


色々調べてみて、ハンドメイドのドールハウスなどの作り方が載っている本を発見!
これを見ながら近いうちに息子たちと一緒にドールハウスを作るのを夢見ている。


まずは土台作りから。
本格的なものは板を適当なサイズに切って作るのだが、手軽に作るのならプラダンボールや二重ダンボールなどを利用してもいいだろう。


でもせっかくなら最初に挑戦したいのは木を使ったシンプルな箱型のワンルーム
三面の壁の上に乗せた屋根は取り外せるようにしたい。


そして同じタイプのイエをいくつか作って、重ねられるようにしておけば、ある時は二階、三階建てのイエになり、
家族や友達と一緒に遊ぶ時には分けて数軒のイエにして遊ぶのも良し。片付けるのにも便利だ。


用意するのはハウスの材料となる木材と、手の一部となる道具たち、小刀・のこぎり・かなづち・釘、錐にカンナ・金尺など。
今までにも使ったことがある道具もあるが、初めて触る道具も沢山ある。でもきっと使っていくうちに、徐々に上達していくだろう。


ケガをしないように扱い方の注意はしつつ、基本的には作業は自由にさせてやりたい。
親父が自分に教えてくれたように工具の使い方を、今度は自分が息子に教えたい。


近頃は、小学校の授業で工具に始めて触り、上手く使えずケガをする子も多いそうだ。


イエでは音や場所の問題もあり、また必要にもせまられないので金槌や木槌を使ったりする機会が少ないからだと思うが、
工具の使い方は体感して覚えることが一番だと思うので、ドールハウス作りはまたとない工具を使った物作りの腕を磨くチャンス。


おまけにドールハウス作りは木工あり、ラグや人形の服、布団などの裁縫あり、食器や食材などの粘土細工に、壁紙やベッドなどの
紙細工ありと物作りの集大成でもある。


ドールハウス作りを極めれば、応用がきいて色んなパターンの物を作り出せるようになる。
また、家具や小物などアイテムを増やすたびに、確実に遊びの幅が広がっていき、とても楽しいものだ。


ただ、工夫することも大切で、欲しいと思ったものをすぐ作るだけではなく、あるもので代用応用することも大事なのである。


階段や机はブロックやレンガ積み木で作ったり、マッチ箱に紙を貼って机やベッド、テーブルに見立てたり。


昔、自分と弟が小学生の頃、共同で作ったドールハウスは三階建てで、先にあげたように分割できる仕様で、


床板以外はダンボール製だったが、こだわりの天井につけた照明代わりのライトはちゃんと光った。


もちろん作るうえで、自分達だけでは難しい部分があり、その時々で親父にも協力をあおいだのは言うまでもない。


こうして親子で協力して作った作品は丁寧に扱い、また壊れても直し、新たなアイディアが浮かぶとリフォームもしたw


ドールハウスは作るだけではなく、自分以外のものや人になりきって遊ぶことで、心の成長にもつながっている気がする。


そんな子供たちと自分はこれからも一緒に遊びつつ、そして時にはそっと支え、見守っていきたい。



»このテーマの投稿コメント一覧はコチラから。