「毎月朔日の和菓子お茶会」by id:TinkerBell


これは次の書き込みを読んで「わが家でも!」と始めたものですが、今ではすっかり恒例になっています。


■ 毎月朔日の日は id:vivisanさん
http://q.hatena.ne.jp/1206075372/153247/#i153247


伊勢神宮では、無事に過ぎた一ヶ月を感謝し、新しい月の無事を祈る「朔日参り」と呼ばれる風習があるそうです。
そこで、赤福ではその参拝客を月ごとのお菓子でおもてなししようと考えられたのが「朔日(ついたち)餅」で、季節にあった餅を1日にだけ販売するんだそうです。


月始めに神様にお参りをして爽やかな気持ちになりつつ、毎月違う季節感の餅菓子を味わう。なぁんてすてきなんでしょう。
というわけで、わが家は伊勢から遠いですし神棚もありませんから「朔日参り」はできませんが、代わりに、過ぎた一ヶ月の無事と今ある幸せを家族みんなで感謝しあい、季節の和菓子を楽しみながら迎える一ヶ月が良い日々でありますようにと願う、そんな家族のお茶会を始めました。


強制参加ではありませんが、それぞれの月にぜひ味わっておきたい季節感溢れる和菓子が好評で、ほぼ毎月家族の顔が揃います。
もちろん、どうしても誰かの都合が合わなければ、近い休日などに移動して開催することもあります。


このお茶会は「朔日餅」がお手本ですから、用意する和菓子は餅菓子が多いですが、時には違う種類の和菓子になることもあります。
手作りもあれば、老舗や話題の和菓子屋さんのものになることもあります。
家族それぞれがすてきな和菓子の情報にアンテナを張っていますので、何月はどんなお菓子にしようなどと家族で話題にするのも楽しみです。


合わせるお茶も、玉露あり番茶あり焙じ茶あり。
欠かせないのは抹茶で、まずは抹茶を点てて楽しんでから、急須で淹れるお茶でゆっくり続きを楽しむことが多いです。
抹茶といってもここではテーブルで楽しむ飲み物ですから、椅子に座ってちゃちゃっと点てちゃいます。


もう一つ欠かせないのは家族の語らい。
おいしいものを食べながらの語らいは、みんなが自然に笑顔になりますね。
そうすると、また次も笑顔で集えるようにという意識が働いて、自分のことも家族のことも大切にしていく毎日が過ごせたりします。
イエの幸せを作っていくためには一人一人のちょっとした心がけが大切で、これに棚からぼた餅はありませんが、テーブルに「朔日餅」は、自然にそういう気持ちを育ててくれるみたいです。


なお、上でご紹介した書き込みによると、


ほかにも伊勢神宮のすぐそばのおかげ横丁では、おすしやさんが「朔日粥」を1日の早朝から販売しているそうです。


とのことですから、甘い物が苦手な方がいるイエでは、旬の素材や月々の季節行事に合わせた素材を炊き込んだりトッピングしたりしたお粥で家族の時間を持ってみるのもいいかもしれません。
上記の書き込みでは、季節感あるお吸い物なども勧められていますが、そういうのもいいですね。


最後になりますが、私も、今回被災された皆様に心よりお見舞い申し上げさせていただきます。
こんな出来事に見舞われている最中にこういう書き込みをするのはちょっと迷いましたが、私も不安いっぱいの時間を過ごす中で、だからこそこういうわが家の姿を書き記しておきたいと思いました。
はてな義援金窓口で、東北地方太平洋沖地震義援金の受付が開始されたそうです。
http://d.hatena.ne.jp/hatenacontrib/20110312/1299904670
匿名でもできるようなので、私もこれからやってこようかと思っています。



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